 |
再び、南仏プロヴァンス その2 |
翌日は、カンヌ、サンポール、グラス等ニースの近郊の町や村を巡る観光。
カンヌ映画祭会場 |
カンヌでは、毎年5月に開かれる映画祭の会場の見学した。カンヌ市内に入った時には通勤時間帯にぶつかってしまっていて、かなりの渋滞である。そのため、少し先まで行ってバスからおり、少し戻る感じとなってしまった。渋滞する道路を渡ってからのカンヌ映画祭の会場の見学となった。ホール自体は2階建程度で思っていたよりも小さな会場なのである。入ってみれば中は広いのであろうが、外形からはちょっと拍子抜けである。それでも、さすがに世界中から有名映画人が集まる所だけあって会場に面した通りには超一流ブランド店が立ち並んでいる。その中で、いま一番人気があるのは、パリに本店があるクリスチャン・ラクロワだという。
フラゴナール香水売り場 |
そんなカンヌの繁華街から抜けて今度は南仏の田舎道を走る。
しばらくして鷹の巣、とも鷲の巣ともいえる断崖の上に作られた城壁に囲まれた村に到着した。サンポールの街である。町自体は縦長の町で、その中心に入り口から一番奥まで貫く細い路地がある。これがメインストリートと言うことであろう。入り口から出口までは真面目に歩けば10分程度で縦断してしまうほど小さい村なのである。そして行きついた村外れの場所に墓地がある。太陽が燦燦と輝いているなかで白い墓石が並ぶ風景もなかなかいいものである。実に、居心地のよさそうな場所を選んで、墓地があるのだ。この墓地に入ってすぐ右側にシャガールの墓がある。ローズマリーが良く育っていて墓の上部を埋め尽くしている。巡礼者の置いたものなのか小石が墓の上にわずかな厚みとなって積まれている。
上:サンポールのメイン通り 下:村内にあった塔
|
|
この墓地から、今来た道を通ってゆっくりと入り口のほうに戻る。狭いメインストリートの両側かにいろいろな店が立ち並んでいる。が、どうもこの小さな町は、シャガールの影響もあるのだろうが、画廊が多いようだ。細いメインストリートの両側で10件近くの店が絵を展示し商売のために店を開けているようだ。そのために、観光地ではあるのだけれども、土産屋の数は極端に少ない。その少ない土産屋の一つに入り、いろいろお土産となるものを探したが、取敢えずここでは菩提樹(リンデン)の蜂蜜を買う。これは独特の香りと味がして我が家の人気アイテムの一つとなっている。日本ではなかなか手に入りにくい一品であることから1kgの大型の壜を購入した。
土産を買った帰りに、女優のゴクミ(後藤久美子)が結婚式を挙げたという村の教会に行ってみる。小さな教会なのだが、なかなか雰囲気があって良い。教会前の広場もよい。教会はこの小さな村の一番高い所にあるようだ。この場所からの見晴らしもなかなか良い。
そして、村の入り口まで戻ってくると、時間的には出発までに1時間近く残している。この村の入り口にあるカフェに座り、ビールを飲むことにした。
カフェの前の広場では、中年のおやじに交じって、若者達もぺタンク競技を楽しんでいる。
全くルールが分からないので、何とか理解しようと、黙って30分程見ていたのだが、どうしてもルールが分からない。やっている連中はそれなりにハイテンションとなっているので、かなり面白いゲームなのかもしれないのだ。このぺタンクについては帰国してからいろいろと調べてみた。競技自体は実に単純で面白く、仲間さえ集まれば、是非やってみたいと思う競技である。
つぎは、グラースである。ここも鷹の巣のような町なのだが、サンポールに比べれば町が大きいようだ。が、ここでは街中の散策はせずに香水工場へ直行。30分程度の順路にしたがっての香水の歴史と作り方を見学した。いったのはフラゴナールと言う工場である。比較的大きくて観光客の受入体制も整っているからと言うことであった。もちろん、見学終了後は直販所に案内されて、後は自由にショッピングとなった。
ペタンク風景 |
ここは女性には実にとっては楽しいところだが、男性にとってはあまり興味が湧かない場所である。それでも、イランイランのフレグランスの蝋燭を19ユーロで購入。プロヴァンス地方の衣装に関する本も買ってしまった。これは中に沢山ある写真が綺麗だったからである。
そして夕方に再びニースのホテルに戻って来た。
時間的にはかなり早かったのだが、良い天気の中で相当の距離を歩き回ったことからちょっと疲れが出た。部屋に戻ってシャワーを浴びてから夕食までの間、仮眠をとることにした。
夕食はホテルから歩いて数分のところにあるレストラン。メインディシュはムール貝のプロヴァンス風。つまり、オリーブオイルをニンニクで香り付けし、その中にムール貝を入れ白ワインをたっぷりと入れた後に塩・胡椒で味付けし、これにハーブを絡めたものである。これを食べ始める前に、合わせる飲み物を聞かれたので白ワインをボトルで頼んでみた。このワインはよく冷えていて美味かったが、ムール貝は塩が強過ぎて自分用に取り分けた一皿分を食べるのがやっとだった。一緒に行ったツアーの皆さんもしょっぱさには閉口したらしく、意外な程、沢山残ってしまっていた(ムール貝は大きな容器に入ってきており、これを各人自分の好きなだけ自分の皿取り分けると言う料理の出方だった。)。
|