身体に効く栄養成分・食材・調理方法
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要約







☆人も動物も、脳内に麻薬系の物質を求め続ける習性をもっている。

麻薬という言葉にマ イナス・イメージがこびりついているのは、よく犯罪などにからみ、「麻薬取締法」で厳 しく管理されているからである。

しかし、医学の面ではその麻薬が大活躍をしている。

せ きどめや点眼薬などにも、使われているのだ。

また、私のいう脳内麻薬は、あくまでも脳 の中で分泌される物質であり、麻薬取締法の対象となっている人体の外にあった天然麻薬 、合成麻薬ではない。

脳内モルヒネを、どれほど大量に分泌しても、お巡りさんに逮捕さ れるということはけっしてない。





☆現在、国連(国際連合)の専門機関であるWHO(世界保健機関)では、人体の外部に ある麻薬を、次の七つに分類しているが、それに対応する脳内麻薬もある。





☆鍼・灸・マッサージ、座禅・瞑想のみならず、自律訓練法もバイオ・フィードバック法 (生物学的自動制御装置法)も、脳内麻薬と非常に密接なヒーリング(癒し)のノウハウ であるといえる。





☆無意識の太りやすい食習慣をいかにしてなおすかを追求し、最終的に心療内科で行って いる治療法にたどりついた。

それは、自律訓練法やバイオ・フィードバッグ法を駆使して 行う治療法だが、東洋ではその理屈は分からなかったものの、ずっと昔から行っていたこ とであつた。





☆脳内のα波とβ−エンドルフィン値には比例関係があり、α波が増えるとβ−エンドル フィン量も増える。

〈リラックス=α波=脳内麻薬の分泌〉で〈高所=恐怖〉をサンドイ ッチにしていけば、高所恐怖症がなおる確率が高い。

心療内科では実際にそのようにして 、高所恐怖症や閉所恐怖症を治療している。





☆アメリカの心理学者のミラー博士は、ネズミの脳のなかの快感を感ずるA−10に直接 に刺激を与えることにより、そのネズミを低血圧にしたり、高血圧にしたりした。

それは 、快感という報酬を与えることにより、自律神経機能をもコントロールできるということ の証明であった。

そのミラー博士のネズミの実験を踏まえて、シャピロ博士は、人間の血 圧のセルフコント口−ルに成功した。

呼吸や胃腸のコントロール、花粉症をも含むアレル ギー反応、喘息の発作などのコントロールに、自律訓練法およびバイオ・フィードバック 法が使われだしたのは、その直後のことであった。





☆私はミラー博士やシャピロ博士の業績を学び、それをダイエットとダイエット後のリバ ウンドの防止に取り入れ、驚異的な成果を上げることができた。

食欲は絶対反射に属する 快感系であり、それは数十億年におよぶ遺伝子のプログラムの結果なのである。

それを変 えるということは、なみたいていのことではない。

たとえ決死の覚悟で挑もうとも、表層 意識的なレベルにとどまっているかぎり、それはきわめてむずかしい。

自律訓練法やバイ オ・フィードバッグ法によって、潜在意識的な条件反射を書き換えるしかないのである。

その補助手段として、私は〃無少増〃(ムショウゾゥ)を提唱している。




無・・絶対やめてもらいたいこと
少・・減らしてもらいたいこと
増・・増やしてもらいたいこと



これを手帳などに書き込み、実際に声に出して繰り返すと、かなりの効果がある。





☆ストレッチというのは、たんに肉体的・筋肉的なことだけではない。

インスリンの分泌 を抑え、血糖値を下げ、太りにくいからだにするという作用があり、こちらのぼうがダイ エットにとっては、重要かもしれない。





☆ダイエットには、一日のカロリー摂取量の違いによって、次の三つのものがある。

◆普通のダイエット・・・一二○○〜一八○○キロカロリーをとる

◆ロ−カロリーダイエツト・・・六○○〜一二○○キロカロリーをとる。

◆ベリー・ロ−カロリーダイエット・・・六○○キロカロリー以下をとる。




そのなかで、ロ ーカロリーダイエットの一部とベリー・ロ−カロリーダイエットは、入院が必要である。

事前に検査をし、日々体の調子を診ることが不可欠だからである。

入院をして、本格的に ダイエットに取り組めば、二○キロや三○キロはカンタンに体重を減らすことができる。

しかも、入院をしていただいたときには、自律訓練法およびバイオ・フィードバッグ法も 必ず修得するので、ほとんどリバウンドしない。





☆『脳内革命』で、モルバ・カプセルを紹介したところ、たいへんな反響をいただいた。 最近の実験で、そのモルバ・カプセルを飲むと、α波が上昇傾向を示すことが分かった。

ということは、リラックス効果があるということであり、調査をすることにより体脂肪を 減少させ、体重を減少させることが分かった。





☆私の病院には、多くの老若男女がダイエットのために来院される。

その症例をご紹介したが、ダイエットに成功した後、みなさん 一様に明るく積極的になられ、強い自信をお持ちになる。

かなり痩せることになるので、 外見は当然のことだが、人間的な魅力も大きく増して、まるで別人のようになる。

それは 、自律訓練法などによって、潜在意識が大きく変化し、それが内面を深めたからだと、私 には思えてならない。

私たちの意識系が脳内物質にコントロールされているのは間違いな いわけだから、脳内物質をコントロールすれば人間も変わるということなのだ。





☆ダイエットの秘訣をまとめると次のようになる。

基礎代謝を上げる。よく歩く。

朝食を しっかり食べる。

よく噛んで食べる。穀物と野菜を中心とした〃コクサイ食〃に切り替え る。

不必要にため込んだ体内の脂肪を効率よく燃やす。

ビタミン、繊維素をしっかりとる 。

五感の刺激を大切にし、自律訓練法とバイオ・フィードバック法を身につけ、潜在意識 系を書換える。






脳内麻薬を活用して潜在意識を楽に変換しよう。 へ戻る!