2003秋…北海道




9月13日(土)
 午前4時起床。天気予報を確認。今日の北海道は台風14号の影響影響もあってか、雨の予報となっている。だが、明日から19日までは晴れが中心の日が続いている。気温は最高が20度前後、最低は10度前後とまずまずの予報である。
 パソコンを立ち上げてメールチェック、SONY CLIEのHotsync。

 午前8時過ぎに近所のガソリンスタンドに行き、ワックス洗車を行ない燃料の軽油を満タンにする。
特等船室
 自宅に戻り荷物の積み込みをする。
 今回はキャンプも予定に入っているので、荷物の中心はキャンプ道具である。テント、タープ、寝袋、イス、テーブル、調理器具、ガスランタン、ガスストーブ等々。それに加えて、着替えや防寒服などを積み込む。もちろん、食料保存ためのクーラーボックスは大小あわせて2つ。このうちのひとつには大量の缶ビールとおつまみ、食料品が入っていて、いつでもビールが飲めるようにブロックアイスで十分冷やされている。

 午後1時30分、自宅を出発。国道6号線を北上し、茨城町から県道に入り、涸沼の南を回って大洗フェリーターミナルへ。  大洗からのフェリー出船は18時30分なのだが、ヤッパリ心がはやって、予定より1時間以上も早く自宅を出発してしまった。大洗までの道路はいつも釣りに行くコースなので熟知している。
大洗出港
 ところが、今回は、早めに出たのが幸いした。茨城県石岡市内で大渋滞。土曜日の午後2時頃になんでこんなに混むの?と思うほどの混雑なのである。
 それでも、フェリーターミナルについたのは午後3時50分。出航までは2時間半以上の余裕がある。
 乗船手続きをするため、車検証とJAFカード(これで1割引となる:片道五万円を越えるので、1割引は大きい。)をもってフェリーターミナルに行き乗船カードに必要事項を記入。予約番号を提示して乗船券を購入、47,250円也。大洗−苫小牧間の片道ながら、特等船室 を確保し、車1台と大人二人分の運賃の合計だから、これは「安い!」と言わざる得ない。飛行機でまともに行ったとしたら、一人29000円ほどかかり二人では58000円となってしまう。加えて北海道での自由が利かない。車がないからである。やっぱり北海道に行くならば車を持っていくことができるフェリーがベストと言うことになる。
 フェリー乗り場の待合室で缶コーヒーを飲んでいると車両の乗船開始の案内があり急いで愛車へ。結局5時過ぎに乗船。車を止めたのは一番下の第2甲板。車をしっかり駐車し、そこから船室がある第5甲板までビールやおつまみが目いっぱい入っている重たいクーラーを抱えて3階分の急な階段を上る。フロント(?)で部屋のキーを受け取り、更に上の第6甲板にある部屋に入る。ここに重たいクーラーを肩から下ろして、今度は女房を迎えにエントランスホールに行く。あとから元気に乗船口から船内に入ってきた女房とクーラーの良く効いた部屋に入る。出航前に冷たいビールで「乾杯!!!」。
 18時50分、大洗出港。若干遅れてはいるがそんなことは気にならない。。大洗港の夕景と軽い船の揺れを肴に更に乾杯をし続け、10時過ぎに就寝。夜中に目が醒めて外を見る星が実にきれいに輝いて見えた。

9月14日(日)
 午前5時起床。この時間に起きるのはいつも通りの時間で、サラリーマンの悲しい性。が、いつもと違うのは窓の外が海ということ、そして遠くに三陸海岸が望めるということである。
太平洋の日の出
 白々と明けてきた海はまだ暗い水の色を残し、濃く深く群青色に染まったままである。昨夜眠るときよりも少し波が大きくなったようだ。これはあらかじめ予想していた台風14号の影響だと理解する。テレビをつけてみると台風14号は駆け足で日本列島を走り抜け、明け方に北海道北東部を通過してオホーツク海に抜けていったようだ。
