私がLAN導入時に気づいたこと.

最近のトピックス

最近サブ・ノートを購入して、LAN に接続、Unixの端末、Sambaクライアントとして使用中. さらにモバイルFreeBSDを実現しようと思っている.

BSDページより >個人のページでも少し触れたが, LAN の構築をし, ついでに, ストレージ・デバイスのサーバー / クライアント間の最適配分を実現している. 構成は,

FreeBSD 2.2 RELENG 
fahren --- nis server, dns, popserver, nfs server, httpserver (apache), 
	cannaserver, mailhost, printhost, samba server, ppp gateway.

FreeBSD 2.2 RELENG / Windows95 マルチブート.
stein  --- nis client, amd client. 

ファーレン に関しては, scsi hd のみとした.
シュタイン は IDE hd のみで, ほとんどの領域を95 に使用し, bsd で起動したときは, ファーレン から amd マウント して, ホームの共有も同時に実現している. 95から起動したときも, http , ppp, サンバによるホームとプリンタの共有とかなり満足の行く環境となった. 更に, 95のセキュリティーも, unix サーバーと併用する事で確保する事ができる.

この過程で得られた事なども, 逐次紹介してゆきたいが, 時間的な問題があるので, その全てを紹介する事はできないかも知れませんが, できるだけ他の方の参考になりそうな所を記事にするつもりです.


概要

  • NIS(network infomation service)について
  • NFSについて
  • AMDについて
  • NIS(network information service)について
    NISはその昔、YP(yellow page)と呼ばれ ...などとものの本には書いてあるが、詳しい解説は
    ほかの図書、雑誌に任せるとして、FreeBSDの場合、nisのMakefileは/var/ypにある. name server
    を使用しない場合、
    B=-b
    ↓
    #B=-b
    とする。このあたりは、SUNのものと変わらない。
    また、nisの情報は、nis mapと呼ばれ、普通nisのmaster serverに置かれる。ほかにslave serverというものがあり、これは、master serverが、ネットワークから切り離されている間、変わりにnis mapを提供するサーバーである。master serverのnis mapをアップデートする場合、ypプッシュといって、slave serverのnis mapを同時に更新する仕組みがあり、master、slave間の同調をとっている。また、nisのサーバーでは、daemonのypserv、nisのクライアントでは、同じくypbindを起動しておく必要がある。また、注意するべき点は、nisのserverでnis mapを使用する場合、デーモン起動するのは、ypservとypbindの2つであるということである。
    しかし、なぜわざnisを使ったシステムにするのかというと、複数台のマシンがあり、それぞれがホームの共有をしていて、どのマシンからログインしても、共通のパスワードにしたい場合など、
    yppasswd
    コマンドを使用して、どのマシンからも同じようにパスワードの管理ができるようになる。
    SUNにはnis+などというものもあり、ユーザーに細かく優先権をつけられるらしいが、ユーザー数が数十人ぐらいのときに特に必要性は感じない。ただ、SUNの場合、デフォルトで、外部ネームサーバーのルックアップを行えず、resolverにパッチを当ててresolv+というものを使用しなければならない点がやや面倒なところである。(SunOS4.1.3JLE、SunOS5.5.1(=solaris2.5.1))
    nis clientからは、nis mapの内容を、ypcat、ypmatchなどで確認でき、現在どのサーバーのnis mapを使用しているかは、ypwhichでわかる。
    
    
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    NFS(Network File System)について
    ネットワークファイルシステムとは,NFS serverのローカルファイルシステムを任意の属性で
    NFS clientにエクスポートするもので,要するに,これを用いればサーバー・クライアントの間で,
    ストレージデバイスを共有できる. FreeBSDで実装する場合に注意するべきことは,サーバー側の
    /etc/exports
    ファイルに,エクスポートしたいディレクトリのマウントの根元のパスと,その属性を記述する必要があるということである. 
    また, 当然クライアント側には, 
    /etc/fstab
    ファイル内にnfsのサーバーネームとパス, マウント位置のパスを記述する.
    
    
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    amd(auto mount daemon)について
    AMDと聞くと, Advanced micro devices を連想してしまう人も多いはずである.
    しかしながら,これは,
    mount
    マウント, およびマウントデーモンが,静的なマウント)*1 を行うのに対して,
    amdは,動的なマウントを行うものである.同じマウントマップを使用して, マシンによって違う
    ディレクトリ構成にしたり,重要な共有ディレクトリを複数のサーバーを使用して, ロバストな
    システムを構築したりすることができる.
    面白いことにマウントマップを作成することは, さながらディレクトリを積み木に見立てて
    それを積み上げていく作業のようだ. 
    
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    since Apr. 1, 1997.  Last update Jan. 23, 1998.
    
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