方広寺 半僧坊真殿  場所の地図

 本山「方広寺」シリーズ第3号です。今日は、半僧坊真殿を紹介します。
 半僧坊真殿は、境内の左手奥の方にあります。位置は方広寺のHP「境内案内」を参照して下さい。
 半僧坊真殿の前にある案内文には、次のようにあります。

 半僧坊大権現(はんそうぼうだいごんげん)
 正平5(1350)年中国天台山での修行を終えられた開山さまは、正方の禅を伝えるために明州を船出、帰国の途につかれたが途中、東支那海に大暴風雨がおこり、ご乗船はいまにも難破しそうになりました。
 このとき、眼光炯々(けいけい)たる一偉人が船首に出現し「われ、この船を守り、禅師を護り奉って必ず故国にお届けつかまつらん」といって船師を指揮し、無事に博多の港にお着けしました。
 後に開山さまが、この方広寺を創(ひら)かれたとき、また先の偉人が現われ「お弟子にして頂きたい」と懇願、開山さまから
「汝はそのままで半ば僧である。あえて剃髪するに及ばず」とのお許しを得て開山さまに仕え、末永く当山の鎮守として方広寺を守護されております。それが半僧坊大権現であります。
 半僧さまのご神徳はあらたかで
厄難消滅・海上安全・交通安全・火災消除・その他霊験を得る者多く全国に数十万の”半僧坊信者”がおります。

≪平成23(2011)年9月10日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成23年12月4日(日):第231号】