フィットネス用語辞典
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  1. ファスティング・ダイエット
  2. ファットフリー
  3. 腹横筋
  4. 副交感神経
  5. 腹式呼吸
  6. 腹斜筋
  7. 副腎
  8. 腹直筋
  9. 不随意筋
  10. 腹筋群
  11. ブックスダイエット
  12. プッシュアウェイ
  13. プッシュアップ
  14. ブドウ糖
  15. プライオメトリクス
  16. プライベートトレーナー
  17. フリーウェィトトレーニング
  18. 浮力
  19. プルオーバー
  20. プレストストローク
  21. フレンチプレス
  22. プロテイン
  23. プロネーション
  24. フロントダンベルプレス
  25. フロントランジ
  26. 平滑筋
  27. ベジタリアン
  28. ペット用サプリメント
  29. ヘマトクリット値
  30. ヘモグロビン
  31. ベンチ
  32. ベンチプレス
  33. ベントオーバーリアレイズ
  34. ベントオーバーロウイング
  35. 便秘
  36. 補酵素
  37. ホットパック
  38. ボテディコア
  39. ボディデザイン
  40. ホリスティック








  41. 1)★ファスティング・ダイエット

    断食状態を作ることによりカラダの各器官を休め、体内の有害物質を排出させるという解毒プログラム。 アントニオ猪木が小川直也にすすめたことでポピュラーになった。 準備期間として正しい食生活への改善に1週間、実際の断食が3日間、通常の食事に戻す3日間で完了する。 断食期間には、独自の野菜発酵ジュースを飲むスタイルだ。


    2)★ファットフリー

    「脂肪分がない」という意味。 ローファットよりもさらに脂肪分を抑えたもので、FDA(アメリカ食品医薬品局)の規制条項によると、食事1回量に換算して脂肪分0.5g以下なら「fat−free」と表示できる。 フィットネス好きな、あるいはこれ以上の脂肪分はご法度と医師から告げられているアメリカ人には身近な存在だ。 ニューヨークには、なんとファットフリ−食品だけを一堂に集めたスーパーマーケット「Fat Free Foods}まであって、これがなかなか繁盛しているのだ



    3)★腹横筋


    腹筋群のもっとも深いところにある筋肉。 ウェストを覆う薄い腹巻きのような感じで、腹壁の外側から正面へ走る。 適度な腹圧を保ち、鍛えるとお腹のでっばりを押さえる効果がある。 アイソメトリック的に働くので、仰向けで背中を床に押し付けるなど、アイソメトリック的な方法で鍛えよう。

    4)★副交感神経

    美味しい夕食を食べ終わって、好きなDVDでもゆっくり観る。 なんてリラックスモードで優位になっているのは、自律神経のうち副交感神経である。 同じ自律神経でも、交感神経がカラダを活動的にセットするのに対し、カラダを安静に保つように作用する。 そして心拍や呼吸を抑えてエネルギーの浪費を防ぎ、消化活動を促して新たなエネルギーを蓄積するのだ。




    5)★腹式呼吸

    横隔膜を上下動させ、お腹を膨らませたり、へこませたりする呼吸法のこと。 少ないエネルギーで効率の良い呼吸ができるので、気管支喘息などで肺の機能が低下している人には最適の呼吸法。 また、緊張や不安を収り除き、リラックスした状態をつくるのにも、腹式呼吸が役立つ。




    6)★腹斜筋

    腹筋群の主役が腹直筋だとしたら、文字通り脇を固めるのが腹斜筋。 腰を曲げる腹直筋の働きをサポートすると同時に、腰を左右にツイストする作用もある。腹斜筋は、外腹斜筋と内腹斜筋という2層の筋肉からなる。 表層にあり、肋骨の外側から正面に向かってV字を描くように走るのが外腹斜筋、深層にあり、骨盤から肋骨へ逆V字を描くように定るのが内腹斜筋だ。 2つの腹斜筋の筋線維は直角に交わり、協調して機能する。 たとえば右に上体を捻りながらクランチをやると、右の内腹斜筋と左の外腹斜筋が一緒に収縮しているのだ。 筋トレはクランチやレッグレイズに捻りを加えて。




