2008年:早春のハーブ畑


 啓蟄の時候となってから、さすがに畑の様子が気になり始めた。
 記録を見ると去年は暖冬ということでの3月15日にはルバーブを収穫して第1回目のジャム作りを行っている。その量自体は250gと大したことはなかったが、この時期にジャムを作れる程度に収穫ができるということがすごかったのである。

 今年はどんな具合だろうと前々から畑の様子が気になっていたのだが、雑事に忙殺されてなかなか畑に行くことができなかった。
 が、さすがに今日は我慢の限界ということで、花粉の飛散によるわが目の悲惨な状態をも無視して畑に行ってみたわけだ。
 今日現在で元気に芽を出しているものは、タイム、チャイブ、フェンネル、ルバーブ、サラダバーネット、ベルガモット、タラゴン、レモンバーム、オレガノ、ヒソップなどであった。もちろん、冬中利用してきたルッコラは「芽を出す」という状況ではなく「収穫する」状況であった。今日も、新鮮な若い茎葉をサラダ用にと収穫してきてしまった。
 で、話題のルバーブであるが、まだ赤い外皮をつけたままの状況で地面からやっと顔を出したという程度で、これは利用するまであと1ヶ月は掛かるのではないかと思われる。今回は写真には撮ったもののあまりに小さいので、ここには載せていない。

 さて、今回取り上げたのは、上で述べたハーブのうち、チャイブ、ベルガモット、タラゴン、ヒソップである。 
▲上の写真が畑のチャイブ、左上に芽が出たばかりの細かいものがたくさん見える。
▼下はベルガモットの苗、こんな大きさのものが沢山あるので途中で風通しを良くするために間引くことになる。
 


 このうち、チャイブは去年同様の大きさなのだが、去年は3月中旬に畑の整理を行っときに余ったチャイブを自宅に持ち帰り鉢植えにしたとなっている。これに気がついて、鉢植えしたものを畑から帰った後に確認すると、畑の最寄は小さいがちゃんと芽を出している。畑のものより芽の出方がそろっているようだ。このまま成長してくれれば、鉢植えのものはあともう少しでキッチンハーブとして利用できるようになりそうである。

▲上はタラゴンの芽、これが去年のタラゴンの枯れた跡に無数に出ている状態。ちなみに自宅の植木鉢では3株が顔を出したところ。
▼下はヒソップ、小潅木といった風情なのだが越冬した葉が元気に輝いている。
 ベルガモットとタラゴン、ヒソップは昨年春の移植組である。
 いずれも、移植後、大きく育ったことから、毎年同じ場所に植え続けるのではなく、一定期間が経過したところで移植を行うことが良いのではないかと考えられる。

 ベルガモットなどは花が終わったあとに種が大量に落ちることから、秋の終りにある程度大きくなった苗が密生しそのまま越冬し春を迎える。春になって温かさが増してくるとこの密生した苗が急激に伸びだす。これを同じ場所で毎年繰り返すので、地味の充実、栄養分の補給を考えて堆肥などを与えるのであるが、表面的にしか与えることができなくなってしまう。そのため成長は少しずつ悪くなり、花の咲いている期間も短くなってしまうようだ。
 やっぱり、1〜2年ごとに苗を移植をしていくことが大きく育てる、最も簡単でよい方法のようである。

 タラゴン自体は根が越冬して、春先にその根から新しい芽がでてくる。したがって移植するのならば、この芽がある程度の大きさになったところで行うのが良いだろう。はっきりと見分けができるということである。去年は大体10cm程度の大きさになったところで、土を掘り返して芽が出たタラゴンを移植したわけだ。かなり慎重に前に植わっていたところから残さず移植したわけだが、何も残っていないと思っていた前の場所から、そのあと新たにタラゴンの芽が出てきてしまった。その意味では根だけの移植でも問題ないのかもしれないが、他のハーブや野菜の根と混じってしまうとなかなか判りにくく、春先の温かい日を選んである程度大きくなったものを移植するのが移植に関してはベターである。
 ちなみにこれも、自宅では鉢植えにしているのであるが、畑同様に芽が出てきている。この柔らかい芽を何とかして使おうと思っているのだが、これはいずれレシピに追加していきたいと思う。

 最後はヒソップである。
 何年間も植えっぱなしにしていたせいもあって、去年まではかなり小さい株であったが、今年は大株に育ってきた。春から秋まで花を咲かせ続けるので切花としても利用できるものである。ヤナギハッカという和名の通り、すっきりとしたハッカのような香りがし、肉料理等にもいろいろ使えるハーブである。
 いまは畑にしかないこのヒソップであるが、他のハーブ同様、これも鉢植えにして自宅においておきたいものである。今年は去年の移植の成果で大株に育っているので、元気の良い枝を鉢に挿し木して増やしてみようと思っているところである。


2008/3/9UP