病原体:細菌、真菌(カビ)、リケッチア、クラミジア、ウイルス、原虫、蠕虫
 
  ・ばいきんとは、 人体に有害な細菌などの微生物、物を腐敗させ、病気のもとになるもの   ・病原体とは、病気を引き起こす微生物。   ・感染症とは、ウイルスや細菌などの病原体が体内に侵入して増殖し、発熱や下痢、咳等の症状。   ・サイトカインとは、免疫の暴走と訳される。   ・サイトカインストームとは、感染症や薬剤投与などの原因により、血中サイトカインの異常上昇が起こり、    その作用が全身に及ぶ結果、好中球の活性化、血液凝固機構活性化、血管拡張などを介して    ショック、播種性血管内凝固症候群、多臓器不全にまで進行する。     感染症は・人から人にうつる伝染性の感染症。         ・破傷風やツツガムシ病の人から人にはうつらない。         ・動物や昆虫から、あるいは傷口から感染する非伝染性の感染症。     感染経路:垂直感染 → 母子感染          水平感染 → 接触感染、直接接触して感染する。                 飛沫感染、咳やくしゃみで飛び散ったしぶきを吸い込むことにより感染する。                 空気感染、空気中を漂う微細な粒子を吸い込むことにより感染する。                 媒介物感染、汚染された水、食品、血液、昆虫などを介して感染する。
事象詳細内容
 がん遺伝子変異の発生要因 
・遺伝的要因  : 5%
・環境要因   :29%
・DNAの複製ミス:66%

 気候変動で増殖する環境変化  ・ザリガニが増えることで → ヤゴが減り → 蚊の幼生が増え → 感染媒介の蚊が増える
・大型肉食動物を駆除 → 小型肉食動物が増える → 感染媒介のマダニが増える

 病原体:ウイルス  ・細菌の50分の1程度の大きさで電子顕微鏡を使わないと見ることができません。
・単独では増殖できないので、他生物の細胞に入り込んで生きています。
・ヒトの体にウイルスが侵入すると、ヒトの細胞の中に入って自分のコピーを作らせ、
 細胞が破裂してたくさんのウイルスが飛び出し、ほかの細胞に入りこみます。
 このようにして、ウイルスは増殖していきます。
・細菌とは異なるので抗生物質は効きません。

  
  

 ■インフルエンザウイルスの遺伝子の変異
事象詳細内容
 インフルエンザウイルス 
 o インフルエンザウイルスの自然宿主はカモ、突然変異によってヒトの呼吸器へ感染性 → 水のある所、カモが多く、カモの糞も多い、
                                     風が吹くと、糞が舞い上がる、マスク必須だね
 o 1個のウイルスが細胞に感染し増殖をはじめる、8時間で約100個複製、1日で100万個複製

   大きさ:0.1ミクロンくらい
   感染経路:口、鼻、肺、肛門、生殖器、目

 インフルエンザ、A型とB型、C型ではウイルスが違うため、A型に感染してもB型に対する免疫はできません。
 そのため、1シーズンにA型とB型の両方に感染することがある

  A型・・・ヒト以外に、トリ、ブタ、ウマに存在する、38℃以上の高熱、悪寒・寒気、体の痛みなどが比較的重くでる傾向
       144種類もの亜型が存在するので、A型に何度も感染するという可能性もゼロではありません。
       新型インフルエンザや鳥インフルエンザの原因になる
       人やその他の動物に感染した場合も鳥インフルエンザという病名を使います。

  B型・・・冬場に流行する季節であることから季節性インフルエンザ、ヒトにのみ存在、微熱程度のことが多く下痢や嘔吐など
       の消化器症状がでることが多い
       下痢をはじめとした消化器症状が多い・・・ノロウイルスと間違えやすい
       高熱が出ない場合がある、熱は微熱程度であり3日ほど長引く傾向にある

  C型・・・比較的軽いかぜ様の症状
       鼻水、鼻づまり、くしゃみ、喉の痛み、咳

  D型
 多種のウイルスが多種の動物で混ざり合い、新種のウイルスが誕生する
 多種の動物の接触する機会が増えている(奥山に暮らしていた野生鳥獣が人里の里山に出没が多くなった)

 糖タンパク質のトゲ( HA:赤血球凝集素 NA:ノイラミニダーゼ )でインフルエンザウイルスの型を決定
  ・赤血球凝集素:ヘマグルチニン・・・赤血球を固まらせる働き・・・・・・・細胞に侵入する際に細胞に結合する。
  ・ノイラミニダーゼ ・・・・・・・・糖鎖の末端に結合を切り離す作用・・・ウイルス増殖した細胞との結合を外す
      

 感染・・・口、鼻、肺、肛門、生殖器、目にくっつくと、ヘムアグルチニンのトゲで細胞に吸着しノイラミニダーゼ
      のトゲで細胞膜や核膜を切断し、入り込み核にRNAを注入しウイルスを増殖する。
      (細胞の核に入り込み、細胞を乗っ取りRNAを注入しウイルスを増殖する)

 パンデミック(Pandemic)・・・日本語的には感染爆発などと訳され、感染症や伝染病が全国的・世界的に大流行し、
                非常に多くの感染者や患者を発生すること。

 防衛
  o インフルエンザウイルスがくっつきにくくする

   湿度・・・・・湿度50〜60%にしましょう
          乾燥した空気では、のどの粘膜の抵抗力が弱くなり、ウイルスがくっつきやすい
          乾燥した空気では、飛散しやすい

   高濃度カテキン・・・くっつきにくくなるそうだが、

  o 抵抗力をつける
   体温が上がって血流が良くなると免疫力の本体であるリンパ球が増える
   (体温が下がると免疫力に大きな影響を与え抵抗力が下がり風邪をひきやすくなります)

  o ウイルスをなくす
   空気清浄機

 鳥インフルエンザウイルス 

 (H5N1亜型)2003年〜
 


  o 鳥類の糞を媒介に感染する

  o 2003年以降、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1亜型)はアジアからヨーロッパ、アフリカ大陸に広がりました。
   このウイルスは現在、中国、ベトナム、インドネシア、バングラデシュ、インド、エジプトなどの国々に常在し、
   高病原性鳥インフルエンザを引き起し続けています。

  o 日本でもH5N1亜型ウイルスによる高病原性鳥インフルエンザが2004年、2007年、2010-2011年に発生しました。
   2016年11月以降、国内で死んだ野鳥や動物園で飼育中の鳥などから 高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N6亜型)が
   検出され、青森県の農場で飼育されているアヒル、新潟県、北海道、宮崎県の農場で飼育されているニワトリからも
   同じ型のウイルスが検出されました。

  o 2010〜2011年の冬は、寒波が頻繁に日本列島を蔽い寒かったせいか、
   各地の住宅地に鳥の糞が沢山散乱している、いつもの年は鳥の糞はなかった。
   ※花粉の様に、散乱してた鳥の糞が乾燥し、寒波の強風できれいに空気中ばら撒かれる

