ベルベットのプロ野球大予想(3月23日アップ)(開幕2週間経過各球団コメントパ・リーグ編)
今年はドーム球場が大阪と名古屋にでき、トーナメント戦たけなわです。ここにセ・パ両リーグ順位の予想とその根拠についてしたためます。
まず昨年日本一になったパシフィックリーグから独断と偏見で97年の順位を予想します。
Pacific League
1位 オリックスブルーウェーブ
昨年日本一のチーム。昨年ベルベットは日本シリーズオリックスの4勝1敗と予想して見事に賭けに勝ちました。オープン戦ではパシフィックの広報部長・仰木監督の宣伝ばかり目立っていますが、中継ぎ投手力の質の高さがものをいいます。イチロー以上に仰木継投マジックが炸裂するでしょう。近代野球では継投策のうまい監督でなくてはダメです。よって悔しいけどオリックス1位です。
昨年同様スロースターターですね。ちょっとピッチャーにかげりが見えているようです。特に昨年大活躍の抑えの野村と鈴木平の出来が今一つのようです。山田ピッチングコーチの退団が影をさしているのか?イチローは相変わらず、結局は好成績に!
2位 西武ライオンズ
昨年はラストでかろうじてAクラスを確保しました。今年は清原が抜けたのを補う以上の選手層です。特に昨年芽が出てきた若手松井、大友、高木大成などスピード感あふれる選手が中心になり、昔のいやらしい走塁や守備力が期待できます。投手でも西口がエースに成長、十分計算ができます。東尾監督3年目勝負の年、もうギャンブル監督なんて言わせない!
若手の野手とピッチャーが育ってきました。特に松井、大友、原井という走れる若手が育ってきたのが好材料。守りと走りはあまりスランプがないといいますので。2位に予想したのが失敗だというような好成績も望めそうです。昨年と違い5点差をひっくり返すような粘りも出てきました。
3位 日本ハムファイターズ
昨年を見ても投手力は健在です。落合が入ったことのプラスとマイナスで若干マイナスが上回ると予想しました。ただ鎌ヶ谷のファイターズタウンの完成や、開幕戦の始球式に椎名へきるを起用するなど、パシフィックの広報部長に負けていません。何につけても騒がれるのはいいことですので、選手たちのより一層の活躍が期待できます。レイアース大好きのベルベットは当然開幕戦を見に行きます。
開幕戦見に行ってきました。開幕に出ていた西崎、田中幸雄がもういません。開幕から6連敗して優勝したチームは60年以上の長いプロ野球の歴史で1チームだけだそうです。ただ片岡の守備はいいですね。一塁手としてゴールデンクラブ賞をとりましたが、三塁手としても有望です。
4位 千葉ロッテマリーンズ
思わずロッテオリオンズと書きそうになりました。就任した近藤監督は裏の裏をかく采配で横浜時代は大失敗に終わりました。投手力はヒルマンと伊良部が抜けて下がりましたが、勝ち星以上に負け数が多い二人だったので大きなマイナスにはならないかも。最下位に予想する評論家が多いと思いますが、残り2球団の方が問題が多そうです。ジョニー黒木投手に期待ができます。どうせなら登録名もジョニーにすればいいのに!風が強いので遠ざかってましたが、千葉マリンスタジアムに今年は積極的に出かけようと思っています。
あのペイスターズの監督をしたときに裏の裏ばかりかきすぎて失敗していた近藤監督が裏をかいて成功中。特に2番を打っているルーキーの小坂はとてもセンスがあります。すでに今年の新人王は確定的とも噂もあります。イチローのよきライバルに成長することを切に願います。
5位 福岡ダイエーホークス
2年前までは優勝が狙えるはずだったのに....。バッテリーが壊滅です。過去打撃のチームが優勝をさらってきましたが、必ず鍵を握る投手が3人はいました。ここにはその人数はいません。騒がれていた井口、松中のケガは多少いい方向かもしれません。城島のバッティングと村松の盗塁、秋山の好守など個人技に期待しましょう。昨年も思ったのですが、東尾監督と王監督のトレードがチームカラーに似合っていると思うのですが....。
正月とお盆がいっぺんに来たような好調さです。一体何があったのか?まだ春の珍事だと思いますが...井口はどうも期待はずれっぽいですが、城島・吉永・柴原などに期待が高まります。それにしてもピッチャーの話題が出ない。若田部の復活が明るいニュースです。あと、がんばれ田之上!
6位 近鉄バファローズ
大阪ドームオープンというのにいいことがあまりありません。いいことが石毛投手好投ですから。野茂がいなくなってからチームがガタガタになってしまいました。正直なところ上がり目が全くない状況です。西本監督や仰木監督のようにダメフロントを黙らすくらいの監督を持ってこなければ変わらないでしょう。鈴木監督や佐々木監督のようなOB監督はどうもフロントには勝てません。期待は小林繁ピッチングコーチの指導力!
去年同様開幕直後はとばしています。でも気がついたら落ちるところに落ちるのでは。石毛や吉岡、香田などジャイアンツOBの活躍ばかりが目立つようではいかがでしょうか?生え抜きのがんばりに期待したいものです。しかしあの監督では...
