20th J.O.R.S.(Jimny Off-Road Sprits)


20th J.O.R.S.トライアル大会を開催致しました。

日付 2002年7月28日(日)
場所 
富士ヶ嶺オフロードコース

    山梨県西八千代郡上九一色村本栖字割石212

今回は85台のエントリー(参加82台)を得て、6セクションを設定し開催いたしました。
今年は5名の女性エントラントの参加がありました。
また、昨年に続き関西方面からも参加者があり、最遠方は大阪府から参加して頂きました。

今回のテーマは「広く長いコースの複数のルートから自分にあったルートを選択する」でした。
各セクション共、複数のルートからの選択に悩み、楽しんでいただけたと思います。

第1セクションはモーグルを利用したSSとして設定いたしました。
モーグルを超え、外周路を大きく廻りまたモーグルを戻ってくるというコースでした。
ここのセクションは入口と出口以外の部分ではコース破壊以外は減点をとらないこととしましたが、1人目のエントラントがいきなりコースポールを曲げるというスタートでした。
ここで最速だったのは「ゼッケン16」JCJ信州の新田正好氏のSJ40で50秒27、二番手は3位に入賞した「ゼッケン11」郡友四駆会の永井孝男氏のSJ30、以下2サイクル車輌が好成績を残しているのは意外でした。
一番時間がかかった車輌はJA11と新型車両でなくても大丈夫であるということを証明してくれたと思います。
何台かはスピードの出し過ぎでコ―スを破壊し、またモーグルで転倒した選手もいました。


第2セクションは下の広場際のマッドコースを使用しました。
スタートしすぐタイトターンしステアケースを超え、泥の中を走り一山超えキャンバーを通過しタイヤの登り、さらに泥の中を戻りスタート地点に戻るというのが基本のコースでした。
昨年も同じ部分を利用しましたが、今年は一段と難しかったようで、今大会一番の難セクションとなっていました。
コースインとともに展開する幾多ものルートの選択肢に惑わされたエントラントも多く、上級者でも判断を誤るとタイムオーバーしてしまうほどでした。
バックを覚悟した初心者が多数走破していたのに比べ、0点狙いの中上級者が苦戦していたりと面白いセクションであったと思います。
クリーンは「ゼッケン42」チームなかよしの川田伊都美さんと「ゼッケン47」土舞路駆の高田竜彦さんの2名のみで、入賞者にはクリーンがいないという結果になりました。


第3セクションは広場下のタイヤを利用したコースです。
上部から1段目のタイヤを越え右へ下り、その後ルートを選択しスタートに戻るというコースです。
戻りルートにはクリーン狙いだと大タイヤ越え、堅実に行くなら減点承知でタイトターンを必要とする迂回ルートを行くかが選択できるようなコースの設定をしました。
両コースともさらに複数のアプローチが可能だった為各選手の個性が出せたセクションだと思います。
ジムニー以外の車輌(エスクード、パジェロ)でも通過可能なコースでしたが、表彰台を狙う為にはタイヤ越えを選択せねばならず、このセクションが原因で表彰台を逃した選手もいたようです。


第4セクションは上の広場右手の林間を使用しました。
上部のロックのガレ場をスタートし、林間ルートを通り下部の埋めタイヤを超えてスターと地点に戻るというコースでした。
ここも広く長いコースを設定しましたが、ポイントと思われた埋めタイヤの登りとガレ場の上りが思ったほど荒れず上位陣はほとんどクリーンで通過していきました。
10点をもらった選手も多かったようですが、最下位の選手は減点3で通過しているなど選択さえ誤らなければ小減点で通過が可能でした。


第5セクションはコース上部にあるロックのバケツです。
ガレ場のヒルクライムをスタートし、右回りにバケツに進入しその後中央の岩を旋回(左右どちら廻りでも可)しバケツから出て右ターンでゴールするコースです。
バケツ内部に設置されたポールにより旋回方向の選択を惑わされたエントラントが多かったようです。

そのなかでもランドクルーザー80で参加された「ゼッケン50」NNE with パクパクアップルの加藤直樹氏があと一歩でクリーン、惜しくも2点で通過したのは見事でした。


第6セクションは外周路上部を利用したコースです。
ガレ気味のショートヒルクライムをスタートし登りきって右にターン、その後外周部分を左右どちらかに廻りタイトターンしてスタート地点まで戻るよう設定しました。
登坂後の右周り、左周りの選択があり、セクション全体を『P』字とみるか、『9』字と捉えるか判断の難しいセクションであったと思います。
難易度的には甲乙つけがたく、エントラント各自の走り方により選択していたようで、偏ることなく分かれていたようです。


今回減点10を取った最上位は19位に入賞した「ゼッケン77」の北村耕地さん、逆に減点10を取らなかった最下位は40位同じく「ゼッケン2」チームやつあたりの北川英司さんでした。
又リタイヤは0台、すべて10点の選手はいないとほぼ皆さんに楽しんでいただけた大会になったと思っております。
昨年に続き、奈良や岡崎からも参加していただけただけ出なく今年は大阪からも参加していただきました。
回数を重ねていることも有り参加を楽しみにしていただけるレースに育ったと感謝しています。
参加車両はほとんどがジムニーでしたがパジェロやエスクード等の参加もあり、ジムニー以外で1番上位となったのはなんと「ゼッケン50」NNE with パクパクアップルの加藤直樹氏のランドクルーザー80でした。

各賞典ですが
    優勝は「4×4MUDMAX」石井浩詞さん(減点2、クリーン数3、SSタイム55秒99)
    2位に「J&Jwith遊」藤井眞治さん(減点4、クリーン数2、SSタイム58秒24)
    3位に「群友四駆会」永井孝男さん(減点5、クリーン数3、SSタイム50秒49)
    4位に「4×4MUDMAX」の勝間田裕樹さん(減点5、クリーン数3、SSタイム52秒52)
    5位に「トライフォースレーシング」田中哲也さん(減点5、クリーン数2、SSタイム55秒95)
    6位から「チームなかよし」小保方英雄さん(減点5、クリーン数2、SSタイム60秒33)
    レディース賞1位は昨年もレディース1位となった総合12位に入賞した「JCJ信州」の中野彰子さん(減点6)
    レディース2位(総合14位)に「チームなかよし」の川田伊都美さん(減点7)
    レディース3位(総合27位)「土舞路駆」の島田敦子さん
    当日賞28位には「JCJ信州」の菊池勇司さん
    20回賞には20位「一走入魂」の荻原義孝さん
    マガジン賞には44位「トライアルギャング」吉田希子さん
    SS賞として「JCJ信州」の新田正好さん
    その他飛び賞として15位、25位…75位の方達
    残念賞や真中で賞などたくさんの賞を設定させて頂きました。



JCJの本部、支部(湘南支部、三島支部、埼玉支部、北東京支部)等のお手伝い、資材をお貸しいただいたIMPSクラブ様、JCJ猿ヶ島支部様、JCJ信州支部様、又協賛各社様のご厚意により今大会も無事終了いたしました。

今回の当日参加スタッフは38名、内オフィシャル数22名、その他事前作業のみのメンバーも2名の計40名でした。
改めて御礼申し上げます。
今後もご協力、ご協賛いただいている皆様のご意見を参考により良い大会に育てていきたいと考えています。

PS 当支部ではありませんが、第20回JORSの様子をホームページにアップして頂いております。よろしければご覧ください。
     JCJ湘南支部様  http://users.hoops.ne.jp/jcjshonan/020731/1.htm



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