   ※人も鳥インフルの糞を吸い込み肺に入ると感染する可能性があるらしい
    鳥インフルが変異して、人の喉で感染しだすと非常に危険

  o 鳥インフルエンザウイルスの自然宿主はアヒルやカモ類で発症しない、糞を媒介に感染
   ニワトリ・ウズラ・七面鳥等に感染し、非常に強い病気を発症する。
   鳥インフルエンザウイルスは、主に野性のカモやアヒルなどの水鳥の腸内に
   棲みついています。このウイルスがニワトリなどの家きんの間で感染と伝播を
   くり返すうちに強毒性をもつウイルスに変異し、高い確率でニワトリなど
   を死亡させてしまうものが高病原性鳥インフルエンザです。
   ヒトからヒトへ感染する能力を持つウイルスが生まれつつある。
  o 高病原性・・・病原体の感染力が非常に強い

 鳥インフルエンザウイルス 

 (H7N9亜型)2013年3月末〜
 


  o 2013年3月末から中国での発生が報告されている、A型インフルエンザウイルス(H7N9亜型)に
   よるヒトへの感染症のことです。インフルエンザウイルスは大きく、A型、B型、C型の3つに分けられますが、
   流行の原因となるのはA型とB型です。A型インフルエンザウイルスは、ウイルス表面に存在する
   糖タンパク質(ヘマグルチニン(H)とノイラミニダーゼ(N))の種類の違いによって、
   さらにH亜型(あがた)(H1〜H16の16種類)とN亜型(N1〜N9の9種類)で分類されます。
   鳥類が感染するA型インフルエンザウイルスを一般的に鳥インフルエンザウイルスと呼んでいて、
   今回海外で発生が報告されている鳥インフルエンザウイルスは、H7亜型のヘマグルチニンと
   N9亜型のノイラミニダーゼを表面に持っていることがわかっています。

  o 家族など濃厚接触者間のみでの限定的なヒト−ヒト感染は報告されています。

 ■コロナウイルスの遺伝子の変異
事象詳細内容
コロナウイルス

1960年代〜


  エンベロープ表面に存在する突起によって太陽のコロナのような外観を持つことからこの名が付いた。
  形態が王冠に似ていることからギリシャ語で王冠を意味するコロナという名前が付けられた。
  電子顕微鏡で観察されるコロナウイルスは、直径約100nmの球形で、表面には突起が見られる。

  風邪の10〜15%はこれら4種のコロナウイルスを原因とする。
  冬季に流行のピークが見られ、ほとんどの子供は6歳までに感染を経験する。
  多くの感染者は軽症だが、高熱を引き起こすこともある。
  1960年代に2種類、2000年代に入って2種類が新たに新型が発見され4種類だった。

  コロナウイルスは家畜や野生動物などの、我々の周りに棲息するあらゆる動物に感染し、
  様々な疾患を引き起こすことも知られている。
  イヌ、ネコ、ウシ、ブタ、ニワトリ、ウマ、アルパカ、ラクダなどの家畜に加え、
  シロイルカ、キリン、フェレット、スンクス、コウモリ、スズメからも、
  それぞれの動物に固有のコロナウイルスが検出されている。多くの場合、
  宿主動物では軽症の呼吸器症状や下痢を引き起こすだけであるが、
  致死的な症状を引き起こすコロナウイルスも知られている。

新型5種類目
サーズコロナウイルス

2002年11月〜


 新型5種類目:
  サーズコロナウイルス(SARS-CoV)重症急性呼吸器症候群 2002年11月から2003年7月における中国広東省を
  起源とする流行(2003年5月がピーク)
  2003年7月5日にWHO(世界保健機関)にて流行の収束宣言。
  9ヶ月の間に全世界32カ国で8,096人発症し死亡者774人(致死率9.6%)

  高齢者や基礎疾患の存在が高致死率のリスク因子となっています。

  キクガシラコウモリが自然宿主、感染すると重症肺炎を引き起こす
  ヒトからヒトへの伝播は市中において咳や飛沫を介して起こり、感染者の中には一人から十数人に感染を広げる
  スーパースプレッダーが見られた。

  感染
   咳(せき)や痰(たん)などに含まれたウイルスで感染する、
   飛沫感染が主流であると考えられていますが、ウイルスが空気感染を起こしたり、
   原因不明の経路でより広い範囲に広がったりする可能性も指摘されています。
   もっとも感染リスクが高いのは密接な接触であると考えられています。
   サーズ患者さんの病状介護や食器の共有、近くで会話をするなど、
   密接な接触によってサーズ患者さんの気道分泌物や体液を介してウイルス感染が拡大する可能性がより高くなる。

  スーパースプレッダーとは、平均的な患者に比べて感染を広める力が強いとされる
               感染症を引き起こす病原体に感染したホストのうち、通常考えられる以上の
               二次感染例を引き起こす者を指す。

  症状
   感染すると、2〜10日程度の潜伏期間を経て、症状がでる。
   サーズの典型的な経過は、突然の発熱、震え、筋肉痛などのインフルエンザのような症状から発症する。
   その後2〜7日ほど経過すると咳(乾性咳)をするようになる。
   なかには、消化器症状として下痢がみられることもある。
   発症者のおよそ80パーセントにおいて症状は改善しますが
   急速に呼吸症状が増悪する方もいます。
   呼吸状態の増悪は、肺炎やARDS(急性呼吸窮迫症候群)
   に伴うものであり、進行し死亡する例もあります。

新型6種類目
マーズコロナウイルス

報告2012年9月〜


 新型6種類目:
  マーズコロナウイルス(MERS-CoV)中東呼吸器症候群 2012年6月に始まったサウジアラビアを起源とする流行
  感染者の入院は2012年6月13日、死亡は6月24日
  ヒトコブラクダである種の壁を超えてヒトに感染すると重症肺炎を引き起こす

  2012年にサウジアラビアで発見された。
  WHO発表
  MERS患者2019年11月30日時点で27カ国で2,494人の感染者がWHOへ報告され、そのうち858人の34.4%が重症の肺炎で死亡。

  一般のサウジアラビア人の0.15%がMERSに対する抗体を保有している、
  高齢者や基礎疾患をもつ人に感染した場合にのみ重症化すると考えられる。
  ヒトからヒトへの伝播も限定的ではあるが、病院内や家庭内において重症者からの飛沫を介して起こる。
  市中でヒトからヒトへの持続的な感染拡大が起こったことは一度もない。
  2015年に韓国の病院で起き、中東帰りの1人の感染者から186人へ伝播した。

  潜伏期
   2〜14日

  予防法
   ・手洗いなど一般的な衛生対策を心がける
   ・流行地では、ヒトコブラクダなどの動物との接触をできる限り避ける
   ・未殺菌のラクダの乳など加熱不十分な食品を避ける

中国・武漢(ぶかん)の
新型コロナウイルス肺炎

2019年12月〜

  素早く結合し細胞に侵入しやすいように変異し感染力の強いウイルス
   
   目に見えない小さなウイルス0.1ミクロンなので、どこでも、新型コロナウイルスがついているものとして行動しましょう。

   密閉空間でくしゃみや咳、大きな声で飛んだウイルスを含んだマイクロ飛沫は、20分その場に漂うので
     ノー3密
       換気の悪い密閉空間  → 窓を開けて空気の流れをつくる。
       多くの人が密集    → 避ける
       近距離での密接な会話 → 避ける

     マイクロ (micro) μ = 0.000001メートル = 0.001ミリメートル
     病原体が含まれる飛沫は水分を含んだ粒子で、目に見える唾液は重さで落下し、
     小さいほど空中を漂い別のヒトが吸い込み感染。
    
    無症状の方が、新型コロナウイルスを含む飛沫を撒き散らす:ガーゼマスクで撒き散らしを防ぎオーバーシュートを避ける。
    
    無症状の方が、新型コロナウイルスを含む飛沫を撒き散らす:ガーゼマスクで撒き散らしを防ぎオーバーシュートを避ける。
    

   感染者が抑えられているのは、マスクをしているからか?