続いてセントラルリーグを独断と偏見で斬る!(開幕1ヶ月経過、各球団への寸評)
Central League
1位 広島東洋カープ
ここ数年今年こそはというチャンスが常にきていますが、決め手に欠けています。若手の優勝経験のなさがここ一番で負けていました。しかし毎年優勝争いをしてきた自信がついに開花しそうな予感です。投手力さえアップすればと思っていましたが、オープン戦を見ている限り横山投手を中心に数人ニューフェイスが登場しそうです。監督がどんどん若手を登用する球団ですので、シーズン中に経験を積み重ねるでしょう。ここでの注目は江藤選手の復活とホームラン王奪取です。緒方選手には盗塁王とホームラン王の2冠を狙ってほしいものです。
ようやく鯉のぼりの季節を前にして定位置に浮上してきました。投手陣の出来が鍵を握りますが、現在のところ、いいようです。去年実績をあげた山崎、加藤両投手のの出来不出来が今後のペナントレースを左右しそう?
2位 ヤクルトスワローズ
ケガ人が多いとか野村監督のグチが多ければ多いほど、世間の評判と逆の結果になるのがこのチームです。昨年の順位やキャンプ、新外国人の状況からBクラスに評論家が予想する可能性が高いので、ベルベットはあえて2位に予想します。2年前に優勝したときも評論家の予想は4位が多かったように記憶しています。岡林投手の復活に期待がかかります。しかし4番はいったい誰に?
4月の中盤までは私の予想以上に復活してきた選手が多く(岡林投手、川崎投手、伊藤投手、山部投手、加藤投手、広田投手など)、ぶっちぎりだしました。しかし、少し息切れもしてきた模様です。ただいじめる球団をうまく作る野村監督のこと、立て直してきそうです。
3位 阪神タイガース
もうこれ以上下がり目はないことから吉田監督がやりたい放題やっています。特に野手の中での競争が激しいので、選手層は上がってきそうです。オープン戦の成績は必ずしも公式戦につながりませんが、今年は勝ちにいくよりいろいろ選手を試している結果なので好感が持てます。投手力も決して悪くないので藪と湯舟の負け数が減ってくると十分Aクラスの力あり。グリーンウェルも帰ってこない方がチームのムードはよくなりそうです。若手がポジションのチャンスと目の色を変えています。
6連敗したときには予想を完全に違えたかに思えましたが、そのあと見事に負け犬根性を払拭しました。グリーンウェル抜きでがんばってきた分、復帰がいい方にでるのか悪い方に出るのかが今後の課題でしょう。吉田監督なら結果が出なければ、打順を下げたり、スタメンをはずしたりと思い切ったことができそうです。安心してみていましょう。
4位 読売ジャイアンツ
一番不思議なことが一つあります。あれだけ4番バッターを集めながらなぜジャイアンツはリーグに指名打者制の導入を持ち出さないのだろうかと。そうすれば清原と落合の両方を抱えておくことができたかもしれません。(どちらも指名打者になりたくないと固執する問題点はあるが)12球団一といわれた投手陣も現在のところきっちり計算できるのは斉藤雅樹だけです。ヒルマンはセリーグの実績がないし、ガルベスは実績は1年だけ、桑田はまだ投げてみないとわからない、槙原は力の衰えが出てきています。守備にも不安が多くあえてベルベットは4位に予想しました。
槙原と宮本の全然期待していなかったピッチャーが踏ん張り5割前後の勝率を保っています。しかし斉藤雅樹(同い年なんです)の故障など投手の老朽化が目立ち、リリーフ投手に大変な負担がかかっているようです。松井は完全に皮がむけてタイトル(本塁打王)は堅いでしょう。
5位 中日ドラゴンズ
ドーム元年ですが、星野監督の思うようなチーム編成はできていません。打撃のチームですので、投手力次第では優勝も最下位もありえます。ドームの広さで思い切った攻めが投手にできれば可能性はあります。1位から5位まではあまりチーム力の差はなさそうです。大豊と山崎の両スラッガーでは、飛距離の点で大豊が有利です。大豊がホームラン・打点王の2冠をとり、今中・山本に続く野口が10勝以上すれば順位予想ははずれるでしょう。
昨年タイトルを取った山崎が大不振です。全体的にバッティングがあまりにもひどすぎます。投手も故障だらけでいいことが全くありません。5割前後に健闘しているといっても過言ではありません。
6位 横浜ベイスターズ
今年は昨年以上にムチが早く入っています。5月どころか4月開幕時に息切れになりそうです。大矢対権藤の場外線が一番期待できます。しかしなぜこの球団に社会人や大学の一流ピッチャーが逆指名をするのでしょう。?
川村投手とローズ選手の二人が目立っています。しかし防御率が5点台ではいくら打撃力がよくても..ここだけはほとんど予想通りになりそうです。
ベルベットの独断と偏見なので、それぞれの球団のファンの方気になさらないで下さい。野球で飯を食っていたので、10年近く経っても勘がにぶってないか試しているだけです。俺は、私はこう思うというのがありましたらメール下さい。
velvet@mxb.meshnet.or.jp