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- オーバーユース症候群
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ジムにズラリ並んでいるバイク型のマシンを、みんなエアロバイクって呼んでいるけど、
正しくはベビーカーやチャイルドシートを作っている〈コンビ社〉のバイク型エアロビクスマシンの登録商標。
コンビ社以外のマシンは、エアロバイクではないのだ。
その多くはスポーツクラブで使われる業務用マシンだが、同等の性能を持つ一般家庭用マシンも用意されている。
たとえば最大酸素摂取量の計測。
これは5分おき(くらい)に負荷が増えていき、その負荷増大に対して心拍数がどのように変化したかを計測。
さらに搭載している大量のデータとつきあわせ、その人の最大心拍数を推定してくれるもの。
平気で使っていろけど、15分やそこら漕ぐだけで、自分の心肺能力のレベルがわかってしまうなんて、実は大変なことだと思わないかい。
蛇足ながら、泡風呂の意味で使うジャクジも米国の水まわり会社の登録商標なのだ。
有酸素運動。定義づければ「酸素供給能力と酸素消費能力の改善を目的とする運動。
低負荷のトレーニングを長時間続けることで、心肺持久力、筋持久力を高める。となる。
具体的にはジョギング、バイク、水泳、クロスカントリースキーなど。
ところで肥満の予防、解消のために続けている人も多いことだろう。
そこで定義に登場する「低負荷」という言葉に注目してもらいたい。
低負荷である理由、それは高負荷のキツい運動のエネルギー源として、脂肪の出番が回ってこないからなのだ。
運動を低負荷に抑えるコツは、最初ゆっくり歩き、15分ほどかけながら徐々にスピードを上げ、苦しくない、心地良いスピードになった時点の運動を続けること。
もちろんバイクも水泳も同様。
この時点で、カラダは積極的に酸素を取り込み、脂肪と反応させながらエネルギーに変えている。
だから有酸素運動と呼ばれるのだ。運動を終える時にも急にやめないで、できれば15分程度かけながら徐々にスピードを落とすことが理想。
こうすることにより、運動で溜まった疲労物質を多く取り除くことができる。なお、運動はあくまでも苦しくないぺ−スで行わなくてはならない。
燐に速い人が並んでいても、彼はトレーニングによって苦しく感じるレベルが上がっているだけのこと。
無理して彼についていくと糖質の出番となり、痩せるための運動ではなくなってしまう。
あくまでも、あなたのペースで。
音楽に合わせて一定心拍数を保てるように振り付けられたダンスの総称。
もともと美容体操、ジャズダンス、そしてJ・フォンダのワークアウトからの流れなので、当初はレオタードと称する陸上水着を着て足先にルーズソックス。
不可思議なファッションだった。
当時は心拍数を上げるためにジャンプ動作も多く、床からの衝撃(インパクト)で足首や膝を痛めるインストラクターが続出したため、床材が改良され、振りもローインパクトな内容に変更された。
現在はヒップホップやステップ台を使ったものなど多種多様。
いっときのカリスマ・インストラクター志向より格闘技テイストに人気が移っている。
いうまでもなく目的は心肺機能の向上、インストラクターと仲良しになるのはかまわないが、
彼女たちは誰にでも愛想がいいから注意したい。
1968年、米国航空宇宙局(NASA)の医師だったケネス・クーパー博士が宇宙パイロットたちのトレーニングプログラムとして考え出し、
広く社会に提唱したのがエアロビクス効果を高めるエクササイズ。
エアロビクスポイントとはそれを実践するためのブログラム単位だ。
このプログラムにはジョギングや水泳、自転車などのいわゆるエアロビクス運動だけでなく、
ハンドポール、ラケットボール、サッカーなどのゲームスポーツも含まれている。
それぞれは酸素消費量を目安にエアロビクス示イントという得点がつけてあり、年齢、性別、運動時間、回数によって計算しやすいよう表にしてある。
体重1kg当たり7ml/分の酸素消費量の運動を1ポイントとして、1週間に合計30ポイントを獲得するとよろしい、というものだ。
たとえば、20分以内に3.2kmを走ると9ポイント、週に4回走れば36ポイントだ。
