四季の釣り雑学
- どの魚も学習効果で利口になり、またすぐ忘れる。
- 釣り男のロマンをかきたててくれる荒磯。
- 上物釣り、底物釣り、巨魚釣り、ダンゴ釣り、泳がせ釣りに大別される。
- オキアミ出現によりヒラマサも呼び寄せた。
- 底物南方宙釣り石鯛釣り、夜釣りのクエ釣りする人も多い。
春
- むら気なメジナにふりまわされる。
- 磯釣りの3月は迷いの多い季節である。水温はまだ冬だから上物釣りは寒グレの延長線上にある。
- 餌取りは少ないし、グレの産卵時期に入る地方が多い。産卵直前は荒食いし、産卵に入るとピタリと食わない。
- グレの産卵時期は、尾長は12月頃、口太は紀伊半島、伊豆七島では2〜3月、宇和海3〜4月水温によって変わる。
- 花見グレ、桜グレは産卵後の体力回復期にあたる。桜が散ると5月までグレはお休みのシーズンである。
- 石鯛を狙う底物は5月からであるが、冬のグレ釣りのオキアミに石鯛がかかりだすと時期が早くなる。
- 石鯛は黒潮にぶつかる南の海は3月から、4月から石鯛党が動きはじめ、5月から活気づく。
- 石鯛は餌取りの少ない時期はやわらかい食い込みのよい餌さを使う。
- 一年をとおしてみると、石鯛本番はやはり秋である。
- 春の磯はチヌ狙いである。
夏
- 磯魚は活気づくがエサとりもまた元気
- 上物釣りは梅雨グレから夏のシーズンが明ける。梅雨のころからグレが活発に食い始める
- 海藻を食っているグレは臭みがあるが、オキアミを食い続けているグレはましだろう。
- グレは目が良いので、快晴、ベタナギは釣りにくい。
- 雨が少々、波が適当に騒いで白いワキが出る日が最高である。
- 梅雨時はイサギ(イサキ)釣りでもある。ちょうどこのころ卵を持つ。これはおいしい。
- このころ二ザダイも良く釣れるようになる。
- 梅雨から日本全国石鯛の本番入りする。とともに餌取りも一斉ににぎやかになる。
- 梅雨明けとともに餌さ取りの戦争になる。猛暑は磯釣り師にとっても大敵であり少人である。
- この真夏に離島へ遠投し3〜5日間連続夜釣りでクエ、ハマフエキを狙う。
秋
- 渦巻きをにらみつつ難敵石鯛に挑む
- 絶好のシーズンであるが、10月中旬まで台風シーズンである。台風ははるかかなたでも影響を受ける。
- 石鯛最盛期にはいり、磯を定めじっくり通う。
- ヒラマサも秋がシーズンとされている。夜のクエ狙いも良い季節である。
冬
- エサとりのいない最高のメジナの季節
- オフシーズンであるがグレだけはシーズンである。
- グレは水温18〜22度が最も活発に動く。
- 冬でもアイゴ、イサギ、二ザダイ、ブダイも地方によっては狙う。
- 冬でも磯についている石鯛がいる。
石鯛
- 磯の王者、幻の魚、馬力、スピードがありかかったときの強烈な引きはこたえられない。
- フジツボ、貝、カニ、エビ、ウニ類を噛み割って食べる。
- 磯の王者、石鯛は学習効果で利口になっており、攻めの釣り法が南法宙釣りである。
- アタリがあれば、道糸を送り出し石鯛に異常感を与えないで食い込ませる手法である。
- 幼魚をサンバソウ、シマダイ、ハス、ワサナベ、コオロオ、コリ、チシャ、ヒサとも言う。
- エサは、サザエ、トコブシ、アワビ、ウニ、アカガイ、ヤドカリ、イセエビ、ゾウリエビ、カラスガイ
イシガキダイ
- 石鯛をクロクチ、クチグロともいい、イシガキダイをクチジロともいう
- イシガキダイの産卵活動は南の海へ下がっておこなう。暖かい海しか熟卵に育たない。トカラ列島
- しかし大物は宇和の西海、南紀の潮岬、男女群島等である。
メジナ(グレ)
- 数センチの幼魚は岸近くで数十尾群がり定着性が強い。好奇心がやや強い。木っ葉グレ
- 2年魚は、行動範囲が広がり採食場へ出かけ夜は元の磯に戻る。
- 3年魚は、外海の荒磯で1日を過ごす。通常群れを作り昼行性。神経質で警戒心が強い。
- メジナを口太とも言う。産卵期は2〜6月
- 九州、山陰ではクロとも呼ぶ。クロメジナは尾長とも言う。メジナより南方型。産卵期は11〜12月
ヒラマサ
- イワシ、アジ、イカ、サバ類、アミ類を食べる肉食性。
- 大型魚には80〜100センチにはシガテラ毒をもつものもいるので注意。
- ヒラマサの磯釣りは山陰から始まり伊豆、九州、日本海、に広まった。高級魚
- カンパチは磯釣りで釣れにくい。高級魚
ブリ
- 春から夏にかけて日本列島を北上し、秋から冬にかけて南下する。
- 昼間は活動せず午前3時から明け方まで最も活動する。薄暗時多少活動する。
- イワシ、アジ、イカ、サバ類を食べる肉食性。
- ブリは出世魚、ツバス、ハマチ、メジロ、ブリ、、、ワカシ、イナダ、ワラサ、ブリ
クエ
- 夜の帝王である。
- 外洋に面した岩礁の棚や洞穴に昼間は住みついている。空腹になると夜間の活動が多くなる。
- クエは自分の巣をを持っている。そこを根城にしている。
- 夜釣りである。針にかかると自分の穴に逃げ込もうとするので道糸をゆるめないこと。洞穴に逃げ込むと死んでも出てこない。
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