3月20日(水)


ハタゴイソギンチャクにつくクマノミは黒くなるそうな大きさにびっくり。シロボンボンウミウシ(仮称)
正面顔はなかなか見せないネッタイミノカサゴナガレハナサンゴにつくアカホシカクレエビの仲間(和名なし)

今回は、寒ーい赤沢じゃなくて、暖かい沖縄・座間味島からお届けします。

昨日(3/19)の飛行機で来て、那覇に一泊したのですが、前の日にひいた風邪が悪化し、早々とホテルに戻って寝てしまいました。飛行機の中ですでに耳がおかしくなって、まったくぬけない状態でしたが、アルコールが入って完全に詰まってしまいました。

一夜明けてみると、大量に飲んだ風邪薬のおかげか、少しは楽になりました。でも相変わらず耳はぬけません。不安を抱えつつ、泊港北岸から「クイーンざまみ」に乗ります。

座間味まで約1時間、大きな揺れもなく、寝ている内に船は阿嘉島を通り過ぎ、座間味に入港します。
桟橋に大きな待合所ができていたり、新しい浮き桟橋(8月から就航予定の新船用)ができていたりと、4年ぶりの座間味港はすっかり変わっていました。でも一歩村に入ると、これだけは変わらないゆったりとした時間がありました。

でもそうそうゆったりもしていられなくて、ダイビングの支度を始めます。水温は21〜22度くらいなので、フルスーツならウェットでも大丈夫ですが、合わせて5人の客の内、3人がドライでした。ガイドのほうは・・ドライスーツでした。負けたかも。

今回のサービスは「ダイブイン浜」で、港のそばにあるので、最初からスーツを着たままボートまでとことこと歩いていきます。小さな船に乗って出発です。

1本目は、「男岩(うがん)」。島の北側に海から突きだした、とがった岩の周りがポイントです。波のあたらないところに船をつけて、さっそくエントリーします。

入ってみると、下はサンゴがびっしりと生えていました。心配していた耳のほうは・・・案外簡単にぬけました。サイナスのほうはちょっと違和感がありますが、耳はあっけないくらいスポスポとぬけていきました。陸上でやるのと、実際に水に入ってするのとでは違うようです。

心配事がなくなったので、リラックスして進んでいきます。ハナヒゲウツボをながめたり、ムロアジ(オアカムロだと思う)の群れがかたまりになっているのをおいかけたり、ベニゴンベをのぞきこんだりしながら泳いでいくと、なぜかみんなの視線が後ろのほうへ向いています。振り返って見ると、そこには1匹で泳いでいるコバンザメがいました。くっつこうとしているのか、まるで逃げようとしないでまわりを回っています。

何かうなるような音がしているので、息を止めて耳をすましてみると、それはザトウクジラの歌でした。「くおおぉぉぉ〜ん、くおおぉぉぉ〜ん」といった感じの音がとぎれることなく続いています。しばらく動かないでクジラの声に聞き入っていました。

根の先端にいくと、クマササハナムロの群れが青い色をきらめかせながら通り過ぎていきます。タカサゴは単独で泳いでいますが、大きくて太いのがたくさんいます。さっきのムロアジのかたまりも、まだそこにいました。

戻ってくる途中、ショウガサンゴ(俗称)の大きいのがあったのでのぞきこんでいくと、オオアカホシサンゴガニやカスリフサカサゴ、ダンゴオコゼといった定番ものが間にはさまっていました。

男岩のほうへ戻ってきたところで、ガイドのマミさんがフロートを打ち上げて安全停止をします。浮上すると船が近づいてきて、エキジットします。
浮上中少しサイナスがブロックされましたが、差し障りなく上がってこれました。

いったん港に戻り、宿で昼食をして、少し休んでから2本目にいきます。今度は近くで、嘉比島の西にある、「ボツボツサンゴ」です。ここはとにかく魚の種類が多いところでした。特にスズメダイの仲間が多いとのこと。実際入ってみると、魚だらけという感じです。でもカメラを向けるとサンゴの間にささっと隠れてしまうので、なかなか撮るタイミングはつかめません。

ここでのハイライトは、シロボンボンウミウシ(仮称)でした。珍しいと言われるこのウミウシでしたが、それが一カ所に4匹も集まっていました。
そのうち2匹は、くっついていたので交接に入るところかもしれません。真っ白な体に、同じく白いこぶこぶがついて、えらもやっぱり白と、徹底的に白いウミウシです。結構大きくて、いなりずしくらいの真っ白なウミウシが集まっているところは、とても不思議な感じでした。

最後に同じように安全停止をして、上がります。帰ってきてもまだ日は高く、暖かいところにちょうどいいくらいの風もあり、なかなか快適でした。


戻る 次へ