開運大黒

 とうとう第50号になりました。記念すべき50号をどうしようかと考えていましたが、現在釣月寺で売り出し中の開運大黒に関してのエピソードの紹介にします。(ちなみに、昨日までにカウンターは150件になりました。)
 平成21年10月3日(土)に、本堂北側の祠から本堂へ開運大黒を移しました。大工さんをまじえて、この移設のために集まった強力の猛者が6名程、天秤でかついだり、板の上をゆっくりすべらしたり、軽トラックで運んだりして、一日がかりで移動を終えることができました。総ケヤキづくりのため相当な重量です。本体は右側1/3のところで2つに分解できるようになっていました。そして俵が2つの計4個に分けて移動しました。
 本体は2つに分かれます。その結果、大正13年から平成21年までの85年間、日の目を見なかった貴重な当時を偲ぶ記録等を見ることができました。それらを写真に撮り、再び組み立てられて、本堂に安置されました。

本堂に安置された開運大黒
≪平成21(2009)年12月19日撮影≫


願主・発起人等の記載

維時 大正拾参年甲子年
    甲子月甲子日彫刻
  雙瀬山釣月禅寺
    現住二拾世
願主   鎌田泰山代
      全  智信
      全  守道  小春
      全  泰道  のぶ
 発起人総代
       近藤伊三郎
       遠山 浪吉
 世話人
       門林 太一
       小林 康徳
       門林 新作
       近藤幸四郎 
彫り師・大工等の記載

岡崎市康生町
     水越市太郎
     伊奈 清治
     石川 藤吉
     近藤 三治
   千原田
 大工  夏目 末吉
開運大黒の切り目に書かれている「大黒天福徳圓満陀羅尼経」の経文。
≪平成21(2009)年10月3日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成23年6月6日(月):第50号】