- カーディオマシン
- カーフレイズ
- カーボローディング
- カーボンフレーム
- 加圧筋力トレーニング
- カイザー
- 外旋
- 外転
- 解糖系
- 海パン
- 回復力
- 顎関節
- かくれ肥満
- 過呼吸
- 肩関節周囲炎
- 褐色脂肪細胞
- 果糖
- 可動域
- カフェイン
- カプサイシン
- カリウム
- カルシウム
- ガルシニア・カンボジア
- カロリー
- 感覚器系
- 関節
- 関節炎
- 肝臓
- 基礎代謝
- キック
- ギックリ腰
- 拮抗筋
- キトサン
- ギムネマ・シルベスタ
- 偽薬
- ギャクサン
- キャッチ
- 胸郭
- 胸鎖乳突筋
- 共働筋
- 拒食症
- 筋挫傷
- 筋持久力
- 筋収縮
- 筋線維
- 筋断裂
- 筋電図
- 筋肉痛
- 筋肥大
- 筋紡錘
- 筋ポンプ
- 筋ミオグロビン
カーディオとはギリシャ語で心臓のこと、医学界で循環器系、心肺機能を表すときに使われる言葉だ。
それに〃マシン〃をくっつけて心肺機能を向上させるためのマシンの意味。
エアロビクスマシンと同じこと。
有酸素運動マシンというより、心肺機能向上マシンという方が効さ目がありそうなので、かの地では商品カタログなどによくこの言葉が使われる。
最近のマシンの傾向は低衝撃、多プログラム、高娯楽。
ランニングマシンなら床材は足腰に優しくなり、また斜度をつける(上り坂になる)ことができる。
バイクマシンでは、テレビ画面やステレオスピーカー付きが登場しているし、ネットサーフィンできるものまである。
そして低衝撃と全身運動を謳っているのが楕円運動マシン。
足の運動軌跡が楕円になるのだ。
エアロビクスマシン参照。
ふくらはぎの筋肉( 腹筋)を鍛えるエクササイズ。
膝を伸ばした状態で、爪先立ちの動きをすればいい。
平らな場所でもできるが、踵をなるべく抵く下げられるように(上下の動きを大きくしたい)、階段や踏み台などを使おう。
バーベルを背負ったりしなくても、片脚だけで行えばけっこうな負荷になる。
最初のうちは壁などに手をついてバランスをとる。
慣れてきたら手は使わない。
バランス強化にもなる。
カラダを動かすためのエネルギ−源となる栄養素は、脂質と炭水化物とタンパク質。
脂質は体脂肪として、炭水化物はグリコーゲンとして体内に貯蔵される。このエネルギー源を、ここぞという本番までに、いかにより多く効率的に体内に待機させておくか、カーボローディングとはそれを実践するための食事法、別名グリコーゲン・ローディングとも言う。
特に持久系のスポーツ、たとえばバイクのロードレースやマラソンなどは、いかにたくさんスタミナを溜めておいて、スパートの時に向けて措しみなくエネルギーを使えるだけの貯蓄があるかどうかが、勝負を分ける鍵になるのだ。
具体的には、試合日から逆算して1週間前から高脂肪、高タンパク質の食事を摂ってグリコーゲン量を一時減少させ、その後3日間、高糖質食に切り替えてグリコーゲン合成を高めていく方法や、試合1週間〜3日前は通常の食事、試合3日前から高糖質食に切り替える簡易カーボローディング法など、いろいろな方法がある。
なお、試合1週間前からは、調整練習をして運動量を低下させ、筋グリコーゲンを消費させないように注意することも必要。
炭素繊維(カーボンファイバー)のシートを、樹脂で固めて作ったバイクのフレーム。
シートを重ね合わせることで強度を出している。
クロモリ、アルミ、チタンなど、フレームの素材はいろいろあるが、軽さでは最右翼。
よってロードバイクに用いられることが多い。
また、製造時の成型法も金属系とは違うので、TREKの《Yフレーム》のように、従来のダイヤモンド形とは違った形状のものも作成可能だ。
設計の難度が高いこと、経年変化の心配などが課題か。
腕と脚の付け根に専用のベルトを装着して行う筋力トレーニング。