   しかし変だ、なぜか2ヶ月(1月末〜3月末)経っても マスクが、どこにも売って無い。(オーバーシュートに!)
    
  ・においや味を感じられなくなる症状が出るとの報告が相次いでいる

  ・肺の炎症は、ガス交換機能が働かなくなって重症化することが多く、命に関わる。
    パルスオキシメーター(pulse oximeter)とは、皮膚の表面から動脈血液の酸素飽和度を測定するためのモニターである。通販で
               SpO2とは、血液中にどの程度の酸素が含まれているかを示す。
               Sは Saturation (飽和)、 Pは Pulse (脈)、 O2 は酸素を示す。
               血液中(動脈)の多くのヘモグロビンの何 %が酸素を運んでいるかを示す。
               正常値は96 %以上、95%未満は呼吸不全の疑いがあり、90%未満は在宅酸素療法の適用となる。

        

  ○命名:コビッド19(COVID―19):WHO(世界保健機関)は、新型のコロナウイルスが引き起こす命名を発表

 まず新型コロナウイルス感染症を知りましょう。

  ○新型コロナウイルスは呼吸器感染症といわれています。

    呼吸器感染症とは、鼻やのど、止まらな咳、気管支や肺など空気の通り道の臓器の感染症です。
    風邪やインフルエンザ、結核、年齢層の誰にでも発症する、重症度も軽症から重症までさまざまである。
     症 状
     かぜ症候群   → 鼻やのどにウイルスが感染して発症:鼻水や鼻づまり、のどの痛み、咳、倦怠感(だるい)、熱、頭痛 、下痢
     インフルエンザ → 急性の感染症、冬流行、強い伝染力 伝染力、38℃を越える高熱で悪寒や全身倦怠感、関節痛、筋肉痛
               高齢者や基礎疾患がある場合重症化しやすく、肺炎や脳症などを合併し生命に危険
     肺炎      → 高熱、強い咳、黄色 い痰、呼吸困難、胸痛などの症状、肺炎は日本人の死因4位、高齢者に恐い病気。
               肺が炎症を起こし、肺胞には水がたまる。
     気管支炎    → 呼吸がしにくくなる病気

  ○潜伏期間:世界保健機関(WHO)によれば、現時点の潜伏期間は1〜12.5日。(多くは5〜6日)ロナウイルスの情報などから感染者は14日間

  ●感染:
     ・新型コロナウイルスにかかったら飲んではいけないかぜ薬のイブプロフェン配合のかぜ薬
      感染症を悪化させ、合併症を伴わせる可能性があるのだという。
     ・クラスターとは、集団感染のこと。クラスターが次のクラスターをつくり感染拡大。
     ・パンデッミックとは、世界中で流行すること
     ・オーバーシュートとは、爆発的患者急増のこと
     ・ロックダウンとは、一定期間の不要不急の外出自粛や移動の制限に追い込まれること
     ・実効再生産数とは、感染症の流行が進行中の集団のある時刻にお ける、1人の感染者が生み出した二次感染者数の平均値
            
     ・飛沫感染とは、人が多く集まる場所で感染者のくしゃみや咳、つばなどの飛沫と一緒にウイルスが放出し
             別の人がそのウイルスを目や口や鼻から吸い込み感染。
     ・接触感染とは、感染者がくしゃみや咳を手で押さえるその手で周りの物に触れて、ウイルスがつく、
             別の人がその物に触ってウイルスが手に付着その手で目や口や鼻を触って粘膜から感染。

     ・濃厚接触とは、2メートル以内で会話や感染者と衣食住を、ともにしない。
      鼻水、咳やクシャミによって飛び散るしぶき(飛沫)で目がショボショボし結膜炎感染が多く発生する。メガネがいい。
      密室や閉鎖空間に長時間いると濃厚接触で全員が飛沫接触感染する。

                       
     ・ウイルスに感染していても(潜伏)無症状の方もいて、感染力は強く感染が発生している。
       無症状の方の鼻水やくしゃみの飛まつによって、そこらじゅうにまき散らし、
       それを沢山の人が、手で触って口や目に飛沫感染してると思われる。予防として手洗いの頻度を増やす。
       ウイルス感染は不特定多数の方が利用するトイレは要注意、トイレドアのノブやトイレの便座に付着。

        感染してウイルスが潜伏していても日数が経過しても症状が色々
         日数が経過して、体内のウイルス量:ゆっくり増加/急速に増殖
         日数が経過して、症状の強さ:ゆっくり進行/急速に進行


              
     ・空気中に浮遊したエアロゾルを吸入したエアロゾル感染が拡大した可能性、密室では、全員に感染していく。
      飛沫感染    → 飛び散る小さい水玉:咳・痰などにより感染源から2m範囲内で伝播
       ↓
      エアロゾル感染 → 霧やミストや塵に飛沫が空気中で混ざり浮遊する。海上ではしぶきの蒸発・粉塵の浮遊エアロゾルが・・・
       ↑
      空気感染    → 水分が蒸発して空気中に長時間浮遊:感染源から呼気で不特定多数に伝播、もっとも危険 麻疹・水痘・結核

     ・市中感染とは、感染の経路が追えない感染が拡大しているステージのこと

       
     国内侵入を遅らせる
      国内発生早期→地域未発生期で、患者の接触歴を疫学調査で追える状態:ステージ1
            →各都道府県でウイルスの患者が発生しているが、全ての患者の接触歴を疫学調査で追える状態:ステージ2
      国内感染期 →各都道府県でウイルスの患者が発生しているが、全ての患者の接触歴を疫学調査で追えない状態:ステージ3

     医療対応レベル以上に感染を広げない。集団感染の患者増加のスピードを抑える
     ★集団感染(クラスター)の連鎖がパンデミック期を引き起こすアウトブレイクである。
      あっという間にフェーズ6へ
      小集団感染はフェーズ4で、フェーズ5で集団発生がみられ、フェーズ6でパンデミック発生。

       
       

       密閉された閉鎖的な空間で集団感染(クラスター)が発生する可能性、
         ライブハウス、スポーツジム、屋形船、ビュッフェスタイルの会食、雀荘、スキーのゲストハウス、密閉された仮設テント

       アウトブレイクは限られた範囲における感染が急激に広まる流行を指し、パンデミックは感染が世界的規模に発展した状態を指す。
       フェーズの意味は「段階、局面、時期」となります。

