身体に効く栄養成分・食材・調理方法
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ペリエ
南フランス・プロヴァンス地方のヴェルジューズ。
その小さな村に、世界的に有名な天然
発泡水、ペリエの源泉がある。
ペリエの歴史は古く、紀元前２１８年、カルタゴの名将ハンニバルが遠征中にペリエの泉
で喉の乾きを潤したことが伝えられている。
また、ナポレオンV世もペリエをフランスの
誇りと絶賛して、瓶に詰めるよう命じたという。
その美味しさはやがて〃水のシャンパン
〃にたとえられるほどで、今ではフランスはもとより世界中で楽しまれている。
この水
の誕生は一憶四千万年以上も昔の白亜紀といわれている。
プロヴァンスの地下五千メート
ルで大規模な地穀変動が起こり、その時に出来た亀裂や断層を伝わって上昇した天然ガス
が地下水に溶け込んで生まれた。
その地下水は、砂礫や石灰岩層、粘度層など幾層にもわ
たる地層を通ってきた水と、地下深くから湯き上がる火山性の鉱泉水がブレンドされたも
の。限りなくクリアで、健康維持に欠かせないミネラルがバランスよくたっぷりと含まれ
ている。
水の美味しさはこのミネラルのバランスに関係している。まず、大きな目安とな
るのが「硬度」である。
これはミネラルウォーターとカルシウムイオンの合計質量を数値
で表したもので、硬度の数字が大きいほどミネラルがたくさん含まれる「硬水」に分類さ
れ、小さければミネラルの含有率の低い「軟水」に分けられる。
一般的に、硬度が高いほ
ど味わいの個性が強くなるのだが、おいしさの素となっているカルシウム、苦味の素とな
っているマグネシウムのバランスも大切である。
ペリエ自体は硬度が高く、カルシウム
に富んだ水。
しかし、水に苦味をもたらすマグネシウムが少ないので、個性の強い硬水で
あっても飲みやすくさっばりとした味になっている。
しかも人工の炭酸水よりもガス圧が
抵く、気泡も細かい天然の炭酸なので、清涼感に優れた飲料として人気が高い。
フラン
スでばこの炭酸が胃に適度な刺激を与え、食欲を増進させてくれるとあって、食前酒とし
てよく飲まれている。
まさに食欲の呼び水なのだ。
もちろん、目の中がさつぱりとするの
で食間や食後にもふさわしい。
クセがないためどんな味とも見事に調和し、オレンジやグ
レープフルーツ、レモンなど新鮮なフルーツジュースと組み合わせれば、爽やかなスカッ
シュも簡単につくることができる。
そして、このように様々に楽しむことができるペリ
エに、新しく「ペリエ・アートボトル」が登場した。
これはアメリカの若手アーティスト
によって、ポップでカラフルなデザインが施されたペリエ。
軽やかなイメージも加わり、
アメリカでは前年比１５０パーセント以上の売上を達成したレストランが続出するほどの
大ヒットを飛ばしている。
現在、日本ではご３３０ミリリットルサイズが出ているが、こ
の八月からは七百五十ミリリットルサイズも入荷される予定だ。
（ペリエジャポン株式会社）