この方式で行えば、1RMの20%程度の負荷でも筋肉が肥大する
といわれている。
なぜか?ベルトを腕と脚に取リ付けて圧をかけると、血液の流れが阻害され、筋肉は低酸素状態に入っていく。
一方、疲労物質は筋肉に閉じこめられる。
その結果、脳は激しい低酸素系トレーニングをした時と同様、脳下垂体に対して成長ホルモンを分泌させる指令を送り、筋肥大を誘発させるという仕掛けだ。
さらに分泌されたホルモンは血流に乗り、加圧していない部位にも巡っていく。
つまり全身に成長ホルモンが行き渡り、トレーニングしていない部分でも筋肉の成長が促されるという。
このトレーニングは、ウェイトを使わずに行うことができるので、また、リハビリにも有効。
運動をせず、ただ加圧をするだけでも筋肉を維持できることが証明されている。
ただしこのトレーニングで、どの程度加圧すぺきかは個々によって違う。
加圧とはいっても血流を止めてしまうわけではなく、個々の筋量や循環器機能に合わせて制限するにすぎない。
手足の付け根をベルトで縛ればいいんだろう、などと勝手に行っては大変危険。
トレーニングを行う際は、必ず専門の指導者から指導を受けること。
空気を負荷にするトレーニングマシンとそのメーカーの名称。
20年もの歴史のあるマシンで、シリンダーの中に閉じこめられている空気の圧力を負荷にする。
マシンには別の場所にセットされたコンプレッサーからチューブで空気が送られる。
負荷の調節は手元のバーについたボタン。
プラスを押せば空気が送られて負荷が大きくなり、マイナスを押せば空気が抜け、負荷が減る。
マジでカラダを鍛えるなら、関節の動きを表す基本的な言葉は押さえておきたい。
この耳慣れない用語も、筋トレマニュアルなんかにはよく出てくるものだ。
外旋とは、手足の長軸を中心に、骨を外側へ回す動きだ。
たとえば、立位で片脚の踵を床から浮かせ、爪先を開くように外側に向けると、大腿骨が外旋する。
肩関節では棘下筋や三角筋、股関節では腸腰筋、大臀筋が外旋筋だ。
これも筋トレの解説などで、ちょくちょく耳にする言葉。
体幹の中心を軸として、手足の骨が遠ざかるるモーションをいう。
立位で伸ばした片脚を真横に上げると、股関節に対して大腿骨が外転している。
この動きを床で横に寝てやると、レッグアブダクションという立派なトレーニングになる。
関節を外転させる筋肉を外転筋(アブダクター)といい、股関節では中臀筋、肩関節では三角筋がその代表的なものである。
無酸素によるエネルギー供給系のひとつ。ATP‐CP系でエネルギーが供給され、筋肉内のクレアチンリン酸が減少すると、続いてATP再合成の切り札としてグリコーゲンが登場。
1分子のグリコーゲンが分解されれば2分子のATPが再生される。
グリコーゲンが分解された後、老廃物として疲労物質である乳酸が蓄積されるので、乳酸系とも呼ばれる。
典型例として挙げられる運動は陸上400m。
最終コーナーを回った後は、筋グリコーゲンの残量勝負となる。
男が泳ぐときに穿くパンツ。
言うまでもなく海水パンツの略である。
たとえブールで穿くとしても、このように呼ばれる。
メーカーのカタログにはスイミングショーツと書かれているが、誰もそんな呼び方はしない。
あの飯沼誠司も、カイパンと呼んでいた。
やはり力イパンなのだ。
なぜか。
やはり我が国民は海洋民族なのである。
その名残がカイパンを代々受け継いでいるのである。
これが文化というものではないか。
運動により起こった疲労が、どの程度の時間で回復できるかを指す。
運動の強度によっては、耐乳酸性能力を指すこともある
肩凝り、偏頭痛、腰痛・・・。
とくに思い当たることがないのに、こうした症状に悩むなら、一度顎関節の異常を疑った方がいい。
いわゆる顎の骨。頭蓋骨と下顎のジョイントで、モノを噛むとき上下・前後・左右と複雑に動く。
歯並びや噛み合わせが悪いと、こうした咀嚼の動きに異常が出て、顎関節を動かす首まわりの筋肉の負担となる。