 服を着替えて甲板に出てみる。海やら船やら朝日やらをカメラに納めて部屋に戻ってくる。午前7時。朝食を食べる。昨夜のビールの影響などまったくない。食事がとってもおいしく感じられる。食事の最中に海を見ると、漁師言葉で「ウサギが走っている」状況となっている。これでは小型の漁船など漁に出にくい状況だ。まさに台風の通りすぎた後の海のというわけである。
 ただ、天気は良く、雲がちらほら残っている程度で、晩夏の太陽がずっと甲板に射し続けている。船は、午前9時過ぎに下北半島の先端に近いあたりにたどり着く。 モニター画面の船の位置図によれば、現在地(現在海っていうのかも知れないが・・・)は北緯41.3度、統計141.6度である。そして、9時40分尻屋岬沖を通過。遠くの陸地に発電用の風車がいくつかとちっぽけな白亜の灯台が見える。そしてその先は、また、海だけである。進行方向を眼を細めてみるのだが、靄がかかっていて、まだ北海道は見えない。
 津軽海峡横あたりを通過していると感じられるあたりに入ってから、波が大きくなってきた。吹き返しの波がつかる海峡を渡って太平洋にまで達しているのだろうか。第6甲板にあるこの部屋の窓まで波飛沫がかかる。やはり通り過ぎたとはいえ、台風の影響を受けているようだ。ただ、そんなに荒れている海なのに、フェリー自体はそれほど揺れていると感じられない。したがって、船酔いなど一切無い。
 昼食を食べてうとうとしていると、苫小牧港に船が入った。そして13時51分、北海道に上陸。\(^o^)/
 さて、これからが勝負である。とりあえず、出発直前に今晩の泊まりとして帯広のホテルを予約してあるからだ。どうしても帯広まで行かねばならない。
帯広地ビール館
 苫小牧から一気に門別まで走り、今度は山道を日高まで走る。道の駅「樹海ロード日高」でしばし休憩をとった後、日勝峠へ。日勝峠では車外の気温は17度まで低下。東京の粘りつく残暑を抜けてきたあとだけにとても涼しく感じられる。もちろん、山の斜面も秋色に変わり始めているようだ。黄色い葉や紅色の葉もちらほら見えている。日勝峠のトンネルを抜けるとあとはずっと下り坂。清水までの下り坂を90km/hで走り抜ける。当然、スピード違反である。でも、この車を抜かして行く車が多数あるということはみんなスピード違反を犯していると言うことだ。どんどん追い越していく車のナンバーは帯広のものが多い。
 清水から音更・帯広までは高速道路である。いまだ、未完成と言うことで料金は無料。とってもハッピーである。そして高速道路を降りて国道38号線を走りながら、今夜の予約を入れているホテル探しとなる。 今日の予定は出発の直前にインターネットから予約を入れたものである。「旅の窓口」のサイトで「帯広、ホテル、ツイン」等の条件を打ち込み、検索結果から部屋が空いていた帯広東急インを選んだのである。ビジネスホテルながら利用者の評判が良く、駅に近く、かつ、飲食街にも近いことが、このホテルを選ぶ決め手となった。
ジェノベーゼピッザと
ホタテサラダ
 ホテルでは、駐車場係りの人の丁寧な誘導で車をホテルの裏側にある駐車場にとめ、ホテルにチェックインしたのは午後5時50分。苫小牧からわずか4時間で帯広まで来たことになる。
 シャワーを浴びて午後6時30分にホテルを出る。最初の目的地、いや、今晩の夕食を楽しむために、帯広地ビール館に直行する。前回北海道に来たのが2000年。ミレニアムの年の記念に道内各地を観光したが、そのとき偶然泊まった帯広で見つけたのがこの帯広地ビール館である。接客対応の良さ、料理の美味しさ、ビールのうまさの三拍子揃った店で、その時にいつかまた来ようね、と言っていた場所である。それが、わずか3年後に実現したのである。飲食店の3年間の変化を恐れつつ緊張しながら店にはいったのだが、3年前と同じいい雰囲気のまま安心して飲める嬉しい結果であった。しかも、案内された席は3年前にも座った席で、この店に来たのが2回目ということにもかかわらず通い慣れた店のような気楽さがあった。味もサービスも3年前以上で、楽しくビールを味わい料理を堪能することができた。 ちなみにこの日、ここで飲んだのはすべて地ビールで、
