前走久々の休養明けで思ったほどの切れ味を見せられず、6着と今ひとつの内容だったジーニアスだが、今回は馬体重の方も少しだけダイエットして−2キロ。休養前のことを考えても、それほどの馬体重の増減もなく普段通りと言う感じ。
パドックでジーニアスを待っていると、どうもいつもの厩務員さんと顔が違う。
約3年間ジーニアスを追っているけれども、これまで見てきた中で違っていたのは
恐らく1度か2度のはず、担当厩務員さんが変わってしまったのだろうか?
4、5歳時は比較的パドックでもうるさい感じで、なかなか写真を撮らせてもらえ
なかったのだけれども、さすがに7歳の秋ともなると、うるさいところもだいぶ
収まってきているようで、適度な気合乗りと言う感じで周回を重ねていった。
鞍上は前走に続いてM.ロバーツ騎手。これまでのジーニアスと言えば、大外から
直線のみの競馬と言うのが通例ではあったものの、前走のロバーツ騎手は内に突っ込
んでいったりと、これまでの乗り方とはちょっと違う乗り方を試みている。
さて今回は・・・
前走も同じだったのだが、この処ジーニアスは、他の馬より遥か先に本馬場入場をしている。今回も入場行進のファンファーレがなるずーっと前に1頭だけ先に入場している。おかげで返し馬を撮り損ねたのだが・・・ 割とビューっと行ってしまう返し馬が多い中、今回はかなりリラックスようなゆったりとした返し馬だったような気がした。さてレースの方だが、スタートは五分、道中の位置どりとしては後方から数えて2、3番手の内ラチ沿い。恐らくは直線また内を狙うと思っていたら、うまく前の馬を捌いて、いい感じの内から3、4頭目を伸びてくる。「今日は行ける!」と思わずシャッターを切る指にも力が入ったが、残り100mあたりからの伸びは今ひとつ。ただ、差されそうな感じはなく、何とか前を捉え切って欲しいと願っていたところがゴール。結局は直線早目に先頭に立ったチカラダユウキを捉え切れずに2着。トップハンデに推されていたジーニアスにとっては3キロ差は結構響いたのだろうか?
何より前走は今ひとつの伸びだっただけに、今回のレースぶりを見てとりあえずは
一安心。しかし、あとひと伸び欲しかった。得意の府中だっただけにちょっと残念では
あるが・・・