記事タイトル:「隠れキリシタン」関連資料戴きました. 


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お名前: 有難う、isida-san&Kiyopi− MURAhどん   
幸手のマリア観音に関連して、資料を頂戴致しました.

一つはトンキンサイト経由で入って参りまして、

キヨピーの教会関係のメーリングリストから転送戴きました.
著作権に触れない程度にご紹介致しますと以下のようです。

関東平野のキリシタン という本が見つかりました。
全国隠れキリシタン会を創設した初代会長の松田重雄 さんが
調査した結果
「蛇も魚もキリスト教徒にとって仮託礼拝物である。イメス智言のイメスは
イエスとは書かずに、例えばマリヤを丸屋、丸野、丸谷とか隠し文字に
した例が多くある様にイメスにしたとも言える。また智言は人格の優れた
という意味があり、キリストを指しているかも知れない。地蔵にマリヤを託し
赤子にイエスを託したのではなかろうか。」  (引用)
また著者の考えでは  調べでは、マリヤ観音というより
「ヨゼフと乳児キリスト」に見えるし、イメス智言の智言は吉羽一ッ谷の
庵主であって、イエスの僕 「智言(号名)」という主人かと考える」
と本に書かれてありました。
ちなみにイメスという言葉をヨーロッパ各国の読みで調べたところ
どこの国の言葉にもなかったのでやはりイエス=イメスなのかも。
また、世界教会史、日本教会史、カトリック百科全書にも
イメスという言葉はありませんでした。
この像を建てたのは「鳥海久治定」というカトリック信徒です。

幸手市役所の幸手史編さん室に問い合わせたところ
職員が調べても、イメスについては判らないそうです。

参考までに。
埼玉出版 関東平野の隠れキリシタン 著者 川島淳司


もう一点は、千葉石仏研究会の石田さんから戴いたもの。
「隠された十字架(後編)」と「隠れキリシタンの栄光と苦難」

日月をデゥスとマリア、種字のキリーク十九夜講如意輪観音を聖女、
サ観音をマリアとか、卍等の隠し十字架等など。

又、合成文字の「ウハッキュウ」が隠れキリシタンに使われていたとは
驚きました.(ホントかよって感じです。)
紀年名によく使われる、天(年)も昇天に通じ、これも使われるとの事.
(これも驚きです。)

迫害の歴史が書かれている「栄光と苦難」では、元和(秀忠の頃)当たりから
厳しく処罰されだし、生き地獄の中で変容して行った信仰の様子がよく解ります.


読む資料によって、解釈が全く違います.


実は、先月と今月の談話室にこの資料を分けて持って行き、山口さんに見て
戴きました.

先月は最初の資料で、肯定的なもの。
昨日は後の資料で、どちらかというと否定的になるかなぁ。。

山口さんに「どうなんですかねぇ。。。」と突っ込むと、、

なんと、山口さんの回答は、

「うーむっ。。。。
    中村さん。。。。
        私もインターネット始めようと思う。。。。」
                でした。(・_・)

仰るには、「石仏は一般庶民が造立したもの。どれが正しいとか
      誤ってるとかは、あまり問題ジャァない.
      いろんな解釈があっていいと思う」との事でした。

「それより、インターネットってすごいね。直ぐに返事が返って来て、
いろんな資料が手に入るんだねぇ。。私もやらなくちゃ。。」
とこちらの方に感心する事しきりでした。

   トンキンとISIDAさんに感謝です。

   復帰して昨日今日と石仏漬けのMURAhどん
[2000年10月8日 16時30分13秒]

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