     感染症のアウトブレイクは、通常発生しているレベル以上に感染症が増加すること
      拡大期 → 集団発生を防ぎ感染の拡大を抑制
      蔓延期 → 流行のピークを下げる
      回復期 →
      小康期 →


  ○何かの表面に付着したウイルスの生存時間:アルコール消毒が有効
     ・衣類など凸凹の多い表面は 8〜12時間生存。
     ・テーブルやドアノブなど平らな面は 24〜48時間生存も9日間生存もありえる。
     ・空気中では湿度50%以上は 8時間生存。
     ・乾燥状態は 1日以上生存。
     ・トイレ、便、尿は4日間生存。
      

  ○サイトカインストームとは、免疫を持たない人が、ウイルスの感染の場合、免疫の暴走である。

  ○PCR検査とは、Polymerase Chain Reaction(ポリメラーゼ連鎖反応)の頭文字をとってPCR。
     のどや鼻の粘膜などの検体を採取しウイルスといった顕微鏡では見ることのできない病原体の有無を調べる検査。


  ○抗原とは、病原性のウイルスや細菌、花粉、卵、小麦などの生体に免疫応答を引き起こす物質。

   抗体とは、抗原の侵入を受けた生体がその刺激で作り出すタンパク質。その抗原だけに結合する性質があり、結合によって抗原を溶解したり、
        毒素を中和するなどして生体を防御する、免疫グロブリンである。
        免疫グロブリンは血液や体液中にあって抗体としての機能と構造を持つタンパク質。

   同じ型の抗原に一度かかると抗体ができて、再び同じ型には感染しない。種類や型が変異すると感染する。


  ○マスクの種類
    コロナウイルスの大きさ:0.1μm程度
    中国での製造率70%
    マスクの着け方:マスクの表面は口側です。マスクの説明書を読みましょう。
            ひもの接着面側が表面の口側で、プリーツのひだを下向きにします。
    ・ガーゼマスク  → 防寒・乾燥対策
    ・不織布マスク  → インフルエンザや風邪の予防:PM2.5は2.5μmの粒子
    ・サージカルマスク→ 医療用手術用マスク
    ・N95マスク    → 産業用や医療用マスク:直径0.3μm以上の微粒子を95%以上捕集できる:30分ほどの装着で呼吸が苦しい
    ・防毒防護マスク → 工事現場や建築現場やガスや溶剤を扱う作業マスク

  ○体温
    ・一般に正常体温36.5℃、体温37.5℃以上が発熱、38.5℃以上が高熱である
    ・食事前と食事後だけでも体温は変わる、測る場所が違えば、体温も異なる
    ・身体は、ウイルスに感染すると、免疫を活性化させるために、脳の体温を調整する機能が作用し体温を高い温度にあげる
    ・免疫細胞がウイルスと戦い、体温を上げて免疫を活性化するので体温にあらわれる。
       体温計の種類:
         ・実測式電子体温計・・・ワキで約10分、口中で約5分の実測値
           実測式はその時の温度を表示する方式、これ以上上がらない温度まで測る必要がある。
         ・予測式電子体温計・・・ワキで約10分、口中で約5分後の体温を予測し表示する方式
           予測式は多量統計的に処理した体温上昇を演算式にして10分後の平衡温を短時間、高精度で表示する。
         ・耳式体温計・・・・・・赤外線センサで耳の奥にある鼓膜の温度をとらえ表示する方式最短1秒
           耳の中から出ている赤外線をセンサーが瞬時に検出することで、耳内温をたった1秒で測る。
         ・非接触式体温計・・・・遠赤外線センサーによる測定方式を採用しているので、おでこやこめかみなどで測定
           赤外線体温計といい、人体から出ている赤外線をセンサーが感知して体温を計測している。

  ○新型コロナウイルスは、脂質の膜であるエンベロープに覆われている。
    アルコールや石鹸消毒は、有機溶媒で膜を溶かし、容易に不活化する。
    逆にエンベロープをもたないウイルスは不活化されにくい。

  ○免疫力を上げ下げ:
    ウイルスや細菌など異物の侵入を防ぐ目・鼻・口・腸管などの『粘膜免疫』と、侵入した異物を撃退する『全身免疫』の2段階になっています。
    20代がピークで、ストレスや年をとると免疫力が低下する
      上げる @腸内細菌の善玉菌、悪玉菌、日和見菌のうち善玉菌を優位にする。
           善玉菌を応援する食材:納豆、ぬか漬け、乳酸菌等の発酵食品、キノコ類、サツマイモなど
          A体温は免疫力のパロメーター(ミトコンドリアである。)
      下げる B加齢、激しい運動、ストレス、睡眠不足、不規則な生活、野菜やたんぱく質不足
           朝食を食べないと体温が上がらないまま一日を過ごすことになり、それが続けば低体温症になって免疫力も代謝力も弱まる。
           ストレスを抱えて自律神経が乱れると体温が下がるだけでなく、血管が収縮するため免疫細胞が血流にのってパトロール出来ない。
           睡眠不足も免疫力を低下させ、風邪や疲労の原因に。
            免疫細胞のひとつである『NK細胞』は適度な運動で活性化し、運動をやめると活性化しなくなるため、運動不足も免疫低下を招く

  ○意識しましょう。
    ウイルスが手に付いた状態で目や鼻や口を触って感染することが多いとされているので、
    きちんと手洗いすることが最も重要です。また、アルコール消毒も有効だとされています。


  ○新型コロナウイルス肺炎症状
     発熱 咳 倦怠感 筋肉痛 食欲不振 息苦しさ → 肺炎 PCR検査 陽性 → 重症


  ○日本国内初新型コロナウイルスに感染:
              中国・武漢市からのツアー客1月12〜17日奈良県:2020年1月16日
              60代の日本人男性バス運転手と大阪市の40代の女性ガイド、
              1月12日成田空港〜1月17日関西国際空港

   人から人への感染があることは間違いない:重症急性呼吸器症候群(SARS)ウイルスと似ている。:2020年1月21日
             武漢市を訪れていない人も新型ウイルスに感染したことを指摘し述べた。

   中国では春節:1月24日〜1月31日

   武漢市政府チャーター機
      2020年1月29日:中国・武漢市政府チャーター機1便、羽田空港に到着→2月11日にウイルス検査;12日バスなどで帰宅
      2020年1月30日:中国・武漢市政府チャーター機2便、羽田空港に到着→2月12日にウイルス検査
      2020年1月31日:中国・武漢市政府チャーター機3便、羽田空港に到着→2月13日にウイルス検査
      2020年2月07日:中国・武漢市政府チャーター機4便、羽田空港に到着→発熱などの症状があった12人が入院

   クルーズ船:1月20日〜クルーズ船 乗客乗員:3700人に、感染していた香港の男性が乗船していた。エアロゾル感染、濃厚接触
         2月14日:713人、PCR検査した218人感染(内重症:11人)
         3600人余りの人たちは、原則14日間、2月19日までは船内にとどまる。
         80歳以上の高齢者で持病がある人、ウイルス検査が陰性で船を降りる希望11人、埼玉県和光市の宿泊施設11人、19日まで待機