    7)★副腎

    左右の腎臓の上に乗った、一対の内分泌腺。 表層の皮質と中心部の髄質からなる。 脳下垂体前葉から分泌される副腎皮質刺激ホルモンによって、皮質からは生命維持に必要な電解質コルチロイド、さらには糖質代謝に関係する糖質コルチロイドが分泌され、男性ホルモンも皮質から分泌される。 髄質からはアドレナリン、ノルアドレナリンといった、交感神経を刺激するホルモンが分泌される。




    8)★腹直筋

    鍛えるとバキバキに割れ、セクシーさが際立つ腹筋群のフェロモン系。 腹壁を縦走する長い筋肉だが、途中を3か所ほど腱画で分断されているので、肥大するとそこを境に筋肉がデコボコに盛り上がる。 骨盤(恥骨)と胸郭(5〜7肋軟骨前面と剣状突起)を結び、その収縮で腰椎を屈曲させる。 つまり上体を固定すると下半身が引き寄せられ、下半身を固定すると上体が引き寄せられるのだ。 エクササイズとしては、上体を引き起こすクランチが定番。 でも腹直筋は長いので、それでは上部しか鍛えられない。 下部はレッグレイズでトレーニングしてやろう。




    9)★不随意筋

    自分の意思では動かすことができず、勝手に動いている筋肉。 と言うとホラー映画のようだが、内臓を作る筋肉と言えばおわかりいただけるでしょう。そもそも筋肉は、形態と機能の違いから、横紋筋、平滑筋、心筋の3つに分類される。 横紋筋は意のままに動かせるおなじみの筋肉、随意筋で、平滑筋は内臓の壁を作る不随意筋、心筋は心臓の壁を作る不随意筋だ。






    10)★腹筋群

    腹直筋、腹斜筋、腹横筋は、どれも薄いシート状の筋肉。 それが何層にも重なることで、腹壁前面に腹筋群を構成している。 腹筋群は、体幹と骨盤をがっちり安定させて、さらに内臓を守るという重要な役目を担う。 ここが弱ると、正しい立位を維持するのが難しくなり、お尻を突き出したみっともない姿勢になる。 腹直筋をメインに腹筋群を鍛えると、姿勢が長くなり、骨盤を手前に引き上げる力が強くなる。 結果、腰椎の前湾が軽減されて、腰まわりの筋肉のストレスが緩和する。 腰痛で悩む人はぜひ強化してほしい。




    11)★ブックスダイエット

    BOOSとは、Brain(脳)、Oriented(指向型)、Obesity(肥満)、Control(調整)、System(システム)の頭文字をとったもの。 肥満を脳の問題としてとらえた肥満治療システムだ。 肥満を招くのはさまざまなストレスからくる「脳疲労」。 だからそれを解消することから始めようというものだ。 基本の2原理は @自分で自分を禁止、抑制することをできる限りしない(禁止を禁止する原理)、 A自分にとって心地よいことをひとつでも開始する(快の原理)。 禁止型のダイエットとは180度違う発想で注目されている。




    12)★プッシュアウェイ

    トライセップス・キックバックのこと、上腕三頭筋を鍛えるエクササイズのひとつ。 ベンチなどを使い、上体と上腕を床と平行に保って、曲げた肘を伸ばす運動。 肘がぐらつかないように注意。




