子育て観音修復過程②
修復工程の解体作業について、次のように報告書にあります。
1 解体
修理前の写真撮影後、苛性ソーダ《医薬用外劇物》を用いた溶液に浸け、仏体彩色劣化・ほこり・虫食い等を取り除きます。仏身・岩座の彩色・下地を丁寧に木地から剥離させていきます。剥離工程は木地をなるべく痛ませないように慎重に作業を行います。本来の仏師が製作した彫刻の状態に近づけて行きます。解体は、彩色・下地を剥がし木地の状態に戻しながら解体を行います。仏体・岩座を日蔭干しで数日と時間を十分に掛けて乾燥させ木地修復の工程に入ります。修理前の写真を基に木地修復を行います。仏身の飾り金具(宝冠・胸・耳・下がり)は新調と致しました。
次のような工程毎に記録写真が納入されています。
①修理前【第5409号】
②解体し、洗い、乾燥
③木地直し、下地塗り
④木地直し、下地塗り、上塗り
⑤上塗り、金箔押し
⑥彩色塗り、飾り金具
⑦彩色塗り終了後
この号には、②解体し、洗い、乾燥の記録写真を掲載します。
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釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和8年5月10日(日):第5410号】