45分以内に4・8kmを走ると8ポイント、週に5回走ると40ポイントになる。
エアロビクスダンスを1時間続けて踊ると9ポイント、週4回で36ポイントだ。
エアロビクスとフイットネスを運動生埋学的にきちんと説明し、普及させた功績は大きいが、現在では目標心拍数をベースにプログラムを作るのが一般的だ。
心肺機能を向上させるためのマシンで、カーディオマシンと同じ意味。
ベルトコンベアの上を走る式の、ゆえにその場で駆け足を続けることのできるトレッドミル、漕いでも前に進まないステイショナリーバイク(日本語訳はなんと固定式自転車)、下りエスカレーターを上るがごとくの、いつまでも上れない階段マシンなどがある。
年齢、性別、目標心拍数(ほとんどが強度とかレベルという言葉で表されている)を設定すれば、あとはカラダを動かすだけ、脈拍センサーからのデータを常に計算し、自動的に負荷調節してくれるプログラムまである。
とはいえ、同じ運動をエンエンだから、とても面白い、と言えば嘘になる。
いかに飽ぎずに運動してもらえるか、用具メーカーは悩み続ける。
で、LAで発見した最新の飽きさせないマシンの筆頭は「ネットパルス」。
エアロビクス運動しながらウェブでテレビを観たり、メールをチェックしようというもの。
まあ、マシンの目の前にテレビを置くのとたいして違いはないけれと、まあインターネットで世界中をサーフィンできるわけで、
まあ、たしかに飽きない。このネットパルス、正確に言えば、エアロビクスマシンではなく、それに取りつけるコンピューターとモニターのセット。
取りつけられるマシンには限りがあるけど、LAではプリコー社、ライフサイクル社のマシンによくセットされている。
むろん回線は常時接続のブロードバンド、ビュンとサーフインできます。
日本でも販売しようという話はあったけど、当時はlSDNの時代。8メガが常識になった今ならいけるでしょ?
お腹がすいたら、何かを食べる。
そう、当たり前すぎて意識していないけれど、ヒトは何かを食べ、
そこからカラダを維持していくための元を吸収し、カラダの中で化学変化させて必要なモノは摂取し、
不必要なモノを排泄しないと生ぎ続けてはいかれないのだ。
そして、この行為は、ただ単に食欲を満たすためにしているのではない。
何かを口にしてもそれにカラダの健康を維持していくのに必要な成分が含まれていなければ、
意味のないものをただ流し込んでいるだけ。
そのままでは、当然のことながらカラダは壊れていってしまう・・・。
このように生物は呼吸、消化吸取、排泄、運動、成長、増殖などの生活を営みながら、
より健康的な日常生活を過ごすために必要な物質を常に外界から取り入れ、利用し、
不要なものを捨てるのを繰り返している。
この一連の活動を支えるために不可欠なものが「栄養」であり、また生体活動に必要不可欠で、
外界から取り入れるべきものを「栄養素」と呼んでいる。
栄養と栄養素、栄養素を含む食品について、また広い意味では人間を含めた生体の生活現象と食品成分についての関係を科学する学問が、栄養学といえる。
健康を維持するのにも、成長を促すのにも、疾病を予防するのにも、そしてもちろんスポーツするカラダを作るのにも欠かすことのできない学問。
だからこそ、その基礎知識は自分のカラダをより深く知るためにも知っておきたいし、刻々と変化する最新情報までフォローしたいものだ。
健康の保持・増進、生活習慣病予防のために標準となるエネルギ−及び各栄養素の摂取量を示したもの。厚生省(現・厚生労働省)が定めたもの。
年齢別、性別、生活活動強度別のグループごとの1日当たりの標準的なエネルギー所要量や、タンパク質、脂質、各種ビタミンやミネラルの摂取量の基準を算出してある。
1940(昭和15)年に国民食栄養基準として発表されたのが始まりで、現在の様式になったのは70年からである。
生活環境や、条件、平均的な体格などの変化をフォローするために5年ごとに改定される。
最新は第6次改定版で、特にビタミン、ミネラルに関しては、過剰摂取の弊害も考えて、所要量だけでなく、許容上限摂取量までが明記されている。
生物の生命維持、正常な機能や形態の維持(生物が生物としてのかたちを維持すること)、そして成長のためには、必要なモノを外界からカラダに取り入れることが必要だ。