スペシャル2杯
ブラウン1杯
ヴァイエン2杯
そして料理は
ジェノベーゼピッザ
チーズを使わないピッザ
シェフのお勧めサラダ
トマトとモッタァレラ
グリーンサラダ
ホタテサラダ
 帰るときに、小瓶で4種のビールを購入し、料理と飲み代、お土産を含めての支払が1万円ちょっととはリーズナブル。
 ホテルに帰って爆睡。


9月15日
 午前4時55分起床。
帯広駅ー早朝
 外を見るとホテルの付近の飲み屋から続々と若い人たちが出てくる。夜が明けるまでやっている飲み屋もすごいがその時間まで飲み続ける若者もすごい。タクシーもそれをわかっているのか次々にやってくる。これはもしかして冬の寒さの影響なのか?と疑ってしまう。考えてみればすぐに分るのだが、真冬の深夜12時とか1時に店を閉めればそこから放り出された客は、特に真冬に雪など降っていれば帰るに帰れない。結局酔客は行くところなく寒い戸外で一夜をあかすことになる。が・・・氷点下20度、30度となる世界である。そうは簡単に一夜は明けない。結局、このリスクを回避するため、店は電車が走る時間まで開け続けて営業をする必要があるということだろう。そんなことを考えつつも、若い人たちにとってはとっては、泥酔もせずに早朝の涼しい中で酔いをさまし、普段の朝と変わらないように自宅に帰り着く。夜更かしではあるが、なにか健康的ですばらしい街ではないかとも思った次第である。
北海道〜っ!!
 服を着替えて5時半頃に帯広駅まで散歩。駅前に設置されている温度計は摂氏16度。今の時期としては暖かいのだろう。駅からみた街は、まだ出来たばかりの新しい街といった感じで清潔で明るいイメージである。駅前の春楡の木もなかなか良いし石畳の通りも好きだ。一気に帯広が好きな街の一つになってしまった。今回泊まった東急インも部屋が広くて清潔であった。
 午前8時50分、帯広を出発、昨日来た道を少し戻り、大きく右に曲がって後は釧路を目指すだけである。今日は釧路を通過し、弟子屈の先の虹別までいかねばならない。ここもやっぱり直前にキャンプ場を予約をしたためである。途中、道の駅の白糠恋問でしばらく休憩、天気が良く、みんな海岸まで歩いていっている。歩くと砂の感触が良くてゆっくりとする。浜茄子が赤い実を沢山つけている。小1時間以上、ここで過ごす。
 そして釧路には11時に到着。
 和商市場まで足を伸ばした。今晩のおつまみを何か探そうと思ったが、どうしても食べたいというものがなかった。ただ、市場の中を一周したあとに、場内の入り口にあるパン屋で50cmをゆうに越える長いフランスパンを1本買っただけであった。
 今度は釧路を後にして、道道53号線で山中の道を弟子屈に向かって走る。弟子屈市街で道に迷うこと約20分、それでも何とか道の駅「摩周」にたどり着き、あとは一直線で虹別に。
 虹別オートキャンプ場についたのは午後3時直前。
我がサイト
 入り口からはずいぶん先にある管理棟までいき、そこで手続きを済ませてオートキャンプサイトに腰を落ち着ける。26区画あるオートサイトを一周したのだが、結局、2番のサイトに入ることにしたのである。管理棟から遠からず近からず、炊事場等にも比較的近くてかつ便利な場所である。午後ではあったが、日当たりの良いことも選択の条件とした。
 が、気がついてみると、この広大なキャンプ場のフリーのテントサイトやこれだけ多くのオートサイトがあるにもかかわらず、今晩の宿泊は、我々1組とフリーサイトにオートバイで来ている1人だけ。つまり、二組3人だけということになった。
 早速テントを張り、タープをセットして、ガスバーナー、ランタン、テーブル、イス等をセットする。
 で、今晩の食事としてはなにを作ろうか?と考える。
 取敢えず疲れているので簡単に出来るものと考え「カレー」にすることにした。が、いつものようにスパイスを組み合わせて作るのではなくて「市販のルー」を使って作るのである。実際に作り始めれば20分でカレーはできてしまう。今回はそれでも若干こだわって、青唐辛子の微塵切りを入れて「辛味」を強くしてみた。