    13)★プッシュアップ

    腕立て伏せのこと。 裏返しベンチプレスともいう。 ベンチプレスはダンベルやバーベルを胸の上に押し上げて、大胸筋や上腕三頭筋、肩の三角筋を鍛えるもので、プッシュアップも、その動き、運動効果はまったく同じ。 ただカラダの向ぎが違う、正反対。 バーベルはいらない、自分のカラダをウェイトにするのだ。 ベンチプレスはバーを握る手幅を大きくとるか、狭くとるかで、効かせる筋肉を変えることができた。 プッシユアップも同じ、床につく両手の位置を広くすると、大胸筋に効果が高くなり、狭くすると上腕三頭筋に効くようになる。 また腰を上下、前後に大ぎく動かしながらのレスラー式プッシュアップは、それこそ全身に効く。 すべてゆっくり行うこと。 たくさんの回数をこなせても、反動を使ったのでは意味がない。




    14)★ブドウ糖

    炭水化物が分解された最後の状態。 グルコースとも呼ばれる。 腸管から吸収されて、大部分はグリコーゲンとして合成され、肝臓や筋肉に蓄えられる。これは生命維持から日常活動まで、人間のあらゆる活動のエネルギーとして欠かせないもの。 単糖類に属し、同じく単糖類の果糖やガラクトースと結合してショ糖や乳糖になる。 糖だけに甘みもある。




    15)★プライオメトリクス

    筋肉や腱を引き伸ばし、エキセントリックな収縮を加えた直後にコンセントリックな収縮を加えると、バネのような弾性エネルギーが発生する。 その性質を利用したトレーニングで、できるだけ短時間に、筋肉が最大筋力を発揮できるようにするトレーニング。 陸上競技やバスケットボール、野球など、スピード筋力が求められる競技に有効。 ただし瞬間的に大ぎな収縮力が生じるため、筋肉や腱を痛めやすいので注意が必要。 このトレーニング自体を最終目的にするのではなく、全般トレーニングの一部と考えて、まずは適切な筋カトレーニングやコンデイショニングを行った後に実施すべきで、同じ部位のトレーニングを2日連続して行ってはならない。




    16)★プライベートトレーナー

    いかにもアメリカらしい職業、個人契約のトレーナー。 パーソナルトレーナーと同じ。 優れたトレーナーに効果的なメニューを組んでもらい、叱咤激励(チヤホヤではない)され、ブライバシーが守られるなら、多少お金がかかってもかまわない。 そんな人のため。 まあ、広いアメリカのこと、個入所有のジムを持っているプライベートトレーナーはいないわけじゃないけど、ジムー式をトレーラ−の中に用意して、駆けつける(?!) なんてのはLAならではだ。 ほとんどは映画関係者がクライアント。 トレーラーだけのレンタルもあって、1週間で7500ドル。 トレーナー料金は?って聞いたら「ボクは高いよ」ってニッコリされて誤魔化されちゃった。




    17)★フリーウェィトトレーニング

    ダンベルやバーベルなどを使う筋トレ。 マシンと違って、可動角度や方向は自由自在。 丁寧な筋肉作りができる。ただ、使い方を誤るとケガをする。 マシンでは操作する動きが限定されているから、初心者でも間違えることなく、安全。 ただし、動ぎが決まっているゆえ、細かい部分は鍛えにくい。




    18)★浮力

    水中に入ったモノの体積と、同じ体積の水の重さが浮力となる。 つまり水より(比重が)重くない限り、あなたは浮きます。 そんな環境で運動ができれば、水の抵抗以外にカラダに負荷はかからない。 水中でへンな姿勢にならない限り、ケガもなく、快適な有酸素運動が楽しめます。




    19)★プルオーバー

    大胸筋を縦方向から鍛えるエクササイズで胸を上下方向に大きくできる。 胸を左右方向に大きく、また厚みを作るのはダンベルフライやベンチプレスだ。 横に寝て、頭の先に伸ばした手にダンベルを持ち、肘を伸ばしたまま顔の上まで引き上げる。 ダンベルで円弧を描こう、肘で動きをリード。




    20)★プレストストローク

    平泳ぎ、最大の特徴は、キックが推進力の70〜80%を支配していること。 ちなみに他の泳法は20%程度。 だからこそ脚の引ぎつけが抵抗になって、スピードを殺してしまう場合が多い。 写真では体幹から大腿までがほば一直線で、膝から先が曲がっている。 こうしてコンパクトに引ぎつけることがポイントだ。 あとは両脚で水を挟み込み、その水圧で進む。




