ハーブハーモニーガーデン

 毎年5月連休頃から、天気のよい休日にちょっと遠出をする場所がこの「ハーブハーモニーガーデン」である。我が家から車で約35分。遠出というほどの場所ではないのだが、帰り道にいろいろ寄ったりして、意外に往復で時間を取ってしまうハーブ園である。



 茨城県水海道市にあるこのハーブ園は、8000坪の敷地面積を誇り、ガーデンとしては、ラベンダーガーデン、ロイヤルガーデン、フラワーフレームロードなどがあり、行くたびにその内容が変わっていて、いつも新しい発見があるハーブ園でもある。

 今までは、1回入園料を払うと、次回以降はカードを見せることで無料となっていた。今回の改定は、ハーブのショップ及び苗などの販売・展示の温室までは無料としてある。そしてガーデンに入る場合に始めて料金がかかるシステムとなっている。料金も18歳以上について300円の入園料となっている。ただし、1年間有効のものとして1500円を払うとカードが発行され、この間であれば幾度行ってもカードを提示すれば無料となるのである。これは近所に住んでいてすぐに行けるものにとってはありがたい。

 左の写真は、ハーブ園の左奥から、ガーデンとショップ・レストランを撮影したもである。この建物の中には、ハーブ関係のグッズを売るショップ、レストラン、百種以上のハーブ苗や種子等を販売している温室などがある。
 実際、現在我が家にある白い花が咲くボリジは、ここで購入したもので、珍しいハーブの苗もかなり置いてあるので、5月連休過ぎの時期は、ここでのハーブ苗はかなり人気がある。  

 左方から建物をぐるりと回って、更にその奥までハーブ園は続くのだが、全体では350種類程度のハーブを栽培しており、歩道を順番にゆっくり楽しめば、少なくとも一時間はすぐに過ぎてしまう。特に温室からガーデンに入ったところにあるセージ関係のガーデンが充実しているように思われる。


5月になると建物を取り囲むように植えられているカモミールが満開となり、風が吹く青りんごの香があたりに立ち込めます  かって、1998年であったろうか、Niftyserveの園芸のハーブのOffがここで行われたことがある。地理的には車がないと行きにくい場所だったので、茨城県南部〜千葉県北部在住の人たちが中心で15人ほどが集まったことがある。このときには、オープンスペースのテラスでの会食であったが、みんなが満足いくおいしさであった。ここのレストランの料理はなかなかのものである。

 右の写真は、建物を取り囲むように植えられているカモミールである。5月連休がもっとも見ごろで、そよ風に乗って素晴らしい青りんごの香が漂います。

 また、このハーブ園では、ハーブに関する各種の催しが行われており、事前に申し込みをするといろいろな講習会に参加できるようなので、興味のある方は、是非電話で確認してみてください。


 [資 料](2008/04/20現在)
 場所:茨城県常総市大塚戸町519番地  電話:0297-27-3214
 URL:2011年5月20日現在無し
 開園時間:10時〜18時
 休園日:毎週月曜日(ただし祝祭日は開園)
 入園料:大人(18歳以上) ガーデンへの入園料300円(年間券900円)
 行き方:マイカー:常磐自動車谷和原インターより8Km、約15分。
     電車とタクシー:常磐線取手駅で関東鉄道に乗り換え「小絹」又は「新守谷駅」下車
             タクシーで約10分


2003/4/13追記
 春の風に誘われて、久し振りに水海道市にある「ハーブ・ハーモニー・ガーデン」に行ってきた。
 実測してみると自宅から30分の距離である。もちろん、交通事情が非常に良くて、全く渋滞がなく行くことができた。
 到着したのが11時15分。久し振りに行ったので若干勝手が変わっていた。

 駐車場の出口?に園内案内の看板が建てられており、これは夜はライトアップするようになっている。
 店内の広さは以前と変わらない。ハーブグッズ中心だった店内は「アロマオイル」の製品が多く並ぶようになった。ここでは、紅茶とリンデンの蜂蜜を購入した。