 夕食は、このカレースープにトマトサラダである。  そして最初の乾杯はサッポロクラシックとなる。そしてそのあとは焼酎のお湯割りへと移る。カレーの辛味が焼酎のお湯割りの熱さでさらに、辛さが増す。美味いのである。気が付くと時間は午後6時を回っている。風かかなり冷たくなってきた。厚手の防寒具を着てさらに宴会を続けたのだが、寒さにはかなわず、最後はテントにもぐり込んで、お酒を飲むことにした。ただ、お湯など持ち込むのはとても危険なので、体を温める必要もあって「ウオッカ」をストレートで飲むことにした。ブルーチーズもおつまみにテントに持ち込む。独特の香りに咽ながら、ウオッカを飲み続ける。そして、午後7時半には酔いつぶれて就寝。
 夜中3時に目が醒めた。ウォ〜、とっても寒い。頭まで寝袋をかぶり再び眠り込む。

9月16日
 午前5時起床。寒ぅ〜。車の温度計を見ると室内外ともに摂氏1度。東京でいえば真冬である。しかも昨夜は酒を飲みながら寝たので、かなり暑く、パンツ1丁で寝袋にもぐり込んだので、酔いが醒めてもほぼ丸裸の状態であった。このことも寒いと感じる原因なのである。反省・・・反省・・。
シュワンベツ湖
 まず体を温めるとともに目覚めを良くする為にコーヒーが必要だ。それもとっても熱いコーヒーが良い。ガスバーナーで湯を沸かしてコーヒーを入れる。
 コーヒーの香りと掌に感じるマグカップの熱さでホットする。(駄洒落)。
 ある程度体が温まったところで管理棟に行きシャワーを浴びに行く。
 ここのシャワーはシャワーっと出るのではなくごぼごぼっとかたまってお湯が出る。お湯の塊が直接肩にあたって肩たたき効果があって気持ちが良い。ちょうど打たせ湯のような感覚なのである。
 この打たせ湯気分のシャワーの後はフライフィッシングの用意をしてシュワンベツダムへ行ってみる。虹鱒などが釣れるというのだ。もちろんキャッチアンドリリースが原則である。
 ところが久しぶりのフライである。なかなかkロッドが手に馴染まない。そこでキャンプ場に戻り、すこし芝生で練習をしてから再度挑戦。が、結局、フライを追う魚影も見えずあきらめてテントへ。何がキャッチアンドリリースだ、結局ノーキャッチアンドノーリリース、当たり前ではないかと思いつつテントまで引き上げてきた。
 天気は快晴、日が照ってきて空気が乾燥していて、カラッとした風が心地よい。日の当たるところに寝袋を広げて天日干し。もちろんテント自体も日を浴びさせるため、入り口と窓を網戸にしてしっかりと乾燥させる。
 朝食は、昨日和商市場で買ったバゲットにコーヒー、チーズ、スライストマト。そして昨夜の残りカレー。これがバゲットに実に良くあう。軽い運動して、朝食を摂って体が温まると元気が出る。昨夜の寒さなどすっかり忘れて更に今日の1泊を決意する。今夜は寒くないようにしっかりと身繕いをしてやすむことにすれば良い。
多和平展望台
 午前中をキャンプ場の近所の散策や釣りで費やした後、午後になって虹別の町まで夕食の材料の買い出しに行った。いろいろなものが売っているのだが結局、夏野菜を多く買ったことから今夜の食事のメインはラタトィユということにした。豊富な夏野菜があればいいのだ。なす、トマト、タマネギ、人参、平まめ、舞茸、椎茸、ブロッコリー、である。これだけあれば十分に美味しいラタトィユができる。
裏摩周展望台からの眺望
 買い物が終了し、もう少し遠出をしようということになった。道路標識に沿って多和平まで行ってみる。展望台からの360度の眺めは晴天のおかげでとても素晴らしかった。何処までも緩やかに波打つ緑の大地が続き、まさに北海道、といった風景である。展望台へ登り口の売店兼休憩所で地元特産のヨーグルトを食べた。甘味に厭味がなく美味しかった。
