介護予防
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高齢者への食事指導のポイントを

教えてください。








脳卒中後の方,肺炎を繰り返している方には,

軽症嚥下障害が存在している可能性があると考えられます。

ここでは,一般の高齢者および嚥下障害が疑われる方への,食事方法のポイントを説明します。



@食事を始める前に手,口,のどがきれいであるか確かめてください。

誤嚥性肺炎をおこす患者さんは口腔内の汚いことが多いように思います。

A食事をとる環境を整備します。

B食べる前に準備体操(Q63)と呼吸訓練(Q67)をします。

Cいつもの食べ慣れた姿勢がいちばんですが,

むせが強いときなどはリクライニング椅子などを利用して,30度仰臥位で食べるとよいでしょう。

このとき必ずあごは引いておくことが大切です。

Dよく噛んで味わいながらゆっくり食べるよう指導してください。

E食事の時間を決めて1日のリズムをつくります。

F食事の後も必ず歯を磨いて,口をゆすいで,うがいをし,口とのどを清潔に保ちましょう。

また,食後にお茶を飲む習慣は,口とのどの衛生に効果的です。



一度にたくさん食べられなければ,午前10時と午後3時に水分と栄養の補給を考えるようにします。

ご家族や介護者のきめ細かい配慮が予防につながります。

余談になりますが,高齢者の場合は栄養学的にあまり神経質にならず,

好きなものを食べてもらうことがよいようです。

あれはいけない,これもいけない,薄味が良い,良質の蛋白が良いなどと

気にしていると食欲がなくなって,かえって重大な事態を招きかねません。

また,身体に低抗力があれば肺炎になりにくいし,かかっても軽症ですむものです。

毎日適度な運動をして規則正しい生活を送ることも大切です。




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