身体に効く栄養成分・食材・調理方法
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魚のタンパク質は肉より優れている。







●牛肉より豊富な魚のたんばく質


生物にとっていちばん大切な栄養素の1つ、たんぱく質。

たんぱく質を意味する「プロテ ィン」とは、ギリシア語の「プロティオス」という言葉(第一人者という意味)からきて います。

たんぱく質は、血や肉となって私たちの体をつくっており、体の働きをつかさど る酵素やホルモンも、たんぱく質の一種です。

しかし私たちの体は自分でたんぱく質をつ くることができません。

そこで、肉、魚、卵、豆腐など、たんぱく質の豊富に含まれた食 品をとることが必要になるのです。

ところで、魚より肉のほうが、たんぱく質が豊富で、 スタミナもつくというイメージがあります。

けれども、魚の大半のたんぱく質含有量は1 00g中16〜22gと、牛肉・豚肉とほとんど変わらず、なかにはマグロ(赤身)の2 8.3g、カツオの25.8gと、非常に高いものもあるのです。

魚のたんぱく質を、質 の点からみてみましょう。

たんぱく質は、アミノ酸という成分から構成されていますが、 このうち「必須アミノ酸」と呼ばれる8種頬のアミノ酸のバランスで、たんぱく質の質は 決められます。

この質は、「アミノ酸スコア」という方式で表されますが、魚介類は、貝 類、イカ、タコ、エビ、カニなどがやや劣るものの、魚類はほとんどが100という高い スコアを出しています。

これは、肉にも負けない数値であり、魚のたんぱく質は、量だけ でなく質の点でも肉にひけをとらない優秀な栄養源であることがわかります。





●低エネルギーの魚でたんぱく質を


また、魚のたんぱく質の特徴には、低脂肪、低エネルギーであるといったことも挙げられ ます。

牛肉(サーロイン)は100gで300前後のエネルギーですが、マグロ(赤身) はなんとその半分以下。脂質もグッと低くおさえられています。

素材が低脂肪、低エネル ギーなことに加えて、魚は調理するときも、余分な油を使いません。

刺し身はもちろんの こと、焼き網で焼けば油は必要なし。

魚は低エネルギーで、栄養の上からも優れたダイエ ットフードなのです。








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