ホームページを構成する機器


1.カメラ

 デジタルカメラを重宝に使うようになって10年近く経つ。
 最初に使ったのはカシオのQV−10である。このときのカシオの発表では

 「本体に液晶モニターを装備しながらコンパクトカメラサイズを実現し、カラー静止画像を96枚まで撮影できる液晶デジタルカメラ『カシオ QV−10 』を、・・・発売いたします。 ・・・中略・・・携帯機器に入れて気軽に持ち歩き、通信回線で送ったり、パソコン上で加工するなど、様々なビジュアルコミュニケーションが普及していくものと思われます。
上からQV10、CAMEDIA-C840L、QV-400、Optio750
CAMEDIAのレンズ蓋部分の下部は破損したため一部配線が剥き出しとなっている。
 ・・・中略・・・画像イメージを直接確認できるTFT 液晶画面をモニターとして装備しながら、独自の高密度実装技術によりコンパクトカメラサイズを実現したモニターー体型の液晶デジタルカメラです。 本体内蔵の半導体メモリーに静止画像を記録(最大96枚)しますので、撮影や消去が繰り返し行なえます。液晶モニターで撮影/再生時の画像を直接見られるほか、ビデオ端子とデジタル端子の両方を装備しており、テレビヘの出力やビデオへの記録はもちろん、パソコンに転送して画像を加工・保存することができます。」

となっている。
 これは実に便利な代物で、それまでのフィルムを使ったカメラから考えると、まさに映像に関しては新時代到来という感じであった。
 このカメラが出現したことによりこの「中年の独立国」がスタートできると踏んだのである。結局、このカメラを購入したのは、ホームページを開設してから5日後となったわけであるが、その後1年間にわたり、このホームページを支える中心的な役割を果たしたことはいうまでもない。
 このカメラの優れているのは、レンズがついているユニット部分がぐるりと回転することで、ローアングルやハイアングルからの撮影に実に便利なのである。
 ハーブの花は地面すれすれに咲いていたりする場合があって、この花を撮影するときなどにローアングルでの撮影ができる機能があることは実に便利で、モニターを見ながら地面すれすれのところで撮影が可能なのである。このカメラには本当にお世話になった次第である。
 というのも、それまでは自分で育てたハーブを写真に残していたのであるが、普通のフィルムカメラで撮影しもので、スキャナーもない中でなかなかホームページに画像をアップすることには結びつかなかったわけだ。
 ホームページを開設しようと思ったときに画像をどうするかが一番の問題であったが、このQV−10によってこれが解決されたわけだ。

 もうひとつこのカメラで実現可能となったのがレシピの紹介である。
 レシピの紹介は画像なくして文章で紹介するだけではどうしてもわかりにくいところがある。文章を書くのとが苦手で下手な自分にとっては、それをどのように平易でわかり易い文章で表現するかが問題であった。しかし、この料理を作る過程をカメラで撮影して言葉ではなくて画像で表現できる方法を取り入れられたのは実に簡単で有難いものであった。もちろん文章での説明は必要であるが、画像があれば文章は添え物でいい。箇条書きで正しく伝えればすむはなしで、画像にかなり力を入れるようになった。そして、いつの間にかこの形式によるレシピの紹介がこのホームページでは定着し、現在に至っているということになる。
 ただし、デジタルカメラを使うことは必ずしも手放しで喜べるものではなく、当初のQV−10においては30万画素という制限もあって画像の大きさは最大で640×480ピクセルでこれ以上大きな画像での撮影はできなかったわけである。結局、満足できる大きさの画像が撮れるようになったのは2代あとのQV−400を購入してからである。

 で、今まで使用してきたデジカメであるが、
  1997/04/10〜1998/04/30 CASIO QV-10 30万画素
  1998/05/01〜2001/09/26 CAMEDIA   130万画素
  2001/09/27〜2004/09/21 CASIO QV400 400万画素
  2004/09/22〜      PENTAX OPTIO750C 720万画素
ということになっている。

 この中で2台目のCAMEDIAは、ハーブの葉や花の色が上手く撮影できないうえに近接撮影が難しくかなり苦労したカメラであった。このカメラを使うことで、以後カメラを選ぶ基準に超近接撮影ができるものが加わったわけだ。

 3台目のものはこの条件をクリアしているうえに、さらに近接撮影用のレンズが装着できるものを選んだことから、画素数も4倍となったが、写真の画質は飛躍的に向上したのである。ところがこれには2つ欠点があった。ひとつは大きく重いこと。旅行などで持っていくときに気軽にバッグにというわけには行かない。今で言う一眼レフのデジカメ程度の形・大きさであった。もうひとつの欠点は単三電池を4本使うのだが、その持ち時間が非常に短いということである。途中から充電池に切り替えたのであるが、この持ち時間の短さには閉口した。

 そして、現在の4台目ということになる。今までに反省から、それまでの欠点をすべて満たしたものを購入したわけだ。小さくて軽量、720万画素、電池はリチウムイオン電池で1回の充電で平均的な撮影で240枚は撮れる。しかも替バッテリーも同時に購入しておいたので充電さえしっかりしておけば480枚程度の撮影が可能である。また、記憶媒体のSDカードも大容量に対応していたので今は2Gのものを使っているるが、これ1枚で最高画質、最大サイズで500枚の撮影が可能である。とりあえず、今のカメラには満足しているところである。
 しかし、今使用しているものは2004年に購入したものだから、今までのデジカメ購入サイクルで考えればそろそろ購入時期になってきているようだ。

 購入するとした場合の条件は上記の通りで、あとは1000万画素以上のものが欲しいと思う。最近は1200万程度までのものが出てきているので、これは十分クリアできるのではないかと思う。さらに欲を言えば手ぶれ補正機能がついていることであるが、最近のデジカメはこの機能が当たり前となっている。その上に「安い」ということであればすぐにでも購入したいと思っている。
 ということで、今回は拙ホームページを作成するに必要な機器のうちデジタルカメラを取り上げてみた。
(上記写真の1〜3番目まではOptio750で、4番目はQV400で撮影した。) 

2006年 年末現在 m(__)m