    21)★フレンチプレス

    上腕三顧筋、力コブの裏側の筋肉を鍛える運動。 トライセップス・エクステンションやプッシユアウェイの仲間。 片手でも行なうが、両手でやった方が腕が安定する。 椅子に座って頭の後ろでダンベルのプレート部分を握って支え、ゆっくり肘を伸ばして頭の上に押し上げる。 立位でもいいが座った方がダンベルの動きが安定する。




    22)★プロテイン

    タンパク質、またはタンパク質が主な成分の栄養補助食品のこと。 食事でだけでは十分に摂れない場合に利用するもので、トレー二ングに応じた筋力アップが期待できる。 代表的なものはパウダー状のプロテインで、牛乳などに溶がして飲むことが多い。 また、パウダー状以外にもタブレット状、ドリンク状のものもある。 最近は「ホエイプロテイン」を原料にしたものが主流。 牛乳からカゼインと乳脂肪を取り除いたもので、乳清とも呼ばれる。 必須アミノ酸をすべて含み、分岐鎖アミノ酸も多く含むので、カラダ作りに適したタンパク質といえる。 また、このホエイブロテインを酵素によって加水分解したホエイペプチドも使われる。 こちらはよりカラダへの吸収が早く、胃腸への負担が少ないのが特徴だ。




    23)★プロネーション

    踵が外反し、足先も外側に回転している足の変形で、回内足とも呼ばれる。 通常、体重は踵骨、第1中足骨頭、第5中足骨頭で支えるが、回内足では踵骨と第1中足骨頭の2か所で支える。 この状態で長い運動を続けると足のさまざまな故障の原因となるので、シューズにインソール(足底板)を使用して矯正する。




    24)★フロントダンベルプレス

    ダンベルプレスとは、ぷつうは仰向けに寝て胸の上にダンベルを持ち、肘を伸ばす運動。で、頭にフロントとつくと、ダンベルを使ったショルダープレスのこと。 使う筋肉がまるで違う。 大胸筋や腕ではなく肩の三角筋だ。




    25)★フロントランジ

     太腿の表の大腿四頭筋と、お尻の背筋群に作用するエクササイズ。 片足だけのスクワットと思ってもいい。 前足を一歩大きく踏み出し、その脚に体重を乗せて、 大腿四頭筋や背筋群に刺激を与え、床を蹴って元に戻る。 ダンベルを持ったリバーベルを背にしたする。




    26)★平滑筋

     筋肉を鍛えよう!とよくいうけれど、それは骨格につく骨格筋のお話。 同じ筋肉でも、消化管、血管、尿管などを構成する平滑筋は、 鍛えることができない。 構造が全然違うし、何より意思で収縮させることができないからだ。  骨格筋は脳からの指令を伝える運動神経の刺激で収縮するが、 平滑筋は自律神経で自動的に働いている。 このため骨格筋を随意筋、平滑筋を不随意筋とも言う。




    27)★ベジタリアン

     タマゴはダメで、牛乳はいいのかよ、パンはどうよ? などと言い出すとキリがないので、野菜を食べることを好む人たち、 くらいに理解しておこう。  さてここはLA、サンタモニカにはど近い住宅街。 夜7時、三々五々なにやらお洒落な男女が、可愛い作=ノの家の中に入ってゆく。 Living Lighhouseなるこの家、 実は究極ベジタリアンの食の会。 なにが究極かって、すべての食材(むろん野菜) に40度以上の熱を加えないで調理する主義。 むろんサラダなんかではなく立派な料理、 お洒落して集まるグルメディナーなのだ。