それがやがて肩凝りなどを引き起こす場合もあるのだ。
体重は正常値なのに、カラダの中の脂肪組織の割合が多い状態がかくれ肥満。
体脂肪率が男性なら20%以上、女性なら30%以上の場合をいう。
特に皮下脂肪ではなく内臓に脂肪がついた状態が危険。
体脂肪の割合が高いのにウエストが指でつまめないようなら要注意。
運動不足や、逆に過度のダイエットを繰り返すことで、筋肉や骨、血液、水分が減ってしまい、体脂肪ばかりが増えてしまっているのだ。
安静時よりも強く深い呼吸をすること。
スポーツ時では、不足した酸素を補うために過呼吸することは自然の現象。
だが、安静時にもかかわらず過呼吸(とくに吸気)してしまう場合もある。
過呼吸症候群と呼ばれる症状がそれ。
ストレスや過緊張が原因で起こることが多い。
過呼吸状態になると血中の酸素が増えすぎ、めまいや気を失うこともある。
口にビニール袋を当てて呼吸することで、症状を抑えることができる。
肩関節の周囲の筋肉が炎症を起こすこと。
肩関節は、良い言い方をすれば可動域が複雑で大きいが、逆の言い方をすれば非常に不安定ということができる。
その不安定さを補うため、たくさんの筋肉がいろんな方向から入り組んで支えている。
で、ピッチャーのように複雑な肩の動きをする人は、筋肉の負担も大きくなり、炎症が起きやすくなる。
逆に運動をしないことで筋肉が機能しなくなり、痛くなる場合もある。
俗に四十肩、五十肩などと呼ばれるのがそれ。
脂肪細胞と聞くと、脂肪を溜めるだけのタンクを想像する。
が、なかには脂肪を燃やす脂肪細胞もある!
それが褐色脂肪細胞だ。
褐色脂肪細胞は、脂肪を燃焼させるカマドであるミトコンドリアを豊富に含み、UCPという特殊なタンパク質の作用で脂肪を熱に変える仕組みを持つ。
褐色脂肪細胞がどれくらい活発に働くかで、太りやすいか太りにくいかの体質が決まるという説もある。
果物に多く含まれる糖。
単糖類に属するが、代謝がインスリンの影響を受けないので、肥満の原因にはなりにくい。
ブドウ糖の約2倍の甘味を持っており、ブドウ糖と結合することによって、ショ糖になる。
関節が動く範囲。
骨と骨をつなぐ関節は、動く方向ごとにそれぞれ可動域が決まっている。
股関節では屈曲0〜130度、伸展0〜30度という具合。
こうした可動域は構造止の理論値で、関節を動かす筋肉に柔軟性が乏しいと、マキシマムな可動域が発揮できないことが多い。
ストレッチなどで筋肉をよくほぐして、最大限の可動域を出すことは、スポーツのパフォーマンスを高めるために必要だ。
コーヒー豆やカカオの種子、茶葉などに含まれる化合物。
無色の針状結晶で、熱湯に溶けやすく、水、アルコールにわずかに溶け、苦味がある。
カフェインは、大脳皮質を刺激して感覚や思考を高め、眠気をさますための中枢神経興奮剤として、また強心剤や利尿剤としても用いられる。
疲労回復の効果がある。
血液中の中性脂肪の量を増やすとされるが、人によってその効果は異なる。
トウガラシの辛味成分で、エネルギー消費を促進する。
体内に入ったカブサイシンは、中枢神経を刺激して副腎皮質からアドレナリンなどのホルモンの分泌を促す。
するとエネルギー代謝が盛んになって体内の貯蔵脂肪の分解が進むのだ。
また、肝臓や筋肉内のグリコーゲンの分解も促進するので、肥満防止に役立つといわれている。
その他にも胃腸内の殺菌、健胃、食欲増進、疲労回復などの作用もある。
ミネラルのひとつ。
働きとしては細胞内での浸透圧の調整や、酸・塩基平衡の維持、筋肉の収縮、神経の刺激伝達など。
余分に摂り過ぎた食塩を体外に排泄させる働きがある。
ただ、水に溶けやすく、調理中の過熱によって損失されることが多いのが特徴。
そのため、生で食べられる果物で摂るのがおすすめ。
ただ、その時は果糖の摂り過ぎには注意したい。
