十王①-【秦広王(不動明王)】

 本堂内陣・本山様が安置されている須弥壇の裏側に十王像が安置されています。
 十王については、よく聞かれますので、ここで解説します。
 人が亡くなってから冥界に行くと、冥界の住人である大王により七日ごとの審判が行われます。遺族は、それに併せて、七日ごとの法要を行い供養することによって、その善行が故人にも及び、故人の魂が少しでも早く極楽に行くことができるという信仰からです。ただし、実際の大王は、仏様が姿を変えて役目を果たしていると言われています。これを本地仏といいます。
 最初の七日目・初七日(しょなのか)担当の大王は、秦広(しんこう)王といい、本地仏は不動明王です。亡者の生前に行った殺生についての罪科を審判します。
 先代が遺した十王経物語の秦広王も併せて示します。 

須弥壇裏側の十王像 秦広王(不動明王)

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和8年6月24日(水):第5453号】