   世界保健機関(WHO)新型肺炎で緊急事態宣言 2020年1月31日
          世界保健機関(WHO)は30日夜(日本時間31日未明)、中国で発生した新型コロナウイルスに
          よる肺炎について「国際的に懸念される公衆衛生の緊急事態」と宣言した。中国以外の国でも
          感染が急速に広がっている事態を重く受け止め、感染拡大防止へ国際的な対応が必要と判断した。

   日本 新型肺炎「指定感染症」2月01日施行 2020年2月01日
           ・指定感染症:既に知られている感染性の疾病(一類感染症、二類感染症、三類感染症及び
                  新型インフルエンザ等感染症を除く。)であって、感染症 法上の規定の全部
                  又は一部を準用しなければ、当該疾病のまん延により国民の生命及び健康に
                  重大な影響を与えるおそれがあるものとして政令 で定めるもの
                  (感染症法第6条)
           ・検疫感染症:国内に常在しない感染症のうちその病原体が国内に侵入することを防止する
                  ためその病原体の有無に関する検査が必要なものとして 政令で定めるもの
                  (検疫法第2条第3項)

   日本も感染国になった!:新型コロナウイルス感染国 第2位に、2020年2月5日

   武漢で入院の日本人男性死亡:中国の湖北省武漢市で重度の肺炎を発症してい60代男性が死亡:2020年2月08日
              1月16日から発熱などの症状が見られ同22日に市内の病院に入院


○新型コロナウイルス肺炎感染推移
 
日 付中国感染者数
累計
中国重症者数中国死者数
累計
(致死率%)
17の国と地域で
感染者数
内 日本感染者数その他
20/1/09  1人( %)   
20/1/16    1人 
20/1/29まで7711人 170人(2.2%)86人  
20/1/30まで9692人 213人(2.2%)   
20/1/31まで11791人 259人(2.2%)   
20/2/01まで14380人2110人304人(2.1%)  フイリピン:武漢から中国人男性
44歳初死者1人
20/2/02まで17205人 361人(2.1%)   
20/2/03まで20438人 425人(2.1%)   
20/2/04まで24324人 490人(2.0%)   
20/2/05まで28018人 563人(2.0%)   
20/2/06まで31161人 636人(2.0%)   
20/2/07まで34546人 722人(2.1%)   
20/2/08まで37198人 811人(2.2%)353人90人(内クルーズ船感染者64人)サーズ死者774人超す
20/2/09まで40171人1236908人(2.3%) 人(内クルーズ船 人) 
20/2/10まで42638人 1016人(2.4%)474人 人(内クルーズ船感染者135人) 
20/2/11まで44653人 1113人(2.5%) 人(内クルーズ船感染者174人、内重症者 4人) 
20/2/12まで59804人 1367人(2.3%) 人(内クルーズ船感染者 人、内重症者 4人)エックス線画像診断で
肺炎基準導入
20/2/13まで63851人 1380人(2.2%) 人(内クルーズ船感染者218人、内重症者 4人) 
20/2/14まで66492人 1523人(2.3%) 人(内クルーズ船感染者 人、内重症者11人) 
20/2/15まで  人( %) 人(内クルーズ船感染者 人、内重症者 人) 

  ○参考
    ・低温と乾燥が好きなウイルスは、季節的に冬場に感染力が強まる。
    ・感染のピーク予想:気温と湿度が上がってくる季節に収束していくのではないか?

    ・パンデミック: pandemicとは、ある感染症が国中あるいは世界中で流行すること。
      感染症:ペスト、コレラ、インフルエンザ、SARS
       感染症対策の実施が遅れるとフェーズ4がはじまり、あっという間にフェーズ6へ
        フェーズ4:ヒトからヒトへの感染が確認されているが、感染集団は小さく限られている
        フェーズ5:ヒトからヒトへの感染が確認されているが、より大きな集団発生がみられる。パンデミック発生のリスク大きい。
        フェーズ6:パンデミックが発生し、一般社会で急速に感染が拡大している。