 今度はここから国道まで戻り、多和平とは反対側にある養老牛温泉方面に向かった。そしてそのまま、ぐるっとまわって摩周湖第3展望台、つまり、裏摩周展望台へ行ってみた。3年ぶりに観る摩周湖は晴天で霧一つ無い。展望台の下にある売店で地元のジャガイモから作った焼酎「北緯44度」を買う。というのも、ジャガイモで作った焼酎も珍しかったが、北緯44度のこの地に合わせてアルコール度数も「44度」とし、名前まで「44度」と付けてしまい、この駄洒落精神がとても気に入ってしまったのだ。
 そしてキャンプ場へ。
 今晩の夕食は、北海道の夏野菜を使ったラタトィユ。材料の野菜を細かく刻んで、そこにエルブドプロヴァンスを入れ、ホールトマトで煮込むだけである。味は最後に調整。塩・胡椒を少々といったところ。昨日と同じくサッポロクラシックで乾杯、妻はそのままクラシックを飲みつづけ、自分は焼酎のお湯割、更にブルーチーズを肴にウオッカといった流れ。これでは昨日と同じではないか、と思いながらも、今夜も轟沈。ガォー・・・・。

9月17日
 午前5時に起床。天気は曇時々晴れといった状況。このようすだと、どうも今夜は天気が悪くなりそうである。ラジオでも雨が降るといっている。このキャンプ場でもう1泊と思っていたのだが、しばらくの間天候は悪いということだったので二人で話合い思い切って撤収することを決めたのである。
紅葉の始まったオンネトー
 天気が良いときに撤収すればすべて「乾いた」状況で収納できるのである。
 朝露に濡れたタープとテントが乾くのを待ってからたたみ、その間、使ったテーブル、椅子をコンパクトに収納。更に寝袋を太陽でよく干してから収納。すべて準備を整えて午前10時に出発。
 虹別オートキャンプ場から弟子屈に出る。
 道の駅-摩周から阿寒湖に回る。
 足寄で昼食をとりながら今夜の宿を探す。妻は温泉に入りたいといっている。平日でシーズンオフなのでどこでも泊まれるのだがお手頃価格でゆっくり過ごせるかんぽの宿を探した。その中で「層雲」を選び宿泊依頼の電話をしたところ、直ぐにOKの返事。これはうれしい。こんなに早い時間に泊まる場所が決まれば、あとはゆっくりと景色を楽しみながら、層雲峡まで行けばいいのである。
 昼食は久しぶりの豚カツ定食。とんかつを食べながら、層雲峡までのコースを検討。足寄→中士別→三国峠→層雲峡→かんぽの宿とした。
三国峠への道
 あとは天気を気にしながらドライブを楽しめば良い。この季節は紅葉が見られる。その中でも、紅葉の名所である三国峠を通ることが今回の旅行の一つの目的であった。それがこんなに早く実現するとは思ってもいなかった。
 三国峠への登り始めはそれほど紅葉も多くはない。ダケカンバの黄色の葉と山葡萄の鮮やかな紅色が目立つ程度である。ところが標高1000メートルを超えるころから楓の紅葉とナナカマドの葉の鮮やかな紅色が目立つようになる。色の配置としてはナナカマドの赤を引き付けるようにしているのがダテカンバの黄色とモミジの黄緑である。全山紅葉というよりはこの取り合わせが良い。三国峠から見る帯広方面はまさに絶景である。
三国峠最上部
 そんな気色を満喫しつつ、層雲峡を通り抜けて、4時過ぎにかんぽの宿層雲に到着した。
 フロントの丁寧な対応に満足しつつ部屋の広さ気色のよさに驚きつ喜ぶ。この部屋の広さが簡保の宿の良いところである。
 さっそく温泉に行ってみる。大浴場のにある2種類の温泉を楽しみながら、そのあとは露天風呂へ。雨が降り始めた中で露天風呂をゆっくりと楽しんだ。ここでは炭の石鹸、炭のシャンプーが豊富にある。真っ黒い色なので、恐る恐るこれを使ってみるとかなり調子が良い。温泉に炭シャンプー。かなり微妙な取り合わせではあったが、使ってみればとっても具合がよく、そのせいもあってか温泉も十分満喫することができた。
 そして夕食の膳を楽しみながら冷たいビール。
 つまみは北海道の魚介類と美味しい夏野菜。暖かいものは暖かく、冷たいものは冷たくして出てくるサービスが良い。従業員の態度もとってもよく、お酒のピッチが進んでしまう。
 そして、今日も暴睡・・・・。