介護予防
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食べやすい食品の温度はどのくらいでしょうか?








咽頭粘膜に触れたときに嚥下反射を誘発しやすいのは,少し冷たいものです。

逆に少し温かいものもよいのですが,

体温と同じ「人肌」の温度の食べ物は刺激が少なすぎて適当とはいえません。

しかし熱すぎるものは,知覚障害のある患者さんなどは

熱傷を起こすことがあるため適当ではありません。

冷たいものと温かいものを交互に与えるなど温度感を出す工夫をするとよいでしょう。

病院や施設などでは調理してから食べるまでの間に時間がかかるため温度も変化するし,

食べ物の性状変化についても注意しなければなりません。

おじやをミキサーにかけて粉砕したものなどは,

10分もすると冷えて水分が減り,糊のようになって嚥下困難な食べ物に変化してしまいます。

ゼラチンゼリーも,冷えているときは形があっても,

室温まで温かくなると液状に変化している場合があります。

患者さんが食べる直前の食べ物の状態,食べているときの食べ物の状態についてよく観察し,

工夫する必要があります。

食事時間が長いと終わりの方ではどれも同じ温度になって,ゼラチンゼリーも水のようになり,

味も悪く飲み込みにくくなってしまい,むせたり食欲がなくなったりすることもあります。

なかなか難しい問題ですが,途中で冷やし直したり電子レンジで温め直す,

あるいは少量ずつ出すのも一つの方法です。




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