野菜、果物、海藻、肉、魚にも多く含まれており、所要量は1日2gであるが、高血圧予防の観点から3.5g程度が望ましいとされている。
ヒトの骨や歯を作るミネラルの一種。
カルシウムは人体の1.5〜2%を占め、体重60kgの人で1kgほど、その99%は骨や歯などの硬組織に、ほか1%は血液、筋肉、神経など。
働きとしては、血液の凝固作用の促進や心筋の収縮補助、筋肉の収縮をスムーズにする。
また神経のいらだちを抑えるトランキライザーとしても働く。
1日の所要量は600mg。
タンパク質、ビタミンDとともに摂ると利用率が高まる。
最もカルシウムの利用率の長い食品は、乳製品(利用率50%)
ガルシニア・カンボジアは、インドやスリランカなど多雨地帯に自生するオトギリソウ科の果樹。
別名はゴラカ、またタマリンド。
果実はオレンジほどの大きさで酸味があり、古くからカレーのスパイスや民間薬として使われてきた。
その含有成分の一つヒドロキシクエン酸が、摂りすぎた糖質から脂肪酸が合成されるのを防ぐ働きがあるといわれ注目されている。
食前に摂取すれば、ブドウ糖が脂肪に変換される働きを阻害して、肥満を予防してくれるというわけ。
エネルギーの単位。
栄養学において、生体内で発生するエネルギ−は栄養素の燃焼によるものが主体であることから、従来からの燃焼熱の量を表す単位、カロリーを用いている。1カロリー(cal)は1気圧のもとで水1gの温度を14・5度から15・5度まで上げるのに必要な熱量で、4.184ジュール(Joule)に相当するもの。
ただ、栄養学でこの量では単位として小さすぎるので、実際に1000倍したキロカロリー(kcal)を用いている。
カロリ−は食品の持っているエネルギー量を表したり、人間の行動に伴うエネルギー消費量を表したりするのに用いられている。
知らぬが仏というけれど、感覚器がなければ、立派な脳も張り子の虎。
感覚器が体内外の環境変化をモニターして得た情報を元に、脳は一瞬にして状況を判断して、カラダの働きをうまくコントロールしているのだ。
ヒトの感覚には、視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚といういわゆる五感がある。
なかでも視覚からの情報は、脳にとって重要なもの。
さらに皮膚には、温度変化、痛み、痒みなどを感じる独自のセンサーが備わっている。
こうした感覚器は、刺激を電気信号や化学反応に変換して、感覚神経細胞へ伝達する。
それが最終的には脳へ伝わって、その情報を脳が解析することで、感覚の量と大きさが自覚できる。
つまり最大の感覚器は、脳なのだ!
骨と骨のジョイント。
軟骨に覆われた、滑らかな関節面が向き合っている。
動かない不動関節、ちょっぴり動く半関節、そして筋肉で自在に動く可動関節の3種類がある。
このうち大半は可動関節で、必要な動きに応じてつくりがまったく異なる。
可動関節には@平面関節(骨同士が平面で接する)、A楕円開節(凸面と凹面の楕円形の関節面を持つ)、B球関節(球状の骨が一方の凹みにハマる)、C蝶番関節(蝶番のようなつくり)、D鞍関節(関節面が鞍のようなつくり)、E車軸関節(車輪と軸受けのような関係)の6タイプがある。
トレーナーになるわけじやないので、全部憶える必要はないが、主な関節がどのタイブか知っておいて損はない。
肩関節と股関節は球関節で(厳密には股関節は球関節の親戚である白状関節)、もっとも自由度が高い。
肘や膝の関節は蝶番関節で、動く方向は1パターンでも可動域が大ぎいのが特徴だ。
関節は靱帯によってガッチリ連結されているが、可動関節はある特定の方向に、決まった角度だけ動くようにできている。
これを無視して関節を無理やり動かそうとするのが、ご存じの関節技である。
関節の中にダメージを受けること。
原因の多くは軟骨に傷がついて起こる。