 ■口蹄疫ウイルス(RNAウイルス)・・・       o 偶蹄類動物が口蹄疫ウイルスの感染によって起こる伝染病       o 家畜伝染病予防法が指定されている。  ■エボラウイルス(RNAウイルス)・・・感染した血液や体液や唾液や汗やおう吐物や排泄物や分泌物に触れることで感染、致死率は50〜90%と高い           (せきやくしゃみ等では簡単にヒトからヒトに伝播しない、と言っているが、こんなに大流行だと疑いたくなる)           ※ 感染力が強く、有効な薬や治療法がなく、致死率(50〜90%)が極めて高い・・・レベル4:バイオセーフティーレベル4             バイオセーフティーレベル・・・・・・・・・・・微生物や病原体等(細菌やウイルス)を取り扱う施設          エボラウイルスは、・ 加熱(80℃・10分間の熱水)で死滅、                   ・ 次亜塩素酸ナトリウム(0.05〜0.5%:500〜5,000ppm)で清拭消毒                   ・ アルコール(消毒用エタノール、70v/v%イソプロパノール)で清拭消毒       o エボラ出血熱(EVD:Ebola Virus Disease)はエボラウイルスの感染によって起こる感染症       o エボラウイルスは野生動物からヒトに感染し、ヒト−ヒト感染によって広がる。       o エボラウイルスの自然宿主はオオコウモリ科のコウモリと言われている       o ヒト、動物にも、治療やワクチンはありません       o 感染症の集団発生をアウトブレイク:outbreakと言われる       o エボラウイルスの特徴・・・ウイルス感染の体外で驚くほど長い期間生存する。室温で数日間生存する。・・・・強力消毒清拭       o 感染経路(推定)・・・・・鼻、口、キズついた皮膚、粘膜、肺、肛門、生殖器、目などから体内に侵入・・・・防衛方法は       o 潜伏期間(感染から発症までの期間)は2日〜21日       o 発症・・・・・・・・・・・1〜 3日目:インフルエンザに似た症状で重度の脱力状態になる                     4〜 7日目:嘔吐、下痢、血圧低下、頭痛、貧血などが起きる                     7〜10日目:意識混濁、外出血、内出血を経て昏睡状態、ショック状態に陥り死に至る         o 感染・・・・・・・・・・・体に侵入すると細胞内に入り込み、自己複製、細胞を破壊、                     特定のタンパク質(エボラウイルス糖タンパク質)を作りだす                     血管内で細胞に付着、血管透過性が高まり、血管から血液が流れだす、                     血液を凝固する能力に異常を引き起こさせ、出血性ショックから次第に死に至る     ★ 2014年エボラ二次感染で大流行し世界に急拡大しはじめた ・・・拡大の速さ、食い止めの難しさ、付着のエボラウイルス室温で数日間生存する       防護装備を装着するだけではリスクを完全に食い止めることはできないという。医療スタッフは、ガウン、マスク、       手袋、ゴーグル、長靴からなる装備の着脱時に感染した可能性があると見られている。         ■ジカ熱・・・ジカウイルスを持つネッタイシマカなどの蚊に刺されると感染する、10日以内の潜伏期間後に発症の発熱や発疹など風疹やはしかに似た症状が現れる       o ジカ熱はジカウイルスの感染によって起こる感染症       o ジカウイルス感染症は感染しても症状がないことや症状が軽いため気付きにくいこともある       o ワクチンや治療薬がない       o 先天的に脳の発育が不十分な「小頭症」の新生児が生まれる恐れがある       o 大流行の可能性がある       o ブラジルではジカ熱感染が流行している、2016年はブラジルオリンピックが開催される蚊に刺さされないよう心がけが必要である                 ■デングウイルス(RNAウイルス)・・・ヤブ蚊に昼間に刺されることによって感染し、感染しても8割は無症状(5%の感染者は重症)、            2回目の感染は1回目の抗体とADE現象により異常なウイルス産生し重いデング出血熱を発症するらしい               o デング熱はデングウイルスの感染によって起こる感染症、初期症状は風邪に似ている        突然の発熱、頭痛、筋肉痛や皮膚の発疹などが主な症状で、胸部体幹から発疹が出現し手足や顔に広がる        ごくまれに重症化し出血症状を発症する場合があり適切な治療がなされないと死に至る可能性もあります。       o デングウイルスは、蚊の唾液と共に皮膚に侵入し白血球と結合してその中に入り、体内を移動しながら細胞内で増殖する       o デングウイルスの媒介はヤブカ(ヒトスジシマ蚊:日本に常在、ネッタイシマ蚊:熱帯・亜熱帯に常在、寿命30日)       o デングウイルスの感染蚊も蚊の体内で増殖する       o デングウイルス(Dengue virus)は4つの型(1型、2型、3型、4型)がある。たとえば1型にかかった場合、その型は終生免疫を        獲得するが、他の型に対する交叉防御免疫は数ヶ月で消失し、その後に他の型に感染するとデング出血熱になる確率が高くなる       o 潜伏期間(感染から発症までの期間)は3日〜14日・・・ほとんどの場合は4日〜7日       o デング出血熱は口、目、鼻などから大量出血する       o デングウイルスに対する治療薬はない  ■チクングニアウイルス・・・ネッタイシマカやヒトスジシマカなどに刺されることで、ウイルスが人へ感染します       o チクングニア熱はチクングニアウイルスの感染によって起こる感染症       o 症状は発熱、関節痛、発疹、頭痛、全身倦怠、嘔気、嘔吐、筋肉痛、リンパ節腫脹       o 感染の予防        長袖、長ズボン、蚊帳の設置、防虫剤処理、窓や戸から蚊の侵入を防ぐ、チョットした水たまりをなくす  ■SFTSウイルス:重症熱性血小板減少症候群ウイルス(RNAウイルス)・・・マダニに咬まれることにより感染すると考えられている、致死率は                                     血液等の患者体液との接触により人から人への感染も報告されている。           o 重症熱性血小板減少症候群はSFTSウイルスの感染によって起こる感染症       o SFTSウイルスの宿主はマダニと言われている、媒介はマダニ       o 潜伏期間6日〜14日を経て、38度以上の発熱や消化器系への症状が発生する       o       o 肌の露出を避け、明るい色の衣服の着用、裾はハイソックスの中へ・・・わたしは体にピタッとしたスポーツタイツと体にピタッとしたスポーツ長袖シャツを着用       o マダニは、野生動物が運び、家の周りの草むらや木やコンクリートで寄生する人を待ち受ける       o マダニは 一度に数百〜数千個の卵を産み、どこにでも分布するようになってきた  ■ウエスト(西)ナイルウイルス(RNAウイルス)・・・鳥からの吸血やヤブ蚊に刺されることによって感染し、感染者のうち80%は症状が現れない               o ウエスト(西)ナイル熱はウエスト(西)ナイルウイルスの感染によって起こる感染症       o ナイルウイルスの宿主は蚊や鳥類、媒介は蚊       o 潜伏期間は2〜6日  ■黄熱ウイルス(RNAウイルス)・・・蚊に刺されることによって感染               o 黄熱は黄熱ウイルスの感染によって起こる感染症       o 黄熱ウイルスの宿主はサル、ヒトおよび蚊、媒介は蚊       o 潜伏期3日〜6日  ■はしか(麻疹)・・・麻疹ウイルスによるウイルス感染症です。感染力が極めて強く、死亡することもある重症の感染症です。       o 空気感染、飛沫感染で流行する。インフルエンザと比べても、感染力は段違いです。重症化するケースも低いとは言えない。       o ワクチンを2回接種して発症そのものを予防することが最も重要・・・問題、子供のころワクチンを受けてないという       o 接種時期は、1歳になったらできる限り早く接種することが望まれます       o ウイルスに感染した際の発症率は95%と言われています。       o 高熱(38〜39℃)が起きる       o 全身に小さな発疹が現れる       o 潜伏期間は、10日から最大で2週間前後。マスクや手洗いでも予防できません。       o 麻疹に伴ってさまざまな合併症がみられ、全体では30%にも達するとされます。         その約半数が肺炎で、頻度は低いものの脳炎の合併例もあり、         特にこの二つの合併症は麻疹による二大死因となり、注意が必要です。       o 発症してしまった場合は、感染率がが極めて強いので病院に電話した方が良い、早急にかかりつけの小児科、成人の場合は内科あるいは皮膚科を受診し、         入院の必要性を含めて対応を相談することが必要です。  ■ノロウイルス       o ノロウイルスによる感染性胃腸炎、食中毒       o ノロウイルスが海や川に、そのノロウイルスが二枚貝やカキに繁殖しそれを食することで感染、85度以上で10分以上加熱すれば菌が死滅します  ■O-157       o ウシの大腸に住んでいる菌       o ウシの大腸に住んでいる菌
