Middle  class

少しづつobject ballを落とせるようになったが「連続して3個、4個と落とせない」と言う方は このページをよく読んでPosition_playを勉強しましょう。
また、Position_playを行うために有効なshotも説明します。

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     1.Spin  shot

     2.Bank  shot

     3.Combination  shot

     4.Caroms  shot

     5.Kiss  shot

     6.Position  play

1.Spin  shot

cue ballにスピンをかけることでballを自由自在に操ることができます。 初心者(Beginner_class)のページでも少し説明しましたが、ここでは更に詳しく説明します。


   図中A:Center shot
   図中B:Follow shot
   図中C:Draw  shot
   図中D:Left shot
   図中E:Right  shot

左図の説明:cue ballをクッションに垂直に入れた場合
     center shotでは当然、真っ直ぐで出てきます。(follow shot、draw shotも同様です)
     left shotではcue ballに右回転を与えるため、クッションに入ったときにその回転が
          伝わり左に出てきます。
     right shotではcue ballに左回転を与えるため、クッションに入ったときにその回転が
          伝わり右に出てきます。

右図の説明:角度をつけてcue ballをクッションに入れた場合
     center shotでは入射角と同じ角度で出てきます。
     left shotでは入射角より多い角度で出てきます。
     right shotでは入射角より少ない角度で出てきます。
     follow shotではcue ballに押し回転を与えるため、クッションに入った後も押し回転が
          残っていますのでカーブを描きながら図中Bの方向に出ていきます。
     draw shotではcue ballに引き回転を与えるため、クッションに入った後も引き回転が
          残っていますのでカーブを描きながら図中Cの方向に出ていきます。

※注意:cue ballのスピンをわかり易く説明するためにクッションを使って説明しましたが、
       本来はcue ballを直接クッションに入れる場合は基本的にスピンをかけてはいけません。

これまではスピンとクッションの関係を説明しましたが、ここからはスピンをかけて
object ballに当たったあとのcue ballの動きを説明しましょう。
これは実戦で多用するshotですので、確実に身につけたほうがいいでしょう。

図中A:object ballとcue ballの分離角は90度になります。
        図中D,Eの場合も同じです。
        (左右回転は影響しません)

図中B:object ballに当たったあとも押し回転が残っていま
        すのでカーブを描きながら図中Bの方向に進みます。

図中C:object ballに当たったあとも引き回転が残っていま
        すのでカーブを描きながら図中Cの方向に進みます。       








2.Bank  shot

object ballがクッションに近いところにあるときは非常にポケットインさせにくいものです。 この場合はBank shotを使ってポケットインさせましょう。


このような配置では、まずはじめに
incidence angle(入射角)とreflex angle(反射角)が
等しくなる角度をイメージします。

次に、incidence line上にimage ballをイメージします。

最後に、ストロークを確認してimage ballに向かって
撞きます。

※この法則が成り立つのはcue ballにスピンをかけない
  場合のみです。
  スピンをかけた場合は多少調整が必要になります。





3.Combination  shot

1st object ballとポケットの間に他のballがある場合は直接1st object ballをポケットイン
させることが出来ませんね。
この場合はCombination shotを使ってポケットインさせましょう。

Combination shotは正確にimage ballをイメージすることが
できれば、そんなに難しいshotではありません。

イメージの作り方は

まず、2nd object ballをポケットインさせることができる
1st object ballのimage ballをイメージします。

次に、1st object ballを2nd object ballに当てることが
できるcue ballのimage ballをイメージします。

最後に、ストロークを確認してからimage ballに向かって
cue ballを撞きます。




4.Caroms  shot

1st object ballはポケットさせにくい位置だが他のobject ballがポケットのそばにある場合は
Caroms shotを使って他のballをポケットインさせてしまいましょう。

Center shotをするとobject ballとcue ballの分離角は
直角になりますので、その性質を用いてCaroms shotを使
います。 

Caroms shotは2つのimage ballを同時に作らなければ
いけませんので非常に高度なテクニックを必要とします。

※Caroms shotはfollow shotやdraw shotを用いた様々な
  バリエーションがありますが、最初のステップとして
  ここで説明したCenter shotでのCaroms shotを身に付け
  ましょう。






5.kiss  shot

このショットはCombination shotとCaroms shotをたして2で割ったようなショットです。
通常、Combination shotでは2nd object ballをポケットさせますが、kiss shotでは1st object 
ballをポケットさせます。
また、ポケットさせるときCaroms shotの原理(分離角は直角)を使います。

左図のような配置はkiss shotを行うにあたって
うってつけの場面と言えるでしょう。

狙い方はCombination shotとまったく同じで、
1st object ballが2nd object ballにあたるとき
Caroms shotの原理(分離角は直角)を忘れなければ
ほぼ間違いなくポケットインできるでしょう。










6.Position  play

目的のballをポケットきるようになったら、今度は連続してポケットさせたくなりますね。
運だけでもある程度はポケットできますが、本当に上手くなろうと思ったらPosition playと言う
技術をマスターしなければいけません。
それでは、Position playとはどのようなものでしょう?
Position playとは
次のobject ballをポケットさせ易くするためにcue ballを理想的な位置に持っていく
(コントロールする)ことです。
Position playの行い方はこれまでに説明した、さまざまなshotを用いて進めていきます。
それでは、下記(下図)の例題を見て下さい。

@  shot       :follow shot
    power level:medium

A  shot       :follow shot
    power level:soft

B  shot       :center shot
    power level:medium





この例題ではfollow shotとcenter shotを用いてのPosition playを説明しています。
Position playを行うにあたって、はじめのうちはcenter shotもしくはfollow shotで覚えるのが
いいでしょう。
なぜなら、draw shotは撞点と力加減の関係で失敗する可能性があるからです。
ある程度 撞点と力加減の関係を理解してからdraw shotでのPosition playにstep upしましょう。


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