骨の関節部分は滑らかに動くよう硝子軟骨といってガラスのようにツルツルしている。
それがスポーツの活動でケガを繰り返したりすると硝子軟骨に傷がついてしまう。
そうすると関節の動きがギクシャクしたり炎症を起こしたりするのだ。
また加齢により筋肉の支えが緩くなり、関節同士がぶつかって傷がつく場合もある。
内臓界の高倉健。寡黙な働き者だが、イザというときは滅法頼りになる超大物臓器である。
その機能は化学コンビナートに喩えられるほど多様だが、
@糖質など栄養素の代謝と貯蔵、
A脂肪を分解する胆汁の分泌、
Bアルコールなどの分解解毒、
C血液の貯蔵などに大別される。
自己再生能力を持つタフガイだけど、セックスで感染することもある肝炎ウイルス、お酒の飲みすぎが大敵だ。
カラダの各器官が働き、生命を維持するために必要な最小限の工ネルギー消費量。
クルマに喩えればアイドリング。
成人男性で1日に約1600〜1800キロカロリー、成人女性で1200〜1400キロカロリーといわれている。
25%が筋肉、16%が心臓と肺で消費される。
そのため、有酸素運動などで酸素摂取能力を高める、筋力トレーニングで筋量を増やす、などにより、太りにくいカラダができるといわれている。
水泳における脚の動作。カラダを浮かす役割が主で、推進させる役割は従。
クロール、バタフライ、バックストロークでは爪先を自然に伸ばし、脚全体をムチのようにしならせて浮力と推進力を生む。
ブレストは両脚を開閉し、両脚の間の水を押し出しながら推進力を生む。
正式には突発性急性腰痛症。
その名の通り、突然襲ってくる腰の痛みのことで、スポーツ時の激しい動きによって起こることもあれば、床に落としたものを捨おうとしてグギッとくることも。
原因は腰椎周囲の筋肉や靱帯のダメージによることが多い。
日頃から腹筋を鍛え、ストレッチで背部を柔軟に。
あわせて正しい姿勢をとるように心掛けよう。
互いに反対の動きをする筋肉同士のこと。
肘を曲げるときは上腕三頭筋を縮め、その裏側にある上腕三頭筋が伸ばされる。
ほら反対の動きだ。
逆に、曲げた肘を伸ばすときは、上腕二頭筋が伸ばされ、上腕三頭筋は縮む。
だから、この2つの筋肉は拮抗筋同士。固じように膝を曲げるハムストリングスと、曲げた膝を伸ばす大腿四頭節は拮抗筋同士だ。
カニの甲羅などに含まれる、水にも酸にも溶けない動物性の食物繊維キチンを化学処理したものがキトサンだ。
キトサンのかたちになると、水には溶けないままだが、酢や胃液には溶けるようになる
キトサンはアミノ基という分子を持っており、数ある食物繊維の中では唯一のプラスイオンである。
プラスイオンはマイナスイオンと結合しやすいので、キトサンは食塩に含まれるマイナスイオンのナトリウムを吸着してカラダの外に排出する働きがある。
ナトリウムは高血圧の原因となる物質なので、つまりキトサンには降圧作用があるということだ。
インド南部や熱帯アフリカなどに自生するガガイモ科のツル性値物。
ヒンディ語で「グルマール」つまり、「砂糖を壊すもの」という意味を持つ。
インドでは昔から糖尿病の治療薬として利用されていたという。
葉に含まれる有効成分が「ギムネマ酸」。
主に小腸でブドウ糖の吸取を抑制する働きがあり、血糖値を下げ、肥満の予防となるといわれている。
プラシーボ、またはプラセボともいう。
「あなたを満足させましよう」というラテン語に由来する。
澱粉や乳糖などを原料にして、本物の薬と同じように作られているもの。
新薬を開発した際、医薬品として認可を受けるためには、「二重盲検法」という臨床試験をして有効性が認められなければならない。
本物の薬と偽薬を患者に投与し、両者の効果を比較するのだ。
だが、この時、偽薬でも効果が認められる場合がある。
これをプラシーボ効果という。
上半身がまるで逆三角形になるようにボディデザインすること、あるいはその出来上がったボディ。
