ネンブツダイにクロホシイシモチ(今年は混ざっている)、クロイシモチ、コスジイシモチなどのペアリング・子持ち・マウスブリーディングが、いろんなところで見られます。中には普通の倍くらい卵をお腹にかかえたネンブツダイのメスがいたりしますが、あんなにたくさんはどうみてもオスの口の中に入らないぞ。産卵の瞬間は、さすがに見せてくれません。
たくさんいます。このあたりに住んでいるものは、タカサゴヒメジ、ヨメヒメジ、ホウライヒメジ、ヒメジ、ウミヒゴイ、などなど。死滅回遊ものでは、コバンヒメジ、オジサンのこどもが見られます。
そうそう、こどもではありませんが、ホウライヒメジ(よく似たオキナヒメジの可能性もあり)のものすごい群れにも出会いました。ダイバーにおかまいなしに進んでくるので、まるでホウライヒメジの激流に巻き込まれたようでした。
砂地の少し上を細長いベラギンポがゆらゆらしているのは、夏によく見られますが、その中にクロエリギンポが混ざっています。図鑑によると、一応住み分けているということですが、住める場所は限られているのでしょうか(砂地ならどこでもいいってわけではないみたい)。
砂地にはアサヒガニが隠れています。かなり大きくて、片手でやっと持てるくらい。ちなみに、卵を抱えています。あまりいじめてはいけないと思いつつ、今日も掘り出してしまう・・・。アサヒガニは横向きに歩かないのは、みなさんご存じですね。
見てしまいました。夕方の、もう6時過ぎ、あたりは暗くなっています。泳ぎながらふと横を見ると、何かがふらふらと昇っていきます。とがった頭に細いからだ、とくれば、ヤマドリです。オスとメスがくっついて、夕暮れの海の中を昇っていきます。てっぺん(どの辺がてっぺんかはヤマドリに聞いてくれい)にいくと、卵と精子を出して(暗かったので見えなかったけど)終わるとすごい勢いで底に戻っていきます。その速いこと速いこと。後で聞くと、午後のダイビングで、それらしい前触れがあったそうです。
しばらく見なかったタツノオトシゴが復活しました。海藻の間に隠れているので見つけるのは難しいのですが、いると信じて探せば見つかります。一度見つけると、目ができるので、次からは割と簡単に見つけられるようになります。なお、見た後はちゃんと海藻の中に戻しておきましょう。カワハギが横でねらってますから。
チョウチョウウオの仲間は少ないですが、トゲチョウチョウウオの幼魚が来ています。他は、キヘリモンガラ、ツマジロモンガラ、ヨスジフエダイ、クマノミ、オヤビッチャ、ロクセンスズメダイ、ギンガメアジ(またはその仲間)といったところが見られます。ハギの仲間のこどもも何種類かいるのですが、種類が特定できませんでした。ちゃんと写真を撮らないとなー。
また、死滅回遊魚とは違うかもしれませんが、キツネベラの成魚(小ぶりですが、模様は成魚のもの)も1匹います。