 しかし、ついた時間がお昼時でどうしても腹が減る。買い物もそこそこにレストランに入る。前回はたしか旬の魚のハーブ焼きというのを食べた。今日は、簡単なものをと思い「トマトとバジルのスバゲッティ−」にした。娘は「魚介類のスバゲッティ−」と「ハーブサラダ」ブラス「ローズヒップティ」、妻は「ピッツァマルゲリータ」に「ハーブティ」。味付けは実に良かったのだが、もっとハーブを、と叫びたかった。
 いつも思うのだが、ハーブ園に来て、折角、食事施設があってそこをみんなが利用するのに、ハーブの使う量が少なすぎるような気がする。今までのハーブ園で、ハーブを使う量が最高だったのは、北海道滝上町にある「香りの里ハーブガーデン」でこれはハーブの香りをしっかり楽しめたところである。次が千葉県大多喜の「ハーブアイランド」、ここもかってテレビのハーブを紹介するシリーズ番組をやっていただけに流石といえるほどハーブをふんだんに使ってくれる。

 食後は散歩も兼ねて園内の散策。  ただし、季節的にはまだ早いこともあって、多年草が僅かに緑を濃くしている程度で、時期的にはこれからが期待・・・ゴールデンウィーク頃が良いのかなァ!!と思った次第である。今日時点で、露地栽培となっているところで咲いているハーブは、カモミール、ビオラ、キャットミント、ローズマリー等であった。

 園内から戻り、今度は苗のショップ。
 花粉症に効き目があるといわれている「レモンバーム」や幸福を呼ぶハーブといわれている「ワイルドストロベリー」がかなり売れている様子だった。もっとも値段も一苗250円と手ごろな価格なのかもしれない。
 ここでは種を少し買った。ペパーミントユーカリとアップルユーカリ、大好きなコリアンダーにディルなど。ペパーミントユーカリは庭で4年目を迎えているのだがいまいち元気がない。ひとつ種で育ててみようと思ったためである。
 最後に大物を買ってしまった。
 「西洋ボダイジュ」である。ずっと探し続けていただけに目の前の苗木がどうしても欲しくなったのである。買って気がついたのだが、猫も額ほどの狭い庭の何処に植えれば良いの???



2006/5/28追記

 5月25日に近場にあるハーブガーデンのハーブハーモニーガーデンに行ってきた。
 今までは茨城県「水海道市」にあるというイメージだったが、平成の大合併の影響で、ここも合併して「常総市」となっていた。昔からの地名や町名が消えてしまうとちょっと残念な気がする。

 自宅を出たのは9時直前、9時40分にはハーブガーデンの駐車場に着いていた。
 開園は10時ということになっていたが、入っていくとそのままオーケーとなった。流石に平日ということもあって見学者は少ない。我々以外では、女性2人のグループだけ。
 入園料300円也を支払ってハーブガーデンに出る。
 かなりの花盛りである。
 全体は、ゴールデンウィークに向けてガーデンの整備をしたのであろう、ハーブの植えてある株間に雑草の繁茂が目立った。が、庭園奥からこれら雑草の除去作業と庭園全体の整理が始まっていたので、6月中旬以降には整備されたガーデンを見学できそうである。

 ハーブ園は、今はキャットミントのブルーの花とカモミールの花が満開という状況だった。
 また、栽培区画でもこの両者の花が満開で、カモミール畑は一面真っ白に染まり、遠くまでカモミール特有の甘い香りが漂っていた。

 写真左上段は、ハーブ園への入り口兼苗等の販売所で、その苗の展示場が下の写真である。
 ハーブ園に入るには上記のように一人300円が必要だが、年間券は1500円となっていた。若干値上げしたということである。近所に住んでいれば年間券を購入するのであるが、こんなに近くてもなかなか来れない状況なので、今回は1日券とした次第である。
 苗等の販売は、従来に比べて・・・といっても2年前との比較なのだが・・・ハーブの種に関してはそれほど充実してはいなかった。ただし、苗につては充実していて、それぞれのハーブについて数種類以上のものがおかれており、選ぶのに困るほどである。結局この日は、妻がハイビスカス・ローゼルの苗を買ったにとどまった。
 11時半に園を出るときに、入り口の売店でアレッポの石鹸を入手できたのは嬉しかった。今回はエキストラ40というオリーブオイル60%、ローレルオイル40%のものを購入できた。
 右の写真は休憩所前にある木製のベンチ、板と板の隙間からカモミールがスッーと伸びていて、とってもいい雰囲気であった。