この、外から取り入れるべきものを栄養素という。
ヒトが摂るべき栄養素は大きく分類して5種類。
@炭水化物、A脂質、Bタンパク質、Cミネラル、Dビタミン。これらは総称して5大栄養素と呼ばれている。
また、栄養素は、カラダヘの作用別に分類すると、次のようにもいえる。
@エネルギーの供給源となるもの(熱量素)・・・脂質、炭水化物、タンパク質。
A生体組織の構成成分となる(構成素)・・・タンパク質、ミネラル、そして水。
B生体機能の調整に関与する(調整素)・・・主にミネラル、ビタミン。
それぞれの働きを知り、自分に必要な量を摂取するのが大切だ。
毎食欠かさず食事をして、そこからすべての栄養をもれなく摂取でぎるのが理想ではある。
ただ、現実的にそれはなかなか難しいので、日常生活で不足しがちな栄養素を補給する手助けとなるべく生まれたのが栄養補助食品だ。
また、日常生活での使用とは別に、スポーツ競技での成績向上を目的としたものは特に「スポーツ栄養補助食品」と呼ばれ、ブロテイン、炭水化物、ビタミン、ミネラルなどが効率的に摂れるように、また、競技やトレーニングの目的別に使い分けられるように調整されていることが多い。
日々の食事をベースにしたうえで、〃補助〃として口にするという考え方を忘れずに、健康なカラダをキープするために活用したい。
(サプリメント)
全米エアロビクス・フィットネス協会のこと。
全米に50以上もあるエアロビクスインストラクターを養成、認定する組織中でもっとも権威のある組織。
1983年に設立された。
日本ではAFA Japanがその普及活動を行っている。
有酸素運動は会話ができる程度の軽い運動強度で行われるが、さらに強度を上げていくと、まず軽い疲れを感じ始める。
それでも運動を続けることはできるが、さらに負荷を上げると顔はこわばり脚は上がらなくなり、とても会話どころではなくなる。
まずは最初の壁、軽い疲れを感じ始めるポイントがLT(乳酸性作業閾値)で、ゆっくりした有酸素系のエネルギー供給機構だけでは作業が追いつかず、糖質が使われ始めた証なのだ。
さらに次なる壁。顔がこわばり始める最初のポイントがAT。
無酸素性作業閾値とも呼ばれる。
主に有酸素系のエネルギー供給が続く限り、エネルギー源には脂肪が使われ、乳酸の発生は微量に抑えられるが、さらに運動強度が上がれば、エネルギー源として本格的に乳酸の元となる糖質が利用され始める。
これが会話どころではなくなる原因。一般人はLT、ATともに低く、簡単に息が上がってしまうが、トレーニングでこれらの閾値を高めることは可能。
マラソンランナーはレースのほとんどをATの手前で走り、ラストスパートでATを超え、一気に糖質を使い爆発的パワーを発揮する。
ATを決める指標は血中の乳酸濃度と呼気ガスの成分(吸った酸素に対して吐いた二酸化炭素がどの程度あるか)。
酸素によって糖質が完全分解されると二酸化炭素と水になる。
これによって、使われた糖質の量がわかる。
ATが上がれば、それは有酸素系のカラダ。
疲れにくいカラダがでぎあがる。
アデノシン三リン酸。
ガソリンがなければエンジンが回らないように、食べ物がなければ人間は動けない。
ところで人間の動きはすべて筋収縮によって行われるので、筋肉を動かす元をガソリンに喩えることができる。
それがATPと呼ばれる物質ATPはアデノシンという物質と3つのリン酸から構成されているが、ここからリン酸がひとつ離れADPへと変化することによってエネルギーが生じ、筋収縮を起こす。
しかしカラダの中でのATP貯蔵量は少なく、全力運動を数秒間続けるだけで使い切ってしまう。
したがって運動をさらに続けるためには、ADPを直ちにATPへと再合成しなくてはならない。
再合成の方式を大別すると、クレアチンリン酸を使うATP‐CP系、グリコーゲン分解によって行われる解糖系、糖や脂肪分解によって行われる有酸素系がある。
運動開始と同時に、いずれの供給方式も働き始めるが、ATPーCP系は8秒ほどで中断されるスターターのような役割。
反応の際に乳酸を生じないことから非乳酸性機構とも呼ばれる。
解糖系は30〜40秒の間に大量のバワーを使う役割。
糖を分解する際に乳酸を生じる。
なお、ATP‐CP系、解糖系ともに、反応の際には酸素を必要としないので、無酸素的反応(アネロビック反応)とも呼ばれる。
