10月10日のレースの感想


久々に東京に帰ってきた。前走まで夏負けぎみで思うようなレースができず結果的に着順も下がっていたが、相性の良い東京1800mで挽回をしてくれた。今回は東西から強い馬がこぞって参戦。鞍上も減量騎手の江田勇亮を起用。必勝体勢をしいた。それが功を奏したのかそこそこの配当を付けての2着だった。
レースの方は後方待機で3コーナーではややおかれ気味になったものの、結果ここで足をためられたのが直線で伸びた一因になった。次回は東京5回開催の立冬特別1800mを予定している。


岩倉さんの観戦記

思い起こせば一年前、ちょうど同じ毎日王冠が行なわれる当日 ジーニアスは出走していたんですね。 確かあの時は500万下、1番人気、鞍上は武豊騎手でした。 1年経って、クラスも一つ上がって900万下、得意の距離とは言え 前走の惨敗が影響してか、思いのほか人気薄。 鞍上もアマリリス賞惨敗以来の江田勇亮騎手、但し条件戦と言うこと もあり、減量の恩恵があるのはジーニアスにとっても有利では・・・。

パドックに出てきたジーニアスは、前走比−4キロの馬体重 毎日王冠目当ての面々が多くいる中で、パドックも前日のがら空きぶりが 嘘のような混雑で、それほどゆっくりは見ていられなかったのですが、 ここ数戦見られたような、妙な落ち着き具合が気になりましたが、 馬体の張り、つやは良かった様に思います。

返し馬は、馬場の中央をぐっと頭を下げて走る感じで、 気合いがのってちょうどいい感じで、後は鞍上がどう乗るかと言う感じでした。

スタートして、向こう正面に向かうあたりでは後ろから数えて3番目、 しばらくしてみると、ジーニアスの位置取りは最後方。 レース自体は結果的に勝ったロードクロノスが3コーナーあたりから 一気に仕掛けて先頭に立ったところを、各馬が懸命に追いかける展開でしたが、 ジーニアスは道中もそれほど動く感じではなく、直線は大外を懸命に追って・・・

で、結果的にはメンバー中唯一34秒台の脚を使って、 2着と言うすばらしい結果でした。鞍上の江田勇亮騎手も、入線後 しきりにターフビジョンを気にしていたようでした。 レース後に戻ってくるジーニアスは、いつも通り元気な様子で、 やっぱり府中回りはあっているんだなぁ〜と実感するレースぶりでした これで次走にも大きく期待が持てますね。