    28)★ペット用サプリメント

     なんだよそれ? と思う人はペットを飼っていない人。 彼らも生き物だから、年もとるし病気もする。 都会で人と暮らせば運動不足にもなろう、体脂肪も増えるだろう。 飼い主と同じように生活習慣病にもなるだろう。 でもペットは人間より寿命が短い、なんとか健康でいてほしい。 だから、ペット用のサプリメント。 ペットフードの中にカルシウムやグルコサミン、 コンドロイチンなんかが加えられているのだ。 ここはLAビバリー・プールバード、 あの有名なレストラン(スインガー)の目の前にある(アニマル・クラッカーズ)。 ペットのためのセレクトショップなのでありました。 場所柄、ベンツやBMWなんか当たり前。 ジャグァーやロールスに乗ってきます。




    29)★ヘマトクリット値

     血液量に占める赤球、実際には赤血球の容積比率をいう。 男性39〜50%、女性34〜44%と大きな男女差があるのが特徴。 その理由は、運動量や筋肉量次第で赤血球の量が変化するから。 運動したり筋肉が増えたりすると、それだけ多くの酸素が必要になる。 で、酸素を運ぶ赤血球の数が自然に増えるというわけ。 男性より運動量や筋肉が少ない女性は、ヘマトクリット値も当然低くなるのだ。




    30)★ヘモグロビン

     どんなエアロもこれなしではお手上げ。 血液に含まれる赤血球の主成分で、酸素を運ぶ性質がある。  ヘモグロビンは、酸素濃度の高いところでは酸素と結合して、 低いところでは酸素を放出する。 だから酸素が豊富な肺で酸素を受け取り、 酸素に乏しい細胞に酸素を供給できるのだ。 二酸化炭素に対しても同じ性質を持ち、 濃度が高い細胞では二酸化炭素をくっつけ、低い肺で放出する。 ヘモグロビンは鉄を含むので、鉄が足らないとヘモグロビンも不足して、 カラダが酸欠状態となる。 エアロをやるなら鉄分補給をお忘れなく。




    31)★ベンチ

     筋トレに使う長椅子。 座るだけでなく、寝ることもできる。 まっすぐ水平なものをフラットベンチといい、 その上で仰向けで寝たとき、 頭を上になるよう角度を変えたものをインクラインベンチ、 頭を下になるように角度調節したものをデクラインベンチという。 全体重とダンベルやバーベルの重さも加わるので頑丈にできている。




    32)★ベンチプレス

     男どもが大好きな筋トレ、というより逞しさ、 男らしさを測るモノサシ。 ベンチに仰向けに寝て、胸の位置で支えたバーベルを、 肘を伸ばして押し上げるエクササイズ。 バーベルでなくダンベルを使っても同じ。 この場合はダンベルプレスとも呼ばれることもある。 誰よりも重い重量を上げた者がエライ。 筋トレ効果としては、上腕三頭筋、大胸筋が使われる。 ジムで大きなうなり声が聞こえたらどこかでコレやってる。




    33)★ベントオーバーリアレイズ

     三角筋は肩先にある大きな筋肉で胸側の前部、 真ん中の中央部、背中側の後部に分かれている。 サイドレイズでは中央部が鍛えられるが、 後部には刺激が加わりにくい。 そこで上体を倒して、刺激の加わる方向を90度変えてやると、 三角筋後部にきっちり効く、パンパンだ。 で、それがベントオーバー・リアレイズ。 ベントオーバーとは上体を倒したという意味。 後部筋肉は中央部より弱いので、軽いダンベルにしよう。




    34)★ベントオーバーロウイング

     ボートの櫓(ろ)を漕ぐ動き。 あるいは喧嘩のときの相手の胸ぐら掴んで引き寄せる動き。 伸ばした肘を曲げ、手先を胸に引き寄せる。 これを上半身を床と平行に保って行うのだ。 両腕いっペんに行ってもいいし、片方ずつでもいい。 広背筋、肩、上腕二頭筋などに効く。 片手の場合、反対の手をベンチなどについて上体を支えると、 大きなダンベルが使える。