有酸素系はATPを少しずつ使うような、低負荷で長時間にわたる運動のエネルギー源となる。
この方式は、糖がTCAサイクルを経て水と二酸化炭素にまで完全分解されるので乳酸による「疲れ」が少なく、理論的にはカラダの中のグリコーゲンを使い切るまで運動することが可能となる。
発生するエネルギーは約2400キロカロリーといわれており、この数値はフルマラソンで使用されるエネルギーにほぼ匹敵。
つまりフルマラソンは、糖質の補給なしに続けられる運動の限界と考えることができるわ
無酸素運動時のエネルギー供給形態のひとつ。
食事として取り入れられたエネルギーの元は分解され、ATPとクレアチンリン酸として筋肉中に蓄えられている。
ここでカラダを動かすたびにATPは1つのリン酸を放出し、筋収縮を誘発。
残されたADP(アデノシン三リン酸)はクレアチンリン酸からリン酸を1個受け取って、再びATPへと再合成される。
この代謝方式は、永遠に続くわけではなく、クレアチンの量が限られているため数秒で中断される。
瞬発的な全力運動などで活かされる。
アデノシン二リン酸。
高エネルギーリン酸化合物のことで、ATPが分解し、リン酸がひとつ離れる時に生じる。
なおADPは運動を継続するために、直ちにクレアチンリン酸と反応して、ATPを再合成する。
いわゆる善玉コレステロール。
血液の成分である血漿の細胞とタンパク質の複合体のうち、タンパク質が多く、コレステロールや中性脂肪が少なく高比重のもの。
HDLはカラダの末梢から動脈硬化の原因になるコレステロールを取り除くため、善玉コレステロールと呼ばれる。
コレステロール自体は細胞膜の重要な成分で、性ホルモン、副腎皮質ホルモン、胆汁酸の原料にもなるものだが、過剰なコレステロールは血管壁に運ばれ、沈着し、動脈硬化の原因になる。
これを行うのが、いわゆる悪玉コレステロール(LDL)。
善玉に対する無玉コレステロールは、1:2の割合で存在する。
アイソトニック・エクササイズの筋力発揮システムのひとつ。
言葉だけ聞くとなんだかわかんないけど、誰でもどこでもやっている。
筋肉が収縮して力を発揮するのはわかるよね。
腕立て伏せで床からカラダを押し上げるとき、受話器を掴んで手前に引さ寄せるとき、階段を上がるとき……。
どれも筋肉を収縮させ、その長さを〃短くしながら〃力を出している。
ところが、引き寄せた受話器を戻すときは、受話器を支えながら肘を伸ばしていく。
つまり筋肉は収縮するけど、重さに耐えつつその長さは〃伸ばされて〃いく。
これがエキセントリック・コントラクション。
ネガティブ運動ともいうけれど、腕立て伏せで押し上げたカラダをゆっくり戻すとぎ、階段を下りるときが、それだ。
その逆。
受話器を取るとぎ、階段を上がるとき、腕立て伏せで床からカラダを押し上げるとき、これらはコンセントリック・コントラクション。
意外や、エキセンの方が大きな力を出せる。
エクササイズと練習とトレー二シグ、いったいどこが違うのだろう?
どうやらエクササイズとは技術系の「練習」を意味し、トレーニングとは体力を向上させる「訓練」を意味するようだ。
ジムに行ったとき、インストラクターに聞いてみよう。
何て答えるか。
。
どんなスポーツでも「速さ」を要求される。
早くなくても勝てるスポーツなんてどこにもない。
武道にはゆっくりしているものが多いけれど、勝負の決まる場面はまさに一瞬。
やはり速さなのだ。
ところでこの速さには、いろいろな種類がある。
まずは陸上競技短距離走のような、文字通りの直線的な速さ。
ところが球技となると、直線的な速さに加えて前後左右に細かく動く速さも要求されてくる。
たとえ早く走れても、走る方向を変えるたびによろけていては速いとはいえない。
立ち止まっては走り出すような運動の場合、加速力がなくては速いとはいえない。
このように、スポーツに求められる速さは多種多様だが、これを大きくSpeed、Agilit、Quicknessの3つに分類し、それぞれの速さを向上させようというトレーニングがSAQトレーニングだ。
それではおのおのの言葉を解説してみよう。
まずスピード。
これは前述の通り直線的な速さのこと。
陸上競技短距離走のような、方向変化のないタイプの単純な速さである。