感染媒介生物   ★媒介する吸血性ヤブカの生態(ヒトスジシマ蚊:日本に常在、ネッタイシマ蚊:熱帯・亜熱帯に常在)             ・ほぼ全てが昼間に吸血する・・・吸血行動はメスが産卵の栄養にするために行う・・・人の二酸化炭素、体温、乳酸を感知して     ・あらゆる水溜りに発生・・・・・・・・1回の産卵で100〜200個生む、卵は乾燥によく耐え、水溜りができ約10℃以上(最適温度は25℃〜30℃)だと発育     ・吸血(栄養)できる人と産卵できる水溜り・・・一人目のデング熱が発生したときはもう産卵も終え、伝染病の急速拡大がはじまる     ・産卵からヤブカまでの日数は2週間前後・・・・・・・卵(2〜5日) → 幼虫ボウフラ(7〜10日) → さなぎ(3日) → ヤブカ(1〜2ヵ月)     ・卵は乾燥によく耐え卵で越冬します・・・・・・・・・・幼虫ボウフラ時期が2〜3ヵ月のときもある     ・日本全土に分布しているヤブカは急速拡大で伝染病を媒介・・・デング熱、西ナイル熱、チクングニア熱、黄熱などの感染症を媒介   ★媒介する吸血性マダニ           ★ツツガムシ:小さい殺人ダニ・・・リケッチアを持った幼虫が野ねずみなどに寄生するが、人も草むらなどで刺され感染(多臓器不全)        
病原体・・・ウイルス、リケッチア、細菌、 寄生虫、カビなど病気のもとになる小さな生物のこと   ★ウィルスは宿主(細菌も含む)の細胞を破壊して侵入し、DNAを自分のコピーをつくるべく改造してしまう    ウィルスの大きさは300nm以下で物理的排除超えて体内侵入する、単独で細胞を持ってないので増殖不可、    ヒトの細胞に寄生して増殖する   ★細菌より小さくウイルスより大きい   ★細菌が細菌から出す毒素によって病気をつくる    結核菌の大きさは1〜5μmで物理的排除超えて体内侵入すると自然免疫(結核菌はこの中に入り込む)に攻撃され、    攻撃をこえて単細胞生物で自己増殖する   ★マラリア原虫(寄生虫)は菌の形態をしておらず運動性があるものが原虫に分類される   ★水虫の症状を起こす白癬菌は「真菌」の仲間に入り、糸状の菌糸が縦に伸びていくため「皮膚糸状菌」
 ■リケッチア・・・細菌より小さくウイルスより大きい・・・昆虫で媒介され生きた細胞内でのみ増殖する・・・マダニ     感染する微生物         シラミ、ノミ、ダニ
細菌(バクテリア)・・・人の体に侵入、人の体細胞から栄養を奪い自己増殖しながら、毒素を出して細胞を傷害する            光学顕微鏡で確認できます。抗生物質が効く。           ■人食いバクテリア・・・劇症型溶血性レンサ球菌感染症:A群溶血性レンサ球菌という細菌に感染することで引き起こされ、              手足の筋肉が急激に壊死し、多臓器不全などになることがあり致死率は、およそ30%              厚生労働省は予防には手洗いや、傷口を清潔にすることが有効  ■結核菌 ・・・あらゆる臓器に感染して障害を与える全身の病気・・・肺結核の患者さんの咳せきをしたしぶきを吸うことで空気感染する       o 空気感染  ■ジフテリア ・・・ ジフテリア菌の飛沫(ひまつ)感染(くしゃみなど)で起こります。ワクチンを使って、患者さんの数は着実に減少しました             症状:のどや鼻に菌が感染して、鼻みず(血が混じった粘液膿性)、高熱、のどの痛み、犬が吠えるような咳せきなどが出てきます。                牛の首のように、首が大きくはれてくるのが特徴                のどに偽膜ぎまくと呼ばれる白い膜ができて、窒息することもあります。菌の出す毒素によって、                心筋障害や神経麻痺を起こすことがあるので注意が必要         犬や猫などから人間にうつるとされる人獣共通感染症:コリネバクテリウム・ウルセランス感染症         のどの痛みやせきなど風邪の症状が出て、重症化すると呼吸困難などで死亡することもある         ジフテリア感染に似ている  ■米国で大腸菌感染が流行(2018/04/21)       o 原因は一部のロメインレタス       o 31人が入院しており、うち5人は腎不全を発症
寄生虫・・・人や動物の表面や体内にとりついて(寄生して)食物をせしめる生物のことをいいます。          ■マラリア原虫・・・蚊(ハマダラカ属、イエカ属、ヤブカ属)などに吸血される際にマラリア原虫(寄生虫)を体内に送り込まれ感染               o マラリアはマラリア原虫の感染によって起こる感染症       o マラリア原虫の宿主は蚊、媒介は蚊       o マラリア原虫はすべての赤血球集団に寄生するので赤血球破壊で40℃を超える高熱、        赤血球破壊で毛細血管がつまって内出血を引き起こす  ■トリパノソーマ・クルージ原虫・・・吸血性のサシガメの糞によって感染、日中は隠れており、夜に活動を始めて吸血します       o シャーガス病はトリパノソーマ原虫をサシガメが媒介によって起こる感染症       o トリパノソーマ原虫の宿主はサシガメの糞、サシガメは夜に活動、顔など皮膚が露出した部位を吸血し側に糞を排泄、        その糞を触った後に、目、口、傷口を触ることによって、原虫が体内に入りる。       o シャーガス病の症状は、急性期・慢性期。生命に関わる病気に進行する可能性あり  ■リーシュマニア原虫・・・サシチョウバエ類       o リーシュマニア症  ■エキノコックス寄生虫・・・エキノコックス寄生虫に感染したキタキツネやイヌ・ネコ・タヌキ・オオカミ等の糞に汚染した食物や水を人が口にすると感染する                キタキツネやイヌ・ネコ・タヌキ・オオカミ等は感染していても症状が現れない       o 肝臓や肺に寄生して肝不全障害       o 愛知県保健当局は県内で4例・・・過去は、日本では北海道のキタキツネとされていた  ■カタツムリ:触るな危険・・・さまざまな寄生虫を運ぶ死の感染症が増加・・・カタツムリの歩いたあとの野菜は良く洗って食べよう  ■サイクロスポーラ症・・・・・寄生性原生生物。コクシジウム類の原虫である。寄生虫の卵で汚染された食品や水を食べたり飲むことで感染。ヒトからヒトへうつることはほとんどない、                 感染して2日〜2週間症状のない期間後に下痢がおきる。消化管および全身症状を伴う水様性下痢       o 駆虫剤(体内寄生虫を取除く薬)を飲んで治療、ワクチンはありません       o 十分に加熱していない食品を食べない。       o サラダのロメインレタスとニンジンから寄生虫が見つかった。 ******************** 食中毒 ***************************************************************************************************************** 食中毒の原因物質  a.微生物    1.細菌      ・感染型        サルモネラ菌   → 気温が高い6月から9月頃、細菌が育ちやすい。家畜(ブタ、ニワトリ、ウシ)は常に保菌しいて、卵、肉、魚などを十分に                   加熱しない場合。潜伏期間8時間から48時間        エルシニア    → エキノコックス属条虫の幼虫原因寄 生虫種により        カンピロバクター → 鶏肉(鶏刺し、タタキなど)、加熱不十分な鶏肉(バーベキュー、鶏鍋、焼き鳥など)、あるいは鶏肉から調理過程の不備で二次汚染食品、                   牛レバー生食が原因食中毒や、井戸水、湧水、簡易水道水など消毒不十分な飲用水による感染        病原性大腸菌   → 病原性大腸菌O-157はベロ毒素と呼ばれる強い毒素をつくる代表的な病原性大腸菌、ウシの大腸に住んでいる菌、                   菌は75℃1分加熱で死滅します既に食品中に蓄積された毒素は100℃ 30分間の加熱では分解されないため、加熱は食中毒の対策にはならない。                   