介護予防
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イソジンでの口腔ケアを嫌がる患者さんがいますが、

どうしたらよいでしょうか?








イソジンは強力な殺菌力があり,粘膜への刺激性もあまり強くないことから,

うがい液やルゴール液として,またガーゼに浸すなどして口腔内のケアにも多用されています。

MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)に対してももっとも殺菌力があるとされています。

しかし匂いがきついため,イソジンを好まない患者さんもいらっしゃると思います。

そのようなときはオラドール含漱液やアズノール水(水溶性アズレン,アズノールガーグル顆粒)

を試してください。

とくにアズノール水はさわやかな香りで好まれる方が多いようです。

また,レモン水,重曹水,ハッカ水なども用いられます。

お茶や水でも口腔ケアは可能です。

殺菌液を選ぶことよりも,まず正しく行うことが肝心です。

イソジンを嫌がるのは,口腔ケアのやり方に問題がある可能性も否定できません。

患者さんの了解を得て,状況に合わせて声をかけながら,

痛みをともなわない方法で行っているでしょうか。

「汚いからきれいにする」「忙しいから速くやる」式のやり方をすると

イソジン嫌いを助長してしまいます。

実施者側の手や身なりも清潔に保つよう十分注意してください。

歯や歯肉に対してはブラッシングが通常行われますが,

そのさい用いる歯磨き剤は少量を用いるのがコツといわれています。

ブラッシング法,清拭法,含そう法,洗浄法など口腔ケアには知識が必要です。

技術的な問題に関する本やマニュアルも出版されていますので,

患者さんに合ったやり方を工夫してください。

重症の患者さんから健常者まで,口腔ケアの必要性はもっと強調されるべきだと考えます。




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