今月の掛軸 bX−松無古今色
12月の掛軸は、臨済宗大本山方広寺初代管長である長山虎壑(こがく)(1845〜1918)老師の『松無古今色(まつにここんのいろなし)』にしました。
意味は
「松は古葉、若葉の交替はあっても、季節の移りの中でもその翠を保ち、古松に見る年月を経ても翠は変ることの無い一色平等である。」
この対句が『竹有上下節(たけにじょうげのふしあり』です。
意味は、
「竹の節には歴然とした節という上下の区別をみるが、同じ一本の竹には上下の優劣は無く平等である。」
禅語の解説は、福岡県宗像市にある安延山承福禅寺「今月の禅語より」。
禅語が持つ深い意味には、いつも感心させられます。
≪平成23(2011)年12月4日撮影≫ |
釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成23年12月5日(月):第232号】