駒型猿田彦立像  埼玉県川口市荒川土手善光寺
 猿田彦の刻像です。文字塔と比べてとても少ないもので、MURAhどんも野田市内の丸彫りを見たくらいで、あとは記憶にありません。この像は富士山を刻んであり、富士講の影響を受けているように見受けられます。
 幕末に急速に猿田彦庚申塔が増えだしたのは、富士講が庚申を宣伝に利用した影響と教えて戴いた記憶もあります。とても興味あるものでした。

 富士講と猿田彦庚申塔


上部に富士山と日月が浮き彫りしてあり、
瑞雲が垂れ下がっております。持物は棒
のようなものを持っております。

富士山の下に「庚申」、像の向かって右に
「猿田彦大神」と刻んであります。

年号は両側面に
 元文五庚申四月吉日
 嘉永六癸丑五月吉日再建之

元文のものを嘉永に立て直したことになり
ますが、元文のものになにが刻まれて
いたのかとても気になるところです。



 寝ている石仏達


ここ善光寺は現在一部改築中
でございまして、MURAhどんが
訪問した平成17年4月は石仏達
は荒川土手の脇の寺の私有地に
横に並べられておりました。

寝ている石仏達を見るのは、寝
釈迦以外では始めての事で不
思議な体験でした。

この写真も上から下を見下ろて
撮影したもので、チョコッと失礼
かなって思ったのですが、まぁ
許していただきました。