2008/4/20追記

 4月15日、久し振りに良い天気に恵まれたことから、近場にあるハーブ園の、ハーブハーモニーガーデンに行ってみた。
 実に2年ぶりで、この間、だいぶ様子が変っていた。
 自宅を出たのは10時近くで、カーナビの言うとおり走ってみると、これが意外に近道なのである。片道23kmという結果であるので、30分程度で到着する場所にある。

少し雰囲気の変わった入り口
 以前だったら、つくば市の市庁舎の前を通って水海道方面に向かっていっていたわけである。確かにこれが一番の近道と思っていたわけだ。
 しかし考えて見ると、今から10年ほど前に・・・かなり昔の話なので恐縮なのだが・・・NiftyserveのHerbでここでOFFの会が開らかれ、これに参加したことがある。午前10時ころに集まって、各自自由に園内を散策した後に、レストランで昼食をかねた懇親会が開かれたことがある。そしてその帰りに取手にあるジョイフルホンダでハーブ苗を探そうということになり、ハーブ園を出て取手まで行ったことがあるのだが、そのときに取手までの距離の短さに驚いたのである。
 我が家から取手までは車で20分ちょっと、これはもちろん近道を通っての時間であるが、それでも早い。
 今回の道路は、我が家からつくば未来市を通って、守谷地区からこのハーブ園まで直進する道路である。来るときには初めて通る道路であることから、気分的にはかなり距離があるように感じたのだが、帰りは実にスムースに自宅まで帰りついたので、その距離の短さと時間の速さに驚いてしまった。

 ところが、問題はハーブハーモニーガーデンである。
 園への入り口は以前と変わりがないのであるが、建物への入り口の場所が変わっていた。以前はハーブ苗やハーブの種、園芸用品などがあったビニールハウスがちゃんとした建物になっていて、ここが建物への入り口となっている。そして、従来アロマグッズの売店とレストランがあった建物が、ハーブの苗や乾燥ハーブなどの売店となっていた。そしてこの売店の横の出入り口から、ハーブ園に出るようになっている。
 入園料300円/1人を払ってハーブ園に入ってみた。
 残念なことに、いまだハーブ園は整備されておらず、やっと、園内の通路や生垣などの整備を開始したばかりで、それぞれのハーブのコーナーには、ハーブの種類や利用法などを書いてある名札などは昔のままに設置されているのだが、肝心のハーブが殆ど植わっていない状況であった。ゴールデンウィークを前に整備の最中というのは理解できるのであるが、こんなに何もないハーブ園を見せるのに入園料を取ることにちょっと疑問を感じてしまった。

ハーブ苗の販売コーナー

 さらに、この疑問を怒りにしたものがあった。売店の建物からハーブガーデンに出たところで、動物の強いにおいがする。はじめは風向きの関係で近所の畑からのものと思っていたのであるが、園内を回ってみているうちにその原因に気がついた。なんと、ハーブ園の一角に豚小屋があってこれを見せ物にしているのである。当然何頭かの豚がそこにいるわけで、その豚小屋の臭いが風向きにもよるのだろうが、園内に流れてくるのである。
 はっきり言ってこれにはがっかりしてしまった。
 ハーブ・・・香草・・・香りを楽しむというハーブ園ということなのに、そこで豚小屋のにおいは嗅ぎたくない。何年か前に経営者が変わったということなのだが、ハーブ愛好家にとってはうれしくない変化が多すぎる気がした。まあ、当分はこのハーブ園には行かないことにしようと思った次第である。
 で、うれしくない変化とは、苗を売っている売店でそれなりの数の苗を見たのであるが、この時期に、日当たり不足、栄養不足でひょろひょろの苗しかない、種の種類もかなり限定的であったということである。苗について更に言えば、選択の余地がないくらいに一つの種類についての苗の数が少なく、いくつかの中で気に入ったものを選びつつ買いたいという選ぶ楽しみも味わえないくらいに数が少なかったということである。

 まあ、ゴールデンウィークになれば、ハーブ園のハーブも、また、売り場においてあるハーブ苗も、もっと充実してるだろうとは思うのだが、やっぱり、しばらくは行く気にはなれない状況であった。
 (ゴールデンウィーク等に行かれた方は是非掲示板に状況をお知らせ頂ければと思います。よろしくお願いいたします。)

 ちなみに入園料は1日一人300円。また900円で年間券を購入すれば何回入園してもOKということになっている。また、嬉しいサービスがあって、毎月8の日はハーブの日ということっで、入園が無料になるサービスを行っている。