墨跡№92-【拈華微笑(ねんげみしょう)】
墨跡第92回目は、妙心寺派元管長・龍門寺大衆全道師家・河野太通老師の「拈華微笑(ねんげみしょう)」です。
大意は、『釈尊が一本の花を弟子たちに差し出すと、摩訶迦葉(まかかしょう)尊者だけがその深意を悟ってにっこり微笑んだ。釈尊が迦葉尊者を後継者と認めた瞬間である。分かりあっているもの同士には言葉は不要であり、顔を見合わせて微笑むだけで、心が通じ合うという意。』(写真・大意ともに、日本の心 禅宗各派管長・師家 墨跡 株式会社・千眞工藝 より)
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釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和7年7月20日(日):第5138号】