次にアジリティ。
これは動から静へ、静から動へという場合の、動作の切り替えの速さ。
全身の筋内をコーディネイトして、無駄なく動く調整力が問われる。
スポーツの場面では方向を変えながら速さを切り替えることが多く、反動で体勢は大きく崩れる。
そこでアジリティの要素にはボディバランスも含まれる。
具体的にはドリブルで進むバスケットボールの選手が、デイフェンスの前で急停止、左にフェイントをかけながら即座に右にドリブルで抜ける。
そんな動き。
そしてクイックネス。
これはあらゆる方向への加速力。
狙った方向に、できるだけ素早く、合理的に到達できる能力。
そのためには、初めの数歩でいかに無駄なく加速でぎるかが大切な要素となる。
具体的には野球の盗塁。
優れた選手は、スタートの瞬間にカラダは次の塁に向き、数歩でトップスピードに乗ってしまう。
どんなに短距離走が速くても、クイックネスがないと盗塁王にはなれないのだ。
それでは具体的にどんなトレーニングがあるのか。
身近な道具でできそうなものを中心に紹介しよう。
@ラダートレーニング=ハシゴのような升目のひとつひとつをステップすることで調整力や敏捷性を磨く。
スナップは、1つの升を順次進む方法や、サイドステップ、ステップにカラダの捻りを加えたものなどがある。
Aミニハードル=@のトレーニングに高さを加えたもの。
ハードルの高さは15〜30cm。間隔は1〜1.5m。
Bアジリティディスク=バランスボードとも呼ばれる、あのディスクを使う。できれば両足に1枚ずつ用意したい。
方向を変えながら走る際にもカラダの軸が安定し、無駄のない動作を生み出す。
Cミラードリル=2人が正対し、一人が相手のフットワークを真似て、相手は真似されないように頑張る。
どこででもできるトレーニングだ。
などなど。
さらに特殊な道具を使うものには、Zボール(これはどこに向かつて弾むのかわからないボール。2人で向き合い、ワンバウンドのキャッチボールをしてみよう)、メディシンボール、両足首をゴムチューブでつなくサイドワインダーなど。
なお、おなじみの動的ストレッチングも、広い意味ではSAQトレーニングの一種なのだ。
本来であれば、脚の重心線は大転子骨頭の中心、膝関節の中心、そして踵の中心を通るはず。
ところがX脚になると、この重心線が膝関節の中心から外れて外側にずれてしまう。
この状態では膝関節の内側が伸びきった状態となるため、内側側副靭帯は常に緊張を強いられ、故障の原因になる。
千葉にある日本エアロビクスセンター。
テキサス州ダラスにあるザ・クーパー・エアロビクスセンターを日本に持ってきたらこうなりました、という素らしいスポーツ施設。
民間の施設としては日本一。
プロや実業団、各国のナショナルチームの合宿に使われることが多い。
プールや体育館、運動能力検査施設、マシンジム、トラック、ランニングコース、MTBコース、宿泊施設などから成る。
全米アスレティック,トレーナーズ協会。スポーツが大きなビジネスになっているアメリカでは、選手は打ってナンボ、シュート決めてナンボ。
ケガをしてはならない。
プロを含めトッブの選手たちのために、スポーツ傷害の予防、その発生時の応急処置、またリハビリなどを指導するアスレティックトレーナーの存在は大きい。で、競技スポーツにかかわる質の高いトレーナーを養成しようと1950年に設立された。
83年からは大学でも資格認定を受けられ、そのプログラムを実施している大学、大学院はおよそ100校。
日本人の資格取得者は30人を超えている(96年調査)。
全米ストレングス?コンディショニング協会。コーチ、アスレティックトレーナー、理学療法士など筋力トレーニングやコンディショニングにかかわる指導者のための組織で、1978年の設立。民間の非営利教育研究機関で、専門的な情情報の提供、雇用機会の促進などが目的だ。85年より「公認ストレングス・コンディショニング・スペシャリスト」プログラムを開始し、専門家のさらなる知識と技術の向上をめざす。
日本ではNSCAジャパンを通じて資格を取得できる。
磁気共鳴映像法のこと。
磁気共鳴とCT(コンピューター・トモグラフィー)を組み合わせることにより、人体を傷つけずに内部の構造を表す映像を作成でぎる。化学者が物質の化学構造を調べるための装置として、古くから発達してきた。
