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ヒメギンポの婚姻色にもいろいろあって・・・ | 青いすじが残っているのもいます |
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でもやっていることは・・・ | 同じです |
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あまり見かけないオビアナハゼの成魚 | たぶんその幼魚です |
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ヒョウモンダコですが、わかりにくいと思います | 君はいつ見てもいかつい顔だね |
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きょとんとした顔その1 | きょとんとした顔その2 |
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えっこらさ、えっこらさ | 足みたいなひれを使って移動中です |
生き物のほうはというと、まず、ヒメギンポの恋の行方から目が離せなくなりました。確認できたところでは3カ所にペアができています。去年の台風で転がってきた大きな岩のオーバーハング。もう一つは通称「マツカサ穴」と呼ばれる穴の入り口、そして最後のペアは、水深17mぐらいの岩の下にいました。オスが婚姻色になってるのは前回もお知らせしたとおりですが、メスも婚姻色になってきました。オスのように体の色がかわってしまうことはありませんが、それでも頭としっぽが黒くなっています。
また、よく見るとオスの婚姻色にも微妙な違いがあり、頭が真っ黒になってしまうのもあれば、黒の中にも青い網目模様が残っていたりといったバリエーションがあります。
すでにメスも婚姻色になっているので、オスが追いかけても逃げません。オスはメスの周りをぐるぐる回ったり、隣り合わせに平行の位置をとったりしています。そばに並んだときには尾びれを細かく震わせます。どうやらこれが、メスを促す動きのようです。それでもメスが反応しないと、また周りをぐるぐると回り、いつまでもいつまでも繰り返しています。そうこうしているうちにメスが岩の奥に引っ込んでしまい、オスはその後を追いかけていきました。奥の方に行っても、やっぱりオスは飽きることなくメスの周りを泳ぎ回るのでしょう。
この前見つけたベニイザリウオは、同じ岩のところにいました。でも今度は隠れ方が上手(?)になり、カメノテの中に入っていました。同じ色のカイメンだけが隠れ場所ではないようです。見つかったとわかるのか、手(ほんとは胸びれだけど)を使ってよいしょよいしょと移動を始めました。小さいのでリーチが短く、移動速度は遅いのですが、一歩一歩せいいっぱい足(ほんとは胸びれだけど)をのばして歩いていく姿はいじらしくも感じられます。と言いつつ、しっかり写真には撮らせてもらいましたけど。
少し離れた岩には、割れ目のところでオビアナハゼの若魚がじっとしていました。まだ体が小さく、それでいて頭が大きく、しかも目も大きいので、頭でっかちにスマートな体というアンバランスな組み合わせになっています。近づいてよく見ると、体の模様はとても複雑です。ひれの模様も合わさって、カイメンなどが付いた岩の上用の迷彩色になっています。それだけにふつうの岩の間にいるとやたら目立ってしまうという欠点はあるのですが。
ヒョウモンダコも見つけました。岩にはりついて、岩と同じ色になっています。最初に見たときはオニカサゴの小さいのかな、とも思ったのですが、それにしては目や口が見えないし・・・よく見ると胴体から足が出て岩の上にしがみついてるし、目は「タコ目」だし、そう思ってもっとよく見ると岩の色の中に青い斑点があります。こりゃヒョウモンダコだと気がついたので、デジカメの角を近づけてみると青い斑点が濃くなります。せっかくのカモフラージュが台無しですが、海中生物は色が見えないのでこれでいいのでしょう。それにしても、斑点が濃くなるってことは見つかったのに気がついたからなのかそうでないのか、フラッシュを浴びせてもじっと動かずに岩のふりをしていました。
いなくなっちゃったと思ったハタタテダイですが、なぜか戻ってきていました。ちょっと遠くですが、3匹の編隊とすれちがいました。すっかり成魚の大きさになっているし、泳ぎ方も弱っている気配がないので、ひょっとすると越冬するかもという期待をいだかせます。毎回見に行けない場所ですが、できる限り見守っていきたいところです。
おなじみのクマノミは、まだまだ元気です。なぜかイソギンチャクが引っ込んでいたので、これはチャンスとデジカメを近づけます。ちょこまか動くのは相変わらずでしたが、イソギンチャクの触手が短くなっているので邪魔者は少なくなっています。それでも後ろを向かれたり、微妙に体をそらされたりして苦戦のあげく、やっと正面顔を一枚撮ることができました。正面から見たクマノミは、何かを問いかけるような顔でした。
一方、長い間みんなを楽しませてくれたナンヨウツバメウオの幼魚は、いなくなってしまいました。毎年1月に入った頃にいなくなるというパターンが続いているので、やっぱりねと思う反面、さみしいことではあります。
先週あたりに別の個体がいたとの情報もあったのですが、こちらも見つからず、やっぱり冬には耐えられないようです(まあ名前からして伊豆向きではないんだけど)。
一抹の寂しさを残しつつ、でもじっくり見ると味わいのある1月の赤沢の海でした。