身体に効く栄養成分・食材・調理方法
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要約
☆食事は朝三、昼二、夜一という割合で食べる。
すきっ腹でドカ食いをすると必ず太り、
太ると体のなかに大量のインスリンがたまり、ますます太ることになる。
朝に一日のうち
の半分を〃コクサイ食〃(穀物と野菜中心の食事)でとるようにすると、新陳代謝を高め
脂肪を燃やすことができる。間食も欲しくなくなる。
☆肥満かどうかの目安としては、肥満学会も採用している体格指数がある。
その出し方と
目安は、次のとおりである。体重は六○キロで、身長は一メートル七○の場合
60/1.7/1.7=20.76
望ましい値
男性・・二一・五
女性・・二一
若い人が好む値
男性・・二一
女性・・二〇
☆食習慣を変えるための十一の法則
1、毎日、何を食べたかを日記に書く
手
2、感謝をして食べる
3、無意識に食べ過ぎることをやめる
4、体重を定期的に測り、グラフにする
5、お腹がぺこぺこのときには買い物をしない
6、食事の場所を決める
7、ゆっくりと変えていく
8、否定的な言葉、消極的な言葉、命令的な言葉を使わない
9、肥満の危険についてよく知る
10、あやまちにはめげず、つねに前向きの姿勢を崩さない
11、失敗してもあきらめない
☆食事日記は生活日記、「食べていないのに太る」ということはありえない。
「食べてい
ないのに太る」とか「水を飲んだだけでも太る」と言う人の「食事日記」を見ると、やは
り太るべく食べていることが分かる。
動物性タンパクを食べると、量は少なくても太る。
いったん太ってしまうと、私たちの体の遺伝子プログラムが、からだについた脂肪を手放
さないように頑張りはじめる。
痩せはじめると、せっかくたくわえた脂肪が減ってしまう
ということで、遣伝子プログラムが少量の食べ物からでも脂肪をつくろうと頑張りはじめ
る。太っても痩せても、太りやすくなるのである。
手
☆一九九六年に肉食大国であるアメリカの農務省が「動物性食品は、必要ない」ことを公
表した。
動物性脂肪のとり過ぎは、血液がヘドロ状態になり、さまざまな病気の引き金に
なる。
必要なタンパク質は、植物性のもので十分にまかなえるので、たしかにあえて動物
性タンパクをとる必要はないのだ。
それに、動物性タンパクというものの、肉類は脂肪が
主であり、むしろ脂肪に分類されるべき食材である。
☆〃コクサイ食〃(穀物と野菜中心の食事)には、第六の栄養素といわれている繊維素が
豊富に含まれている。
食物繊維は、工ネルギー源にはならず、お腹のなかで水分を吸収し
て膨張し、お通じをよくするので、ダイエットには適した食べ物である。
その点からも、
きんぴらゴボウ、煮豆、筑前煮、ヒジキの五目煮、切り干し大根の煮物など、〃おふくろ
の昧〃を見直すべきである。
☆のどが渇いたからということではなく、時間を決めて水を飲み、代謝を高めることは大
切である。
その場合、ミネラルが含まれているということと、水道水はさらし粉によって
消毒しているという理由から、ミネラルウオーターを飲んだほうがよい。
お酒については
、次の三点を守る。
一、楽しみながら飲む。
二、飲んでもすぐ寝ない。
三、おつまみは脂っこいものは避け、湯豆腐などの植物性タンパク系にする。