水泳選手やライフセーバー、トライアスリートのカラダに代表される。
肩幅を大きく(三角筋)、肩を高く(僧帽筋)、胸を大きく(大胸筋)、胸を厚く(広背筋)、脇を広く(大円筋)、ウェストを細く(腹直筋、腹斜筋)など、まんべんなく鍛えなければ実現しない。
水泳における最初の動作。つまり手で水を捉えること。
いずれの泳法も、この時の手のひらの角度が大切。
ヒトの胸には心臓と肺が仲良く収まっているが、これを守るのが胸郭。胸椎と胸骨を前後に、12対の肋骨が心肺を囲む釣り鐘形をしていて、その底に横隔膜がある。
横隔膜が縮むと胸郭は下へ広がり、内圧が低下して肺に空気が入る。
横隔膜が緩むと胸郭は元に戻って呼気が行われる。
スイマーのギャクサンの土台は、呼吸練習の繰り返しで発達した立派な胸郭だ。
頭を右側に回すと、左の首すじを縦に走る大きな筋肉が浮かび上がる。これが胸鎖乳突筋。鎖骨と胸骨から頭蓋骨の両サイドへ向かう一対の筋肉で、頭を前に倒す動きや、左右へ回したり、傾ける動きをコントロールする。
また、呼吸のときの補助筋としても働く。
腕を上げたり、膝を伸ばしたりするとき、たったひとつの筋肉だけが収縮しているわけじやない。
周辺の小さな筋肉もいろいろ働いている。
たとえば曲げている膝を伸ばすときは、大腿の表側の大腿四頭筋が働く(主働筋、)。けれど実際は膝を固定したり、大腿を支えたりと、周辺のたくさんの筋肉が働く。
これらの主働筋を手伝う筋肉たちを共働筋という。
摂食障害のひとつ。
何らかの理由で極端に食事の摂取量が減ってしまうというもの。
症状としては、拒食の逆の過食症と行ったり来たりを繰り返してしまうことが多い。
過食時には食べて嘔吐を繰り返す、下剤を乱用することもある。
そして重症になると極端な痩せを招いてしまう。
主な原因としては、精神的要因が関係していることがわかつている。
ひらたくいえば打撲。
打撲は外部からの強い衝撃によって皮下組織全般(脂肪、筋肉、靱帯など)に損傷を受けることをいうが、とくに筋肉に顕著なダメージを受けた打撲を筋挫傷という。
膨らんでいるはずの筋肉が陥没している場合などはその典型といえる。
この場合は筋肉が断裂しているおそれあり。
アイシングを施し、病院へ。
筋肉がどれだけ長く収縮や伸展を繰り返すことがでぎるか、という能力。
どれだけ長く走ったり、泳いだりできるか、ということでもある。
筋肉には赤い色の赤筋と白っぽい白筋があり、白筋が瞬発力、赤筋が筋持久力を受け持つ。
筋持久力が高い人は先天的に赤筋を多く持つから、といわれていたが、ある程度はトレーニングで高めることができる。
筋肉は収縮しながら力を発揮する。
力を入れている時は、その部位の縮んでいる筋肉ががんばっているわけだ。
たとえばアームカールの動作で収縮するのは上腕二頭筋。
動きをリードしているので、この場合は二頭筋が主働筋と呼ばれる。
この時、裏側の上腕三頭節は弛緩して休んでいる。
これは主働筋に対する拮抗筋。
このように、相反する目的を持った筋肉が対をなすことによって、手脚の運動がスムーズに行われる。
カタチはサイコロ状か球体で、その真ん中あたりに核がポッンと1個ある。
細胞と聞くと、そんなモノを何となく想像してしまう。
まあカラダの細胞の大半はそんな感じなのだが、同じ細胞でも似ても似つかぬものがある。
それが、筋肉を構成する筋細胞だ。
筋細胞は筋線維と呼ばれることが多いけれど、それは直径が0.1mmほどしかないのに、長さは長いもので十数cmにも達するファイバー状の細胞だから。
しかも、そこには多数の細胞核を含み、その一本一本には、毛細血管が絡む。
筋線維が多核細胞なのは、成長する過程でたくさんの細胞が合体してできたからだと考えられる。
同じことは、実は大人になってからも起こる。筋線維のまわりにはサテライト細胞という細胞が潜んでいて、運動の刺激でにわかに成長して筋線維に融合するのだ。
