施餓鬼準備@
8月に入ると、集落ごとの棚行がはじまります。そこでは集落ごとに、ご先祖様を供養する堂施餓鬼会が行われます。当山では、4つの集落で堂施餓鬼会が行われています。そして、兼務住職をしている海源寺と当山の2ヶ寺では、山門施餓鬼会が行われます。
その、堂施餓鬼会や山門施餓鬼会において用いる施餓鬼棚に飾られる幣や幡の準備が必要になります。施餓鬼会の回数分必要になりますので、6セットの準備をします。
今日は、施餓鬼棚の中央に飾られる「幣」の準備をしました。略式もありますが、正式のものですので「大幣」とも呼ばれます。次の手順で作ります。
@美濃紙および半紙を上から青・黄・赤・白・黒 の順に重ねます。 |
A作る幣の大きさに截断し、半分に折ります。 | B折り目側をやや狭くし、2つの切り目を 入れます。 |
Cさらに上から3つの切り目を入れます。 | D折り目側の半分くらいのところを、斜めに 切り落とします。 |
E折り目側を持ち、反対に垂らすと できあがり。実際は、竹に縛り飾ります。 |
≪平成23(2011)年7月13日撮影≫ |
釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成23年7月15日(金):第89号】