青騎士 メイキング

2009年10月18日作成

仮組〜改造について


一旦、仮組が終わって腰回りのアーマーをばらしたまま、放ったらかしになっていた部品たちです。

こんな状態にしてしまったのは私自身ですが、どうやってリカバーしようか悩んでます。


腰回り以外のパーツを一旦組んでみたところです。

両肩のアーマーは既に連結しています。    
ベイル表面の丸いところは既にピエロを入れるべく筋堀りを埋めています。

   
腰回りのアーマーが無いと、何か貧弱に見えますね。

切り離された腰回りのアーマーです。

各プレート間の隙間がふさがっていたため、最初は一生懸命筋堀を深めに入れていたんですが、結局、プレートが重なっていたりして綺麗に筋堀が出来なくて、アーマーっぽく見えないのが嫌で切り離して見ました。

一番右端は透過光により隙間を見た感じです。キレイにプレート状になってるのが判ります。

さてさて、どうやって連結して行こうかお悩み中。


切り離された各アーマーのパーツ修正が終わった後、全てを繋いで行きます。

最上部のプレートに真鍮線を2本ずつで繋いでいきました。
最初は1mmで行ったのですが、曲げ方によって真鍮線が見えてしまうときがあったので、接合と曲げ強度に若干の不安がありましたが、0.5mmに変更ました。

   

画像では曲げ方が足りないようですが、最終的に本体に合わせてから接着固定しますので、こんな感じで置いときます。    
持ち上げる度にぽろぽろ外れるのは困ったもんですが・・・    

アーマーを分解したあとにどの順番だったか判らなくなったのは秘密です。(自爆)


制作のテンションを上げる為にコミック&TOJで青騎士の出撃シーンを見てたら、剣の形状が全く違っていました。

キットの剣もグニャグニャと曲がっています。

まぁ、剣ぐらいなら、簡単にできるかなと軽い気持ちで作り始めたんですが、結構、苦戦しました。    

プラ板を芯にしたもの。
全部ポリパテで作ったもの。
でも、どうしても曲がりそうで堪りません。    
最終的に真鍮線を平たく延ばしたものを芯にしてエポパテで作りました。    

原作では片刃でしたが、ナイフっぽく若干形状を変えました。

   
鍔も新造です。楯の形に似せた雰囲気で作りました。

さて、剣も出来たし、腰回りのアーマーも繋がったので仮組は終わりです。

全体のパーツを組んでみました。
全体的なバランス、剣の長さとかも問題ない様です。

   

これからサフ吹き〜塗装に入ろうと思ったら・・・・    
とある友人から・・・・「コミックを見ると腰の後ろは半分に割れてカウンターウエイトが見えてるよ。腰蓑の様な感じじゃないよ!」と、ありがたいお言葉。    

そうなんです、私も判ったいました。でも、そんな、そんな・・・改造なんて腕無いよぅ!!どうしよう・・・

   
何事も挑戦です!依頼主にもここまで待たせたんだから、これから1年待たせても問題ないかな??    

と言うことで、新たな挑戦が始まります。


腰後部のカウンターウエイトの延長です。

エポパテの方が良いのでしょうが、ポリパテの方が好きなのでポリパテで延長します。

   
マスキングテープで舟形を作って流し込み。固まったらまた盛り上げて、という感じで形を作っていきます。

どんな形状にするかも決めくてはならず、デザイン(デッサン)能力ゼロな私なのでこんな形にしか出来ませんでした。    
一応、コミックでとかにらめっこして決定しました。

   
鉄球や筋堀りのディテールを入れてそれっぽくしています。

ディテールを入れる前の仮組状態ですが腰回りのバランスを見てみます。

   

まぁ、こんな感じかと    
もうちょっと延長しても良いかなと思いつつ、原作もこんな感じだったからね。
アーマーを分解していたおかげで半分の分割する必要がなかったのは不幸中の幸いでした。(笑)


サフ吹きした後の上からの画像です。

腰回りが数ミリ離れたことで、左右のアームが寸足らずになってますので、延長等も行っています。


肉をくわらば骨までも・・・

気に入らなかった場所はここにも有りました。
   
出撃時のマエッセン機の絵ではもっとベイルが短いんです。
   
本当は横幅も増えて居るんですが、そこまでやると、全部を作り直しとなりますので、そこまでは出来ません。

とりあえず、全体の寸法を短くしています。

ベイル表面の丸い突起物は「型思い」を使い、スタンピングで型を作りポリパテで作成した物を貼り付けております。

全体のサフ吹きが終わりました。

もう、これ以上は改造しません。(苦笑)

あ!塗装中に角の角度を少し変更してます。

塗装について


さて、塗装ですが、たいした事してません。

ベイル表面のピエロマークですが、これが難題・・・

考え抜いた末にコミックから画像を取り込み、それを元に印刷後、マスキングテープを切り抜いて見ました。
   

   
塗装後のベイルです。
   
何層も塗り重ねておりましたので、マスキングを外すのが怖かったです。
   
パイドパイパーのマーキング部分だけはクリアカラーを塗り重ねてグロス仕上げにしてあります。
   
写真を見た知人は、「缶バッチみたい」・・・  何なら、データー残ってるんで、パイドパイパーの缶バッチ作りましょうか?
 

   
キット付属の剣も塗装しています。
   
自作の剣もスーパーシルバー迄で終わるつもりだったんですが、やっぱり波紋まで入れたくなりましてマスキング後、クロームシルバーで波紋を入れております。(写真下)
   

   
引き渡し式の時に模型を全く知らない方から、「それって、切れるんですか??」
   
周り:「目の前の肉を切ってみよう!」(無責任発言)で、一人が剣を外しかける。
   
依頼主:慌てた状態で「や、やめてください・・・」

   
塗装が終わったアーマーです。半円分ずつで接着してます。
   

塗装中にも何度か接着が剥がれ、パリッ!って割れたりしてます。    
その都度、接着、再塗装を行っております。本体にはめ込んでしまえば3点で固定されますので、強度は強いんですが、このままの状態で外側へ広がる方向の力が掛かるとかなり厳しいですね。
   
裏面は関節色で塗装した後、シルバーでドライブラシを行っています。
   
表面の丸いボルト?はキャラクターブルーで1個ずつ筆塗り。マスキングするよりは楽です。
   
キャラクターブルーのままだと結構明るめなのですが、レッドブラウンで墨入れを行っていますので、トーンが落ちて落ち着いた状態になります。

   
最終組み立て前の全パーツです。
   
照明の関係で結構暗く写っていますが、実際は全体的にもう少し明るいと思います。
   
こうやって見ると、色々な思い出が有ります。
   
結構、苦労した箇所や力を入れた箇所が多々有りますが、何とか完成して良かったと思います。
   

   
長い間、待たせてしまった友人宅の神棚でのんびりしてもらいたいもんです。
(C)EDIT 

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