介護予防
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流涎(よだれ)が多くて困っています。








流挺(よだれ)が多い原因としては,



@実際に唾液の量が増えてる,

A唾液を嚥下できない,

B口唇で唾液を保持できない,

C心理的な原因,

D上記の合併,などが考えられます。



口腔内の汚れや虫歯があると流挺も増加するので,まず口腔清拭や治療をしてください。

寒冷刺激器を用いた顎下腺と耳下腺上の皮膚のアイスマッサージは,

唾液を減少させる効果があります。

1日3回,1回10分を目安に皮膚がやや赤くなるまで行ってください。

口唇の閉鎖訓練も有効です。

寒冷刺激器で口唇(口輪筋)をマッサージすると筋の緊張がとれて口唇が閉じやすくなります。

唾液を嚥下する訓練も併用してください。

薬では抗コリン作用のある薬剤が唾液減少に効果を示します。

脳卒中などではうつ状態になると流挺が悪化することがしばしばあり、

このときは抗うつ剤を使うと効果てきめんです。

漢方薬の人参湯は胃腸のカタル症状に効くとされていますが,唾液の減少効果もあるようです。

流挺の治療はいろいろな方法を組み合わせて行ってみてください。

下表に示した「段階」で評価して,治療効果をみるとよいでしょう。

夜間唾液が多くてむせたり,咳込んだりする場合は

側臥位で顔を下に向かせて唾液を外に誘導する体位をとると,

誤嚥を防ぐことができ効果的です。






表6:流涎の評価基準



0.全く流涎がない(正常)

I.ふとしたときに流涎がある.または唾液が多い

2.食事や話をしていると流涎がある

3.しばしば流涎がある(止まっている時間帯あり)

4.つねに流涎が止まらない




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