ハーブの参考書(2005年3月27日UP)

 最近ハーブに関する本を買わなくなった。
 それでも、本棚を調べてみると大きいものや小さいもの、あるいは、レシピ集などでハーブを取り扱った本など合わせて全部で23冊もあった。
2010/11/17更新
 左はその一覧表である。
 たまたま最初に購入したのが「ハーブ大全」でこれはかなり詳しく種々のハーブについての解説が載っていて大変重宝した。また、栽培方法や利用方法などもかなり詳しく、はっきり言えばこれ一冊で十分であった。
 が、本屋などでハーブに関する本が少なかったという時代背景もあって、ハーブの本があればよく吟味して、気に入れば購入していた。
 しかし、一定以上の本が集まってくると、それぞれを比較し始めることになる。と、大体、類似した記載がおおい。それは当たり前で、植物の育て方や、ハーブの特徴や利用方法もある意味で言えば、同じでなければいけないわけだ。ところが、新たな本を買うということは、そこに新しい発見があるからで、そんな記載があるものを買い続けたわけである。もちろん、この数年は新しい本の購入がない。

 それはなぜかというと、自分でハーブを育てるということは、本に書いてある以上の発見がある。
 そして、多くの場合、何も無い状況でハーブを育てるのなら問題が無いのだが、いろいろなっハーブを育てている中ではいろいろな疑問が出てきたり、時には病虫害にあったり、芽が出ても成長しなかっりといろいろな問題が顕在化するのである。
 ところが、それらひとつひとつのハーブについての疑問について、要領よく答えている本は皆無といってよい。かなり水準の高い本もこの一覧表の中にはあるのだが、それでも代表的なハーブ10種程度についての記載で、よく使うハーブの殆どをカバーするとはいえない。そんなわけで、その時々に自分で解決することが必要となって、いろいろ他の文献をあたったりするようになり、ハーブに関する本を購入することがなくなったということである。
 もっとも、本よりも、インターネットを利用しての、不明点のカバーのほうが早くて安価ということも言える。
 更に言えば、大学や植物研究機関のホームページのほうが、非常に詳しくてわかりやすいということである。植物の特徴から、実験耕作による収量予想、詳細な成分分析、民間での利用方法など・・・。
 これを考えると、やっぱり、これからは、ネットがいろいろな意味で生活の大部分を左右することになるのであろうか?

 ただ、初めてハーブに接する場合には充実した参考書が必要になる。
 もしも、余裕があるのなら
 @ハーブ大全 リチャード・メイビー
 Aハーブ・バラエティー 広田セイ子
などがお勧めのものである。もちろん、最近はいろいろなハーブの本が出ているので、書店で気に入ったものを買うのも一つの方法であろう。




ハーブ関係資料(2005年10月16日UP)

 今年の3月27日にこのコーナーで『ハーブの参考書』として、そのときに我が家に在ったハーブに関係する書籍を紹介した。
 その後しばらく経った今年の夏に、我が家の書籍類の整理をしたところ、更に数点ハーブ関係の参考書が見つかったのである。が、これについては、このページ上部の「ハーブ参考書」の一覧表に、順番に追加していこうと考えている。

 ところが、この本などの整理を行っ折に、本などと一緒に保存していたビデオも整理の対象にした。
 その多くは、テレビから録画した外国映画が中心だったが、そのほかにハーブ等について単発やシリーズで紹介した番組を録画したものもかなりの本数に上った。
 ところが、実際に内容を確認してみると、資料として保存する必要があるものは3つの番組であることがわかった。これら3つの番組は収録日が記載されていないためにいつごろ放映された番組かは明確ではないのだが、ハーブというものを意識して録画したとすれば、遅くても1990年以降となる。

 最初の番組は『Spice of Life』という番組である。毎週水曜日の午前5時から5時半までの30分間放送され、その年の4月から9月くらいまで続いたフジテレビの早朝番組である。毎回2種類のハーブを取り上げ、原産地・現在の産地、利用法、ハーブとしての効用、そしてそのハーブを使ったレシピの紹介など、今放送すればかなり高い視聴率を上げられそうなバラエティにとんだ内容であった。更に説明をすれば、毎回、千葉県にあるハーブ園のハーブアイランドでのロケであり、司会・進行役は女優の鶴田真由さんであった。このビデオは期間中24回放送されたのであるが、我が家には10数回分の録画しか残っていないのは実に残念なことである。(タイトル画面は左上の写真)

 その次は、右のタイトル画面で始まる『ハーブの世界』である。これは英国で製作されたもので利用部位別に丁寧に説明している番組で全部で4回シリーズのようだ。放送された時期もチャンネルも不明なのだが、嬉しいことにぴっちり4回分の録画ができていた。まぁ、これはハーブの入門書的な番組であるのだが、本などでは書かれていない利用法や効用についての情報もある。全部で2時間という短時間ではあるが内容は充実している。

 最後は『薬草の話』という番組で、これも完全にすべて収録してあるものである。内容は日本のハーブ、つまり民間薬として利用されてきた薬草の採取方法、利用方法そして保存方法を丁寧に解説した番組である。説明が詳細でわかりやすく画像も綺麗で、これも利用部位による分類をして、それぞれを番組の主題として取り上げたシリーズとなっていた。

 このような番組は、ハーブ愛好家にとってはとってもためになるものである。
 これらの番組を今回保存することにしたのだが、ビデオによる保存ではなく、ビデオ画像をパソコンに落とし、そこで編集を行い、編集を終わったものをつなげて、DVDに録画・保存することにした。
 この方法だと、無駄なCMなどをカットでき、検索なども容易であるからだ。
 その結果、Spice of LifeはDVD2枚、ハーブの世界と薬草の話はそれぞれ1枚のDVDに収まった。結果は、保存スペースが少なくて済み、巻き戻し等の作業もいらないという実に便利で有効的な対応となったと自分では思っている
 今後も、貴重な番組を収録したときは、編集したものをどんどんDVDに落としていこうと考えているところである。