10月19日のレースの感想

デビューして10戦目節目のレースであり、初勝利を上げた相性のいい 府中のコース。ここのところ、惜しいレースが続き詰めの甘さを見せているが 展開次第では勝ちあがれるだけの実力は持ち合わせている と思っているので、今度こそはという期待がかかった。
距離は前走より半ハロン伸びて2300m血統的には問題のない距離であろうが 今までのレース振りを見ると、長い距離のスローペースではことごとく 逃げ馬がペースを着くって逃げ切るというパターンが続いており 展開次第ではまた、今回もきついのではないかと思った。 結果は予想通り逃げをうった馬が逃げ切り勝ち。おまけにスローペースと来た。 いままでの、展開と同じではないか・・。 結果はロバーツ騎乗の馬に遅れること首差の4着であった。

春から使い詰めできているので疲れが溜まっていることだと思う 、一口馬主の立場から言えば勝ってから休養して欲しいと 言うべきでは有ろうが、まだ5歳6歳と健康であればレースは続くのだから 目先の勝ちよりも、 いったんリフレッシュをしてもう一度立て直しながら使っていくというのが いいのではないだろうかと、素人ながらに思ってしまう。 このレース以降のことはこの原稿を書いている段階では解らないが、 調教師のどんな判断が下るか見たいものである。


岩倉さんの観戦記

このところ使い詰めできているターフジーニアス。初勝利を挙げた府中の広い馬場での変わり身を期待しつつ、7Rの出走馬がパドックから去った後もパドックに居座り、8Rのジーニアスの登場を待った。 いつも通りに引き手に引かれてターフジーニアスがパドックへ現われる。馬体重は前走と比べて6キロ増。前走から中2週での出走だけに、多少疲れを感じはじめている頃かとも思えますが、パドックでの様子はいつも通り。相変わらずちょっとうるさい様子。それでもパドックでの気配は悪くない。 続いて本馬場入場から返し馬。ウイナーズサークルの結構人の多いところが本馬場入場の個所になるわけで、落ち着いて欲しいジーニアス応援団の私にとっては、ちょっと気になるところ。相変わらず多少はうるさいところを見せつつも、スムーズに本馬場へ。キャンターの移行も比較的スムーズながらも、今回は鞍上の江田騎手ががっちりと手綱を押さえ気味。ちょっと気負っているかな。 いざレース。スタートでやってしまった。ブックなどでのレース結果にはないけれども、私の目から見れば明らかに出遅れ。言って見ればタイミングが合わなかった感じ。それでも外を回ってこのところ安定してきた先行策へ。1000m通過が62.9秒と、道中の流れがスローペースだったこともあるけれど、直線は外からの競馬。外目からジリジリと伸びる。しかしこの上がりの中で突き抜けるだけの脚が・・・と伸び切れずに今回は4着。 あの位置からうちに突っ込んで前が開く保証はないだけに、あのコース取りは仕方のないところかもしれない。それにこの2300mという距離はペースが落ち着いてしまうだけにちょっと向いていないかもしれない。今のところもっとも適しているのは、やはり1800mあたりなのかな? 冒頭にも書いた通り、このところは使い詰めできているだけに十分に間隔を空けて使ってきて欲しい。500万なら十分勝てるだけの力は秘めていると思えるだけに。

この文章は岩倉さんの許可を得て掲載しております。
このページの写真は岩倉秀樹さんの撮影によるものです。


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