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あいかわらずちびですが、今年もよろしく | 空を見つめて何思う、ヒメギンポ |
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ツユベラの幼魚がいました | サイコロみたいなシマウミスズメの若魚 |
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周囲にまぎれ込みそうなトウシマコケギンポの顔 | ホソウミヤッコの顔をズームアップ |
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ぼくがどこにいるのかわかるかな | こうするとわかるでしょ、のベニイザリウオ |
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まだほんのちびですが、しっぽもあります |
元旦の朝は、曇り空から始まりました。ちょっと肌寒い正月です。
まずは港のそばにある小さな神社に初詣をして、次に防波堤の先まで歩いていって、海に酒と塩と米をまいて安全祈願もしました。今年も安全に、楽しいダイビングができますように。
エントリーすると、浅いところには去年に(といってもまだ昨日のことだけど)引き続きボラの稚魚が雲のように群れをなしています。きらきらと輝いて、魚の少ないエントリーポイントに彩りをそえています。その中を突き抜けて進んでいきます。
防波堤のあたりで上を見上げると、イワシの群れが思い思いの方向を向いて群れています。外敵がいないので、のんびりした感じです。そして下を見るとちぎれ藻にまぎれてカミソリウオがゆらゆら揺れています。ドライにまだ不慣れなK林さんご夫妻、まだ停まるのが苦手なのですが、魚だってわかったかな?
防波堤裏の細長い岩には、オビアナハゼが隠れていました。まわりの海藻の中から目だけだけがきょろりとしています。見つかっても動かずにいますが、一度見つけてしまえばもうこっちのもの、じっくりと観察してやります。
そこから少し離れた岩場には、テングサの間にオビテンスモドキが隠れていました。しばらく見なかったのでいなくなったかと思っていたのですが、どっこい生き残っていました。うれしいことです。
ヒメギンポがいつもいる岩(以後、ヒメギンポ岩と命名)には、今日はメスだけでした。オスはどこかへ行ってしまったのか(浮気か?)見当たりません。でもメスのほうは別にさみしそうなんてことはなく、岩の裏側に逆さまに張りついていました。まだ婚姻色になっていないくらいですから、愛情もわかないのでしょう。
午後は天気が良くなりました。でも気温は上がらず寒い元旦でした。
明けて2日、今日は朝から晴れました。風もなく、海はちょっとうねりが残る程度。メンバーがそろったので、ちょっと深めに挑みます。
浅い場所をひたすら泳いでいくこと約10分、透明度は良く、15mの水底がはっきりと見えます。だいたい来たなと思えるあたりで底に向かって潜降していきます。
底近くに行くと、まずシラコダイが5〜6匹群れているところにぶつかりました。メバルも何匹かで上を向いて漂っています。
岩の陰を見ると、ちらっとオレンジ色のものが目に入りました。おやっと思ってよく見ると、オレンジ色の体に白い斑紋、ツユベラの幼魚でした。岩の下のすき間に隠れてしまいますが、待っているとまた外に出てきます。でも近くで見ようとするとやっぱり隠れてしまいました。だから写真も遠くからのものしかありません。
岩場と砂地の間を上を見たり、下を見たりしながら戻りはじめます。砂底ではアカヒメジが3匹ほど、砂を掘り返しています。この魚も、はじめに見たときはまだ小さかったのですが、いまではすっかり成魚の大きさまで成長しています。黒っぽい岩場を背景にするとひときわ映えて見えます。
岩の間にはミゾレチョウチョウウオが、岩についている藻をついばんでいました。近づくとそっぽを向くのですが、ちょっと振り返ったところでシャッターをパチリ。でも体がななめになってしまいました。