これが筋肥大のメカニズムである。
筋線維は寄り集まり、筋束というユニットを作る。
さらに筋束が集まって筋上膜に包まれて、いわゆる筋肉となる。
筋線維は筋原線維という収縮装置をたくさん持ち、運動神経の刺激で一斉に収縮させることで関節を動かしている。
スポーツの現場では、たとえば吊り輪をしている体操選手などに時折見られる。
その名の通り、筋肉が両端から強い力で引っ張られ、その力に耐えきれずにブチッと切れてしまうこと。
実際に、切れた瞬間には「パン!」と音がするという。
患部によって、手術で接合する場合と、国定して自然治癒的に繋げる場合とがある。
筋肉は体内の電気信号によって収縮を行っている。
そこで筋肉に電極のブレートを付け、活動の波形や振幅時間、頻度などをモニターしたものが節電図である。
スポーツ医科学の研究ではアスリートを指導するための重要な資料となる。
また医療の現場でも、筋ジストロフィーなど骨格筋障害の病気を診断するのにも用いられている。
誰もが経験する運動後の筋肉の痛み。
普段使い慣れない筋肉を急に使い過ぎたり、スポーツ選手が同じ筋肉を繰り返し使った時や過度な筋力トレーニングを行った後に起きる。
主な原因は、筋収縮の代謝産物である乳酸が筋肉に蓄積されるため。
この場合は、軽い有酸素運動などで血液の循環を促すことで改善される。
しかし、エキセントリック・コントラクションを過度に行うことにより、筋線維の中の徴小な組織が損傷して起こる場合もある。
損傷を受けた微小組織は酵素によって取り除かれ、新しい組織となって再生されるが、障害を残す可能性もあるので、エキセントリックな筋力トレーニングを行う時は細かい注意が必要になる。
筋線維に含まれる筋原線維は夕ンパク質でできていて、常に分解と合成を繰り返しながら代謝している。
そこに運動の刺激を加えながら、併せて栄養と休養をきちんと摂ると、合成速度が分解を上回って筋原線維が次第に太くなり筋肥大が起こる。
運動刺激には筋線維を増やす効果もある。
筋線維を包む膜には、壊れた筋線維のスペアとしてサテライト細胞という未熟な細胞がストックされているが、運動の刺激が筋線維に伝わると、それを合図に筋線維はサテライト細胞の成長を促す物質を分泌する。
こうした成長因子を受け取ったサテライト細胞はタンパク質の合成を活発化し、新たな筋線維へと成長してゆく。
やがて成長したサテライト細胞同士が合体したり、すでにある筋線維とくっついたりして筋線維の数が増えてゆくのだ。
筋肉はゴムみたいに伸縮自在だが、無理に引っばると切れる。
そごて筋肉中のセンサーが、どれくらい伸びているかを感知して脊髄や脳に伝えている。
これが筋紡錘。骨格筋が特殊化したもので、ちょうどスプリングのようなカタチをしている。
筋肉を急に伸ばすと筋紡錘が「危ない!」とシグナルを発し、瞬間的に縮んでしまう(伸展反射)。
よって、ストレッチはゆっくり筋肉を伸ばしてやるべき。
正しいストレッチは筋紡錘の興奮を抑え、筋肉をリラックスさせて伸ばしやすくする。
ミルキングアクション。
筋肉の収縮により血管が圧迫され、その結果起こる血液循環のこと。
足のように心臓から遠い部位ほど心臓のポンプ活動が伝わりにくく、当然血液、特に静脈血の流れが悪くなる。
ここに筋ポンプの作用が加われば、全身の血液循環がスムーズになることは自明の理。
ジョギシグや筋力トレーニングを終えた後、履いてきたシューズが小さく感じられることがある。
これは筋ポンプの作用によって、足のむくみが取れたことを意味する。
筋肉中に酸素を貯蔵する色素タンパク質のこと。
筋肉が赤みを帯びているのはこの色素タンパクが理由なのだ。
血中ヘモグロビンがら酸素を受け取り、エネルギー発生に必要となるまで貯蔵する。
酸素との結合力が強い。
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