ポテトサラダで死亡、2時間ごとにトングの交換        赤痢菌      → 汚染された食物や水を介して経口的に感染し、赤痢(細菌性赤痢)の原因        チフス菌     → 腸チフスはチフス菌、パラチフスはパラチフスA菌によって起こる感染症、便により汚染された食品や水を介して、口から入ることに                   よって感染します        腸炎ビブリオ   → 海水と淡水が混じり合う汽水域を中心に、沿岸の海水中に広く棲息する細菌です。主として、腸炎ビブリオで汚染された海産魚介類を                   生で食べることにより発生      ・生体内毒素型        ウエルシュ菌   → カレー、シチュー作り置きに増殖しやすい        セレウス菌    → チャーハン、ピラフ、オムライス、スパゲッティー大量の米飯やめん類を調理し、作り置きしないこと。この菌は耐熱性(90℃60 分の加熱に抵抗性)                   の芽胞を形成し増殖至適温度28〜35℃        腸管出血性大腸菌 → O-157、大腸菌のうち、毒素を発生して出血を伴う腸炎を引き起こす種類のものをいう、ウシの大腸に住んでいる菌、                          菌は75℃1分加熱で死滅します。既に食品中に蓄積された毒素は100℃ 30分間の加熱では分解されないため、                          加熱は食中毒の対策にはならない。ポテトサラダで死亡、2時間ごとにトングの交換                   病原大腸菌のうち、O26・O111・O121・O128・O157などは、腸管内でベロ毒素という出血性下痢の原因となる毒素を作るため、腸管出血性大腸菌と呼ばれる。                   この菌が体の中に入ることで「腸管出血性大腸菌感染症」という病気となります。腸管出血性大腸菌感染症は、感染力、毒性が強く子どもや高齢者を中心に                   死者や重症の患者が出ています。                  ★感染力が非常に強い、毒性が強い、潜伏期が長い                   症状と病状経過                    無症状な潜伏期を過ぎると、初期には下痢と腹痛が起きる。3日目ぐらいから激しい腹痛と共にベロ毒素によって大腸の粘膜が傷められ血便が出はじめる。                    さらに、重症化すると溶血性尿毒症症候群へと進行する場合がある、腎臓障害や神経障害を引き起こす。      ・食品内毒素型        黄色ブドウ球菌  → 調理する人の手や指に傷や湿疹があり、傷口が化膿している場合は、食品を汚染する確率が高くなります        ボツリヌス菌   → ボツリヌス菌は嫌気性菌で、酸素がない環境で発育します。自家製のビン詰、缶詰、北海道、東北地方の真空パック「いずし」、                   熊本の真空パック「からしレンコン」などがありました    2.ウイルス      ノロウイルス     → 冬に発生しやすい。二枚貝      ロタウイルス     → ロタウイルス感染症はウイルス性胃腸炎とも言い乳幼児の代表的な冬期下痢症として、主に1〜4月に発症します。ワクチンによる予防が重要      サボウイルス     → カキをはじめとした二枚貝の生食及び加熱不足により食中毒が発生する場合があります。サポウイルスに感染した人や、サポウイルスを含むふん便や                   おう吐物を処理した後、十分に手洗わずウイルスが手についたまま調理、食品汚染を食べた人が感染します。    3.真菌      カビ菌        → 食品に生えているカビ、食パンのカビ カビ毒(アフラトキシン、オクラトキシン等)  b.寄生虫     アニサキス         → アニサキス幼虫はサバ、イワシ、カツオ、サケ、イカ、サンマ、アジなどの魚介類に寄生。加熱してください                       (60℃では1分、70℃以上で瞬時に死滅します。)     クドア         → ヒラメやマグロの養殖でのクドア寄生虫は、-20℃で4時間以上の冷凍、または、中心温度75℃5分以上の加熱により病原性が失われる     ザルコシステイス・フェアリー  → ザルコシスティス・フェアリーは犬と馬の寄生虫(原虫)です  c.自然毒    ・植物性自然毒      毒キノコ           → 毒は煮たり焼いたりしてもなくなりません。      ジャガイモの芽や皮や光に当たり緑色になった部分        → 天然毒素であるソラニンやチャコニン、毒は煮たり焼いたりしてもなくなりません。                                       (ジャガイモは光を当てない、暗くて涼しい場所に保管)    ・動物性自然毒      ふぐ毒:テトロドトキシン       → 毒は煮たり焼いたりしてもなくなりません。      貝 毒 ふぐ毒に似ている煮たり焼いたりしても毒はなくなりません。       潮干狩りも要注意しましょう       潮干狩りの海域が貝毒の出荷規制海域になっていないかどうか、確認するようにしましょう。安全宣言が出ていない海域の二枚貝は、採っても食べることはできません。       アサリやホタテなどの二枚貝は、エサのプランクトンが原因で毒をもつことがあります。毒化した貝を食べると、麻痺や下痢などの食中毒症状を起こします。       特に麻痺性貝毒はふぐ毒にも匹敵するほどの強さで、重症だと生命にかかわることがあります。   o麻痺性貝毒:中毒症状 → 食後30分で口唇、舌、顔面のシビレ、手足にも広がる。軽症の場合は、 24〜48時間で回復しますが、                     重症の場合は、運動障害、頭痛、嘔吐、言語障害、流 涎等の症状が現れる。麻痺が進行すると呼吸困難で死亡することがある                     ※二枚貝が有毒プランクトン(渦鞭毛藻)を摂取し蓄積される。:サキシトキシン、テトロドトキシン、ゴニオトキシン                     治療薬なし。対症療法:胃洗浄、人工呼吸        o下痢性貝毒:中毒症状 → 激しい下痢が主な症状で、吐き気、嘔吐、腹痛を伴うこともある。死亡例なし。                     ※二枚貝が有毒プランクトン(渦鞭毛藻)を摂取し蓄積される        o神経性貝毒:中毒症状 → 食後数時間して、飲み物飲んだときに口内にヒリヒリ感がある。やがて顔、のど、身体全体に広がり、酔った状態になる。                     瞳孔散大、運動失調、下痢の症状が現れる。2〜3日で回復                     ※渦鞭毛藻の赤潮が頻繁に発生し、それによってカキが毒化する。:ブレベトキシン類        o記憶喪失性貝毒:中毒症状 → 主症状は胃腸、神経症状である、カナダ東岸でムラサキガイによる中毒で、患者107名中死亡4名                     ※ドウモイ酸(脳神経系における主要な伝達物質、興奮性アミノ酸)。:アミノ酸の一種ドウモイ酸、紅藻類のハナヤナギも毒を持つ        oアサリ毒:中毒症状 → 食後24〜28時間で、悪寒、食欲、不痛、倦怠感、悪心、嘔吐、便秘等があり、皮下出血班が必ず見られる。                     2〜3日後に、口、歯茎、鼻等の粘膜に出血、口臭が特徴、黄疸も見られる。重傷の場合は、神経錯乱を起こし1週間以内に死亡する                     ※渦鞭毛藻説や酵素説があるが不明である。  d,化学物質     洗剤     農薬     貴金属 ******************** 蚊 *****************************************************************************************************************  〇蚊・・・ガッテンで人類最凶の敵!「蚊」撃退大作戦!         ・蚊、足の菌で反応する・・・・蚊に刺されないワザは「足裏を拭く」       ・蚊、「ハッカ油」の効果・・・ハッカ油の独特の香りが、蚊をよせつけなくする