水中写真・ダイビング・エントリー・エクジット
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エントリーは、フィンをはかずに潜れ
恐怖のゴロタ石エントリー
カメラ派でなくてもゴロタ石のエントリーはあまりうれしいものではない。
足場は悪いし滑りやすい。ましてやダイビング器材を身につけていては動き自体が鈍くなっている。
その状態でさらにカメラを手にしてフィンも持ってエントリーするのだから、考えてみれば危険なものである。
実際にゴロタ石で転んだ経験を待つ人は少なくないだろうし、ケガをした人もまた少なくない。
陸を歩くだけでもこういった調子なのだからエントリーやエグジットのときの苦労は大変なものがある。
そんな条件でベテランのカメラ派ダイバーはどうしているのだろうか?そこで今回の企画となったわけだ。
大瀬崎で聞いたエントリー方法
「大瀬崎」といえば泣く子も黙るダイビングのメッカだ。
カメラ派のダイバーの数も質もほかを圧倒する物がある。毎週大瀬崎に通い詰めるカメラ派ダイバーも多い。
というわけで大瀬崎でカメラ派ダイバーにインタビューしてエントリー&エグジットの方法を聞いて
ベストな方法を考えてみた。
タンク本数500本を越えるベテラン、千葉県の内藤さん。
さすがにベテランだけあって内藤さんはさりげなくエントリーをする準備を終えていた。
「エントリー方法?ああ、フィンを履かずに頭まで潜るところに行っちやいます。それがミソ」なるほど。
「ミソ」とは頭まで潜るところまで行ってレギュをくわえること。スノーケルではダメなのだ。
内藤さんいわく「レギュならどんな体勢になっても水は飲まないでしょ。スノーケルじゃ水飲んで焦っちゃう」。
さすがとしかいいようがない。頭が潜る状態にするにはBCのエアを抜いておくことを忘れないように。
「なぜそうするかというと、フィンを見てないからなかなかうまく履けないんですよ。
レギュくわえれば何も気にすることなく水中を見ることができるんですよ」とも。
さらにつけ加えると、セッテイング時にフィンのかかとの部分を裏返して水中で履きやすくしておくのもポイント。
内藤さんはブーツタイプのフィンなので簡単に裏返すことが可能なのだ。ベテランはギア選びから違う。
ブーツタイブのフィンでなくても水中で履きやすくする工夫はできるので、考えてみて欲しい。
ほかのダイバーはどうか?内藤さんといっしょに潜りに来ていた東京の鈴木さん。
鈴木さんはまだ写真をはじめて4本という。
そのため内藤さんの話を聞きながら感心することしきりだったが、鈴木さんも工夫をしていた。
それはデルフィナスCE−RX専用のアクションキャリーを使うことで片手を開けるようにしていたこと。
これだとストロボを付けることができ、なおかつグラブバー(持ち運び用のハンドル)もある。
同じく内藤さんと潜りに来ていた今井さんはIN0N X1を買ったばかりで傷つけてしまったという。
「このエントリーのしかたなら傷つかないかしら」とチヤレンジしてみる様子。
なにしろカメラを持ったままフィンを履けるのだから。
このエントリー方法は普通なら特に問題はない。
しかし器材を担いでいるので足元がおぼつかない人、例えば非カな女性などは少々不安が残るかもしれない。
そんな人はこの方法ではどうだろう。夫婦2人で来ていたベテランの村岡さんご夫妻。
「やっぱり重たい器材を身に付けてゴロタを歩くのはちょっと不安ですよね。私たちの師匠に聞いた方法ですけど、
まず先にカメラを波打ち際の安全なところまで持っていっちゃうんです。
それから器材を背負ってカメラを拾ってエントリーしてます。
カメラを持ったまま転んだらどうしてもカメラをかばおうとするのが人情でしょ(笑)?
でもこれならずっと安心」カメラ派の真埋を深く読んだ対処法といえそうだ。
カメラを放置するのが不安だが、すぐに引き上げにくるのだから手早く器材を身につければだいじょうぶだろう。
しかし油断は禁物。一本松のあたりはスロープができ、さらにロープが沖合いまで張られて利用しやすくなった分、
ダイバーが増えるのは必至。カメラの置場所にはくれぐれも気を配るようにしたい。
エントリー時の注意は以上だが、波打ち際は滑りやすいことに変わりほない。
そのことは常に念頭に置いておくこと。