ストレス病
Welcome
Welcome

ストレス性疾患。



エツ!こんな疲状もストレスが原因なの?A












エツ!こんな疲状もストレスが原因なの?A




◆ここに紹介するのは、すでに病院で「ストレス性の症状」との診断が下された症例だ

いずれもすぐにはストレスが原因とは思いつかないものばかりひょっとしてキミも?






◆血便はストレス度のバロメータ。

「休め」のサインには素直に従う




世論調査、なかでも国政選挙前後の大規模な世論調査を担当する中川さんの部署では選挙直前に異動があった。

「新しい課長は営業部出身で、世論調査のイロハも知らない素人。

僕の仕事は上司の的はずれな指示が引き起こす混乱を収拾し、現場の調査員を動かすこと。

連日のハードワークによる疲労と上司への不満でキレそうな毎日でした」そんなある日、用を足して何気なく日にした便器の中は鮮血で真っ赤。

ぎょっとしたが、医者に行く時間もなく、そのまま放っておくしかなかった。

「血便は連日出ることもあれば2、3日止まつていることもある、という状態で断続的に3か月程続きました。

仕事が一段落したこともあって医者に行ったら、潰瘍もないし「ま、ストレスでしょう」。

貧血や腹痛がないので治療はしませんでした。

その後2週間くらいで血便はいったん止まりましたが、以来仕事が立て込んだ上、精神的にもストレスがたまった状態になると出る。

だから一種のストレス度バロメータとして、血便が出たら少し休むなり遊ぶなりして、ストレスと疲労を解消するよう心がけています」








◆下腰部にさしこむような疲みが。

あと一歩で腎臓病に・・・。




芳賀さんの業務は契約社員や派遣社員のシフト管理。

ポジションや勤務時間帯によっては不人気のパートもあり、いかに効率よく、公平に人を配置するかということが常に頭痛の種だ。

自身も契約社員である芳賀さんには、同じ立場の仲間を管理するというジレンマもあり、同僚に仕事の内容は一切話せない。

不公平と思われるのが嫌で、仲間の中に特定の〃仲良し〃も作れなかったという。

「誰にも相談はできないし、担当は私一人なので休みも取れない。

家に帰ってからも重い気分を引きずったまま、どうすればみんなから不満の出ないシフトを組めるか四六時中考え続けていました」

業務を任された最初のうちは無我夢中で体の異常に気づかなかったが、3、4か月たったころ、下腹部に激痛を感した。

「不安を感じて病院に行ったら腎臓病一歩手前の膀胱炎、といわれました。

仕事上のストレスが原因だろうから、残業などは控えるよう注意されましたが、そうもいきません。

一応、上司に『ストレスから膀胱炎になった』と訴えてみましたが、どうにもできないと笑って受け流されてしまいました。

今は薬を飲んで症状は落ち着いているし、ある程度不満が出るのは仕方ない、と開き直れるようにもなりました。

あとは会社の外の友人と積極的に付き合って、ストレスを解消するようにしています」








◆トイレに行きたくて我侵できない。

失禁への恐怖で外出もままならず。




会社員で主婦の山中さんは、トイレに行きたいと思うと我慢できなくなる。

最初にその症状に襲われたのは、子供の保育園の親子遠足の時。

貸し切りバスで、l時間半くらいかかる公園まで行った時のことだつた。

「もともとトイレが近いので、バスに乗り込む前にトイレに行ったんですが、バスが走り出して5分もしないうちに尿意を催してきて。

『トイレには行ったばかりだ』って自分に言い聞かせようとすればするほど頭からトイレのことが離れず、車内でのレタリエーションにも集中できないほど。冷や汗が出て目の前がチカチカと暗くなり、動悸もしてきたんです。

そのうちお腹の調子も悪くなり、早く目的地に着かないかと、そればかり気になってしまって・・・」 以来、山中さんはトイレのない乗り物に乗ったり、コンサート会場や研修場などに行くと「漏らしてしまうのでは?」と不安になり、目まいや発刊、動悸がして気分が悪くなる。

こんな調子なので、今では、外出時に尿取りパットは必携。

彼女はほかに不眠症でもあり、まったく眠れないことも多く、日中の仕事に支障をきたすこともあるという。

病院では、先の「トイレ恐怖」と不眠の症状をあわせて「自律神経失調症」と診断され、現在、心療内科に通院中だ。不眠症は仕事が忙しい時期のストレスだとわかっているのだが、トイレ恐怖症のほうは思い当たるとすれば親子遠足のときのことだけ。

しかし、医師によると、そのたった一度の恐怖がトラウマになり、同じような状況になるとトイレに行きたくなる・・・というのは、まさにストレス病のひとつ、「神経症」なのだそうだ。









ホーム。戻る









左側のフレーム内にmenuが表示されている場合は、
使用しないで下さい。
TOPに戻る