伊那街道を歩こうI

 「伊那街道を歩こう!」の10回目、LとMの石造物です。

L菅沼定敬(さだゆき)歌碑  場所の地図

旧海老町役場跡の片隅に建つ。地区民からは忘れられた存在。歌碑には以下のような歌が記されている。
「なからへば あひみんこともありぬべく いまは命ぞたのみなりける」
(訳:このまま命を永らえれば、また会うこともあるだろう。今はこの命だけが頼りである。)
菅沼定敬の歌である。定敬は、文政元(1818)年に家督を継ぎ、海老菅沼家6代当主となり、大番頭や江戸城留守居役などの要職を務めた人物である。定敬には歌人としての一面もあった。定敬の歌碑は、東京浅草寺の境内や、新城桜淵の妙見堂横にもある。
新城市のHP・鳳来北西部の歴史遺産より)

M丁塚道標  場所の地図

奴田畑(ぬたばた)峠に向かう坂の下にある。
明治3年(1870)、高さ128cm
右面 ぜんかう寺 正面 左田峯観音道 五十三下
左面 明治3庚午(かのえうま)年(新城市のHP・鳳来北西部の歴史遺産より)

≪令和7(2025)年10月29日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和7年11月2日(日):第5232号】