医学の現場では、80年代半ば頃からMRIが使われるようになり、現在では様々なガンの検診や、疾病、障害の治療などに広く役立っている。
X線と比べると、放射線被曝のリスクもない。X線が基本的には人体内部の骨格を映すのに対し、MRIはそれ以外の筋や軟部組織の映像も再現でぎるため、特にスポーツ医学の分野で重要な装置として使われてもいる。
アスリートのための完全食品。
1食分の食事の代わりとなるもので、プロテインだけでなくビタミン、ミネラルなど各種栄養バランスのとれた、そして必要にして上分なカロリーを含むパウダー、あるいはドリンクのこと。
パウダーは1食分ごとにパックになっていて、グラスに入れミルクなどでシェイクするだけでいい。
ドリンクタイブならそのまま飲めばいい、実に簡単。
ジムのロッカールームでゴックンだ。
さて、筋トレにプロテインは必要。
ならばというわけでブロテインパウダーやサプリメントの登場だった。
でも他の栄養素も同じように必要なんだよね。
でもブロテインがひとり歩きしちゃった。
どこの国にも勘違いするヤツはいるもので、プロテインを飲めばそれだけで筋肉モリモリになれると思っちゃう。
運動することで不足した栄養素を補充するためのものがサプリメント。
運動もせず、栄養不足どころかカロリーオーバーな食生活なら、みんな体脂肪に置き換わる。
加えて過剰ブロテイン、デブにならないわけがない。
そんな人にもMRPはおすすめだ。
カロリーも抑えられているから、体脂肪を落としたいなら1日3食のうち1食をこれにしちゃう。
激しく落としたいなら2食をこれに替えればいい。
栄養バランスは完壁だからカラダをこわすことはない。
また、筋肉モリモリになりたいなら、ふつうの3回の食事にプラスして、これをトレー二ングの前後、就寝前などに。
トライアスロンやフルマラソンのトレーニンクプログラムのひとつだけれど、ジョギングを日常化している人なら誰にでもできる。
ゆっくりの速度でとてつもなく長い距離を走ること。
速度や距離、運動時間に定義はないけれど、おおよそはジョギングの速度、距離はフルマラソンの42・l95kmを目安にするのはいかがだろう。時間はまあ、明るいうちに帰ってこられればいいか。
腰や背中に水のボトル、エネルギーバーやゼリーを仕込んで出かけよう。
トレーニングというより、遠出、遠足、平地のハイキングだ。
無理しちゃいけない、あの街、この街、何か発見は?
というくらいのラクな気持ちで。
靴ずれ対策のバンドエイドと交通費忘れずに。
乳酸性作業閾値。玄関でシューズを履き、軽く歩ぎ、ストレッチング。
さらにスピードを上げて歩き、やがてジョギングヘ。
気分が乗ったからダッシュでもしてみようか、なんていう時、あなたはどの時点で疲れを感じるだろう。
このように、負荷を徐々に増やしながら運動していくと、必ず血中乳酸値が急上昇し「そろそろ疲れたなあ」と思うポイントが現れるはず。現れない人は鉄人。
このポイントをLT(乳酸性作業閾値)と呼ぶ。
LTよりも低い運動強度のエネルギー供給は、有酸素系でまかなわれるため乳酸は発生せず、楽勝で運動できるが、LTを超えると解糖糸が参画し、グリコーゲンの分解が始まるために、血中乳酸値が上昇し始める。
そろそろ会話が辛くなる。
乳酸性作業閾値が高いほど有段素性作業能力が高い、つまり疲れにくいカラダだと言うことができる。
酸と塩基が中和反応を起こして、水とともにできる化合物、塩(えん)の代表的なひとつ、塩素とナトリウムの化合物が塩化ナトリウ。
。一般的に「食塩」「塩」と呼ばれる。
代表的な調味料のひとつで、食品を加工して保存、貯蔵するにも重要。
ナトリウムはポピュラーなだけに、栄養素としてはヒトが口にするミネラルの中で最も多く摂取されているものだ。
血液中では、ナトリウムとカリウムが一定のバランスをとって血管の浸透圧を調整して保っているため、塩化ナトリウムを過剰に摂取して血中のナトリウム濃度が高くなると、血圧が上がる。
すると心臓に負担をかけてしまうので、結果的に塩分の摂り過ぎが高血圧症、心臓疾患の原因になるといわれる。
気体元素のひとつで、胃液などの消化液の元になり、消化促連や殺菌の働きがある。
塩(いわゆる食塩)は、この塩素とナトリウムの化合物。