    35)★便秘

     排便が48時間以上もなかったり、 便意があっても排便ができず苦しんだりすること。 器質性便秘と機能性便秘の2種類がある。 器質性便秘は大腸に腸閉塞やがんなどがあり、 内腔が狭くなって内容物が通りにくくなるもの。 機能性便秘は大腸の嬬動運動が弱かったり、 逆に活発すぎたりなど、大腸の働きが異常になるために起こる。 便意がなくても毎朝トイレに行く習慣をつけ、 野菜、海藻などの食物繊椎の摂取を心がけること。 それが解決策だ。




    36)★補酵素

     酵素のうち、タンパク質以外の分子で構成された部分のこと。 補酵素が必要な酵素では、補酵素がなければ触媒する反応が行われないのだ。  ビタミンB群には補酵素になるものが多く、ビタミンB1、ビタミンB2、 ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB6などがそれ。 コエンザイム、コエンチームなどとも呼ばれる。




    37)★ホットパック

     温熱療法のひとつ。 患部の血行改善、柔軟性を促進させるのが目的。 アイシングが患部を無感覚状態にすることができるのと同じように、 こちらは患部の痛みを和らげる(無感覚状態)効果がある。 腰痛や腱鞘炎に用いられることが多い。 とくに腰痛の場合、アイシングを施すこともあるが、 女性や年輩者のように冷たい感覚が好きではない人もいる。 そうした時にはホットパックをすることが多い。




    38)★ボテディコア

     おなかまわり、体幹部のこと。  上半身と下半身をつなぐ場所で、 上半身の(ものを投げたり、掴んだり、引いたり、背負ったり)に負けず、 下半身の急発進、急ブレーキなどにも影響されてはいけない。 腹直筋、内外斜腹筋、背筋腰背部などから成る。  〈リーボック)よりここを重点的に鍛える《コアボード》プログラム が発表されている。 最新のクラスメニューで、3Dに動く楕円のボードの上でバランスを保ちながらの、 振りなのだ。




    39)★ボディデザイン

     ギャクサン、ヒップアップなどカラダを思いのままに形作ること。 ダイエットだけでは、体脂肪だけでなく筋肉も落ちてしまい、 ただのしなびたカラダになってしまう。 カラダそれぞれの部位を発達させるエクササイズを理解しておこう。 また、泳げば胸や肩が逞しくなり、走れば脚が細く、 お尻が持ち上がる、なんてことも知っておこう。




    40)★骨

     骨はカラダを支え、筋肉の収縮でカラダを動かしている。 そしてもう一つ、骨には隠れた役割がある。 カルシウムの銀行なのだ。  細胞は情報のやり取りにカルシウムを必要とする。 筋肉の収縮も神経細胞の働きも、カルシウムなしには成立しないのだ。 で、血中のカルシウム濃度を一定に保つために、 カルシウムを貯めているのが骨。 骨の主成分はカルシウムで、全身で約1kgをプールしている。 代謝の結果、カルシウムは日々出ていく。 不足分を食事から補わないと、骨が痩せて大変。 また骨のカルシウムを保つには、適度な運動刺激も大事だ。




    41)★ホリスティック

     ギリシャ語の 「hOlOS」(全体)を語源とする「hOllStiC」が、 医療の概念のひとつとしてアメリカで提唱され始めたのが60年代。  病気をカラダの一部分だけの現象としてとらえる 西洋医学一辺倒の医療に限界を感じた人たちが、 「カラダ全体のバランスを考えて治療するべきでは? 病気の予防のためには我々がもともと持っている自然治癒力にも注目すべきでは?」 と気づき始めたのだ。  伝統的な治療法もまた注目するに値する。 そんな考え方から、中国の漢方やインドのアーユルヴエーダ、 ヨーロッパのアロマテラピーなどもホリスティック医療の範疇とされて、 どんどんと西洋的医学に取り入れられつつある。  ちなみに「WhOle」 (全体)や「heal」 (治癒) も「hOlOS」が語源。 先人は全体を見ることが治療だと悟っていたかのようだ。









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