電子レンジはとても便利な調理器具ですが、 火を使うガスレンジなどとは加熱の原理が違うので、そこを混同すると失敗の原因に。 そこでまずは、電子レンジを上手に使いこなすための5つの基本ルールを紹介します。 どの料理にも共通する大切なポイントなので、しっかり身をつけて。 そうすれば、早い、簡単、おいしい! がラクラク実現しますよ。 電子レンジにかけるとき、何気なくターンテーブルの真ん中に器や素材を置いていませんか? でも実は、この位置が一番熱が当たりにくい場所なのです。 熱の通りやすいターンテーブルの外側に、ドーナツ状に置くことが大切! また耐熱皿などに素材を並べるときも、真ん中をあけて置くと、 加熱むらが防げ、均一に火が通ります。 電子レンジ加熱でラップの万能のかけ方が、この、端あけラップ。 電子レンジは素材に含まれる水分を急激に揺り動かして、 水を1700倍もの体積の水蒸気に変えて、煮たり、蒸したりする調理器具です。 ですから水蒸気の逃げ道を作っておかないと、加熱中にラップが破裂してしまうことも。 そこで、器の両端に、指先が少し入る程度のすきまをあけてかける、端あけラップ、にしましょう。 ターンテーブルに割り箸2膳をバラして置き、その上に器や素材をのせる、 割り箸ゲタ、の工夫をすると、下側にも熱の通り道ができて均一に加熱され、 途中で裏返す手間が省けます。 ただし、シチューのように汁がタプタプのものや水分の多い野菜などは蒸気が十分出るので、 割り箸なしでも大丈夫です。 煮汁の少ない料理を作るときは、クッキングシートを材料にじかにかぶせ、 浮き上がり防止に小皿をのせて落としぶた代わりにするのがコツ。 これで煮汁が全体に回り、おいしくできあがります。 落としぶたが必要なのは、煮汁が器の高さの半分以下のとき。 汁が多いときは、必要ありません。 また、小皿はできるだけ器の大きさに近いものを選びましょう。 入歯でも美味しく食事を食べる。へ戻る。 |