岩の下や穴をのぞきながら帰っていくと、ヒメギンポが他にも何匹か見つかりました。最後のヒメギンポ岩にもペアになっていて、合計5匹。去年はせいぜい3匹くらいだったので、今年は少し多いです。メスが1匹だけのところもあったけど、そのうちオスが来るかもしれないからあと1匹増えるかもしれません。
午後は一転して、細かいものをちまちまウォッチングにしました。まずは防波堤のところでカミソリウオを発見。今まで見つかっていたものよりも小さいので、おそらく新顔と思われます。2匹でペアになっちゃうとわりと同じ場所にいるようになるのですが、1匹だけだと相方を探そうとしているのか、あちこち動き回ってしまうので、手を焼かされます。いっそのこともう一匹とペアにしちゃおうかとも思うのですが、オスとメスかどうかわからないのでうまく行く保証はありません。
次は、ブロックの側面にある穴(たぶんケヤリムシの跡)から顔を出しているトウシマコケギンポです。一時期いあくなっていたこともありましたが、戻ってきました。でも背景と似たような色をしているので、今一つぱっとしません。
防波堤の裏側にまわって、石の間にいたキリンミノカサゴを見つけました。なぜかいつも下を向いて、特に今回は石の間に顔をうずめるようにしていたので、写真を撮るには都合の悪い位置です。周りを取り囲んでも、毒で身を守れると確信しているのか、まったく動こうとしません。全体を撮るのはあきらめて、顔だけをアップでねらってみました。
細長い岩まで来て、タツノオトシゴがいたというので腰を据えてじっくりと表面を探っていきます。と、長細いものがなにやら怪しい動きをしていると思ったら、ホソウミヤッコでした。全体を撮るとわけのわからない絵になるので、顔だけをアップで撮ってみるものの、やっぱり顔だけでも細長くて迫力に欠けます。
じっくりと岩を探りながら反対側にまわっていきます。タツノオトシゴは見つからず、あきらめかけたところでオレンジ色のカイメンのところで何か変なものが目に留まりました。平たいカイメンになにやら丸いものがあって、点が二つ並んでいます。これってイザリウオ?と思ってじゃあエスカ(釣り竿)は、と目を近づけますが、小さすぎて確認できません。仕方がないので鉛筆の先でそっと、外に出てもらいました。すると、おおっ、足もひれもある、やっぱりのベニイザリウオのちびでした。大きさは2cmくらい。小さな目がやっと見えるかというところです。それでも足代わりのひれで踏ん張っているのは、まぎれもないイザリウオの姿でした。
そのあとはオビテンスモドキの子供(といっても最初に見たときよりは大きくなっている)を追いかけ、ヒメギンポ岩で折り返し、最後は砂地に出てナンヨウツバメウオの子供を見て帰りました。潜水時間は71分。さすがに寒いです。
3日は朝からみぞれ混じりの雨がぽつぽつと、寒い朝になりました。いつも正月3が日は晴れるときが多いのに、今年は去年に引き続き、どうも天気が安定しません。
今日の海の中は赤沢には珍しく、ウミウシ類の多い日でした。まずは××ウミウシ(名前がわからなかった)、そしてコモンウミウシ、少し離れてアオウミウシと3つ連続で見つかりました。どれも大きさが2cmくらいの小さいやつでしたが。そして午後はアメフラシ、ミヤコウミウシの2種類が見られました。
砂地にはヨウジウオが立ち泳ぎをしていたり、岩の上にはキヌカジカが隠れていたり、ミミイカが墨をはいて逃げていったり、オトヒメエビを上からのぞきこんだりして戻ってくると、岩場にアジが落ちていました。生き餌釣りの餌になっていたのが、糸が切れてそのまんまになっていたので、ウツボの鼻先に持ってくるとあっと言うまもなく食いついてきました。その力の強いこと、しばらく引っぱりっこをしましたが、針がはずれてウツボの勝ちでした。これであのウツボはアジの味をおぼえてしまったから、今度生き餌釣りをするとウツボが釣れるかもしれません。
そして4日、朝から上天気、気持ちの良い青空が広がっています。よし海だ、と思ったのですが、昨晩通過した低気圧の影響か、南から大きなうねりが打ち寄せていて、ごおんごおんと鳴っています。これは無理と見て、ダイビングは中止、引き揚げとなりました。
連休最終日の前日というUターンラッシュのピークに帰ることになってしまったわけですが、やっぱり道は混んでました。日のある内に帰ろうなんて甘い考えは・・・熱海の手前で散りました。