ヒトは普通、大部分の塩素を塩のかたちで体内に摂取している。
塩分の摂り過ぎはカラダに良くないというのは常識だが、これは塩素ではなくてナトリウムの過剰摂取が原因。
塩素は、汗や尿になってカラダから排泄されてしまうものなので、特に過剰摂取の心配はないといわれている。
直訳すると「有機的な」であるが、最近はもっぱら「有機農業、有機栽培という意味で使われている。化学肥料や農薬を使わずに、糞や枯れ葉などの有機物を上の中の微生物に分解させるなど自然の生態系を利用して行う農業や栽培のこと。
ただ細かい基準や定義は国ごとに違っており、たとえば基準違反への罰則もアメリカではあるが日本ではない。
オーガニックが取り沙汰されるようになったのは、戦後、化学肥料や農薬が多く使われるようになってからのことだ。
そうした無機的な薬剤を使うことで収量が飛躍的に伸びた反面、無機物によって微生物のバランスが崩れてしまう、害虫は農薬への抵抗力をつけてしまう。
農作物の安全性だけでなく品質も落ちてしまう・・・といった弊害が出てきたためある。
ここ数年、我々が実感しつつあるのは、オーガニックの野菜や米がいかにおいしいかということだろう。
植物が吸収しやすい栄養素を微生物が生み出せる環境を用意したり、人手を措しまずに除草したり。
根気強く栽培することで、安全なだけでなく質の高い(つまり、おいしい!)作物が育つのだ。
オーガニックコットンに代表されるように、食べ物以外でもオーガニックはあるのだ。
いまやオーガニックの広がりは世界規模だ。
イタリアでは、スローフード協会が伝統的な農業生産を支持することから運動を始めたし、アメリカもオーガニックに熱心な国のひとつだ。
例えばニューヨークには、野菜はもちろん乳製品、シリアルから日用品にいたるまでオーガニックで揃うスーパーがいくつもある。
など、どこも人気だ。また、SOHOの(HERBAN KITCHEN)はオーガニック素材だけを用いるレストラン。
「食材は、郊外の農家まで直接買い付けに行っています。オーガニック素材には独特のパワーがある」とは、共同経営者のアダム氏。
素材のうまみを生かした料理は味も申し分なし、地元の評価も高い。
いわゆるガ二股。本来であれば大転子の中心、膝関節の中心、踵の中心を通る脚の重心線は、O脚の場合、膝関節の内側を通ることになる。
この状態では膝関節外側に常に負担がかかる。
ストレッチの際、可動域を超えて無理やり伸ばしてしまうこと。
たとえば立位体前屈の時、反動をつけて屈むようなやり方で起こりやすい。
体調不良時、ケガや故障の予防に、ストレッチは欠かせない。でも、ハッスルしすぎは禁物。
自分の関節の可動域外でストレッチすると筋肉や腱、靱帯を痛めることがある。
とくに女性は、むしろ関節が柔らかい人が多いので、注意しよう。
過剰なトレーニングによる慢性疲労状態。
短期間のものは2週間以内に回復するが、長期にわたるオーバートレーニングは、回復までに数週間から数か月に及ぶ。
症状は、
@競技力の低下
A体脂肪率の低下
B最大酸素摂取量の低下
C血圧の変化
D安静時心拍数の変化
E筋グリコーゲンの減少
F倦怠感
G睡眠障害など。
使い過ぎ症候群。
筋肉や関節、骨などを使い過ぎて、カラダの各部位に障害をきたすこと。
とくにスポーツでは同じフォームを繰り返し練習するために、カラダの同じ部位に障害が起こりやすい。
たとえばテニス肘、野球肩、ランナー膝などはその典型。
骨格や筋肉に先天性の変形などがある場合や、トレーニング方法など原因はさまざま。
こうした症状が出た場合は、ただ治療するだけではなく、その原因を把握することが大切。
たとえば筋力トレーニングを続けるうちに、これまで上がらなかったウェイトが上がるようになる。だったらそこでおしまいか、というと、さらに高い負荷に挑戦することになる。
これがオーバーロードの原則に基づいたトレーニング法。
定義では、ある機能をより発達させるために一定水準以上の強い刺激を与えること、とある。
これが繰り返されることにより、その機能が発達する。
全身の運動能力を使い切った状態を言う。筋トレであればもう上がらない状態。
走り系であれば、もう脚が上がらない状態。
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