今年の7月〜8月にかけて、甘いソースを作ろうとして庭のブラックベリーを集めては冷凍していたことをすっかり忘れてしまっていた。 ところが、年末に冷凍庫の中のいらないものなどを処分しようとして整理していたところ、カチンカチンに冷凍されたブラックベリーが出てきたのだ。 「ムッ?!」 っと思いながらも、ぬるま湯を軽く流してみると全く問題なく原型をとどめている。 これをこのままにしておいておいたり、あるいは捨ててしまっては実に勿体ない。 確かに去年の夏は冷夏でたいした量も収穫できなかった。ただこれを捨てることはない。 何かに利用しなければと思った次第である。 といってもブラックベリーを醗酵させて作るのではなく、単にホワイトリカーに漬け込むだけである。 つまり、果実酒を造るようなものである。 そこで、これを梅酒用の1.8リットル壜に入れ、その中に氷砂糖を少量を入れてあとはホワイトリカーを注いでみた。 しばらくすると、かなり濃い色の紅色が壜の中に出始めてきた。 これで3ヶ月もすれば色よい、かつ、美味しいブラックベリー酒の完成となりそうである(←写真)。 もちろん色は「深紅」の酒となりそうで、そのまま飲んでも他の酒と混ぜてカクテルにしてもかなり使い勝手の良いものとなりそうである。 そんなことをしているうちに、以前フランスで購入した「リンデン」…つまり菩提樹…が全く手付かずに残っていることを思いだした。 そしてこれもホワイトリカーに漬けてみることにした。 リンデンは乾燥葉と乾燥花をあわせい50グラム。 これを1.8リットルのホワイトリカーに漬け込むのである。 併せてシナモンスティック2本と蜂蜜約1カップ分も入れてみた(→写真上)。 乾燥したリンデンの50グラムと言うのは、けっこう量が多く、こんなに漬け込んで良いのかと思うほどである。 で、いろいろ調べてみると、意外にこの漬け方が標準的な量であって、好みで個々材料の量の増減をするらしい。 適当にやったのが意外に良かったということみたいだ。 このリンデン酒は血行を良くすることから発汗作用があり風邪の症状に効くという。 また、不眠症や神経疲労を癒す働きがあるといわれている。 うまくできれば、貴重な酒が得られたことになる。 ところで、このリンデン、右下の写真にあるように50グラム5ユーロということである。 当時は1ユーロ120円弱だったのでだいたい600円程度。 今更ながら得した気分である。 さて、考えてみれば、いつもいつも我が家にはホワイトリカーが大量にあるのだが・・・最近はハーブ酒や果実酒が作るのが間に合わないくらい大量に消費してしまう。 そのため、いつでも作れるように買いだめしてあるという。 そんなハーブ酒の中で最近凝っているものにターメリック酒がある。 これは呑むときに若干苦味があり、最初はのみにくいものだが、馴れると意外に上手いと感じる。 そこで考えてしまうのだが、酒は多く呑むと肝臓に悪いという、得に日本人の場合はアルコール度が強いものは体質的に合わないという。 一方、ターメリックは肝臓の働きを助けて身体に良いという。 じゃぁ〜、ターメリック酒っていったい肝臓に効くの? 2004/1/1 記
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