ダイビングのワンポイント・アドバイス
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何回か海に潜ったことのある人でも戸惑うことや、わからないことが多い水中写真。

撮る前に知っておきたい、できあがった作品を考えたいこと。

そして、カメラの取説もないフィールドで何かが起こったときなど、

知っておくといいいろいろなこつ100が集合




水中写真は、最低いくらかかる



水中写責を始めるうえでいちばん問題になるもの…、それはお金かもしれない。

工ントリーレベルのカメラカタログがあるが、やるからには本格的にという人は

モーターマリンU(以後MMUと略)EXにYs−50/sのセツトで10万7000円。

ニコノスV(以後ニコノスと略)と20ミリ、SB−105のセットで23万9000円。

ハウジングはカメラ、レンズ、ストロポ、そしてハウジング本体一式で30万円台から。


初めて買うレンズは何mmがいい


目的によって変わってくるが『MP」がすすめるのはニコノスに20ミリか、

MMUのExにワイドコンバージョンレンズ20ミリの組み合わせ。これならいろいろなものが撮れるし、

またワイドレンズば被写界深度(ピントの合う範囲)が深いのでピント合わせがラク。

もつと簡単に撮りたいという人には簡単カメラか、ハウジングとAF一眼レフ、ズームレンズの組み合わせ。


水中カメラのピント合わせは4タイプ


陸上でばAFカメラが当たり前だが、水中カメラはちょっと違う。

ピント合わせのシステムのひとつ目は、被写界深皮に頼る、潜ルンですのような簡単カメラの「ピント合わせナシ」タイプ。

ふたつ目はニコノスやMMUの目測で合わせるタイプで、ジャスピンにはある程度の経験が必要。

そして3つ目は陸上と同じAF。最後がベテランに使用者が多い、

自分の目で見ながらピントを合わせるマニュアルフォーカスだ。


AFのピント合わせアクティブとパッシブ


AFコンパクトカメラで水中撮影をする場合、問題となるのばAF。AF方式にば2タイプある。

アクティブ方式は一般的にカメラが赤外線を発射し、その反射から距離を測る。

この方式は暗闇でも反射光が返ってくる限りピントを合わせられるが、水中でば赤外線は吸収されてしまうのでダメ。

一方パッシブ方式は、マニュアルフォーカスと同様、フォーカシングスクリーン上でピントを合わせるので、

水中でもピントが合うが、暗闇ではダメ。

それを補うために一眼レフは赤外線を出す機能を備え、暗闇での性能を補っている。


一眼レフカメラを買うときのポイント


カメラの取り扱い説明書=取説は、オート化が進むにつれ不思議と厚くなっているので、

読もうと思ってもなかなかという人は多い。しかし、初めての一眼レフという人が比較検討する場合、

AF‐AE機能の種類、ストロボの同調スビード(早いほうが何かと便利)。

そして、そのカメラに対応するハウジングが、収納カメラの機能をどこまで生かしているかぐらいは調べないといけない。

いきなりカメラだけ買うのではなく、ハウジングと合わせて検討しよう。


レンズメーカーのレンズは使えるか?


ネクサスとNX50はシグマ、ケンコ−はトキナーのレンズをラインナップに加えている。

通常のポートで使えるワイドレンズ、マクロレンズ、28〜70ミりクラスのズームレンズは、

AFで使うならすべて使えると思っていい(ネクサスばマニュアルも可)。

それ以外のメーカーのレンズはレンズボートの長さをEXリングなどで調整することになる。

しかし20〜35oクラスのワイドズームば、ポートとの相性で使用がかなり限られてくる。


マクロは焦点距離が長いほど大きく撮れる。


国産初のマクロレンズ、マイクロニッコール55ミリが発売されて今年で40年になるが、

マクロレンズを焦点距離で分けると50〜60o、90〜100o、そして180〜200oの3クラスがある。

しかし、焦点距離が長いからといって大きく撮れるわけではない。

後述するコンバーターやクローズアップレンズを使うのでもなければ、

レンズ単体ではフィルム上に実物と同じ大きさで写る「等倍」が限度。

ではどこが違うかというと、固じ等撮影なら焦点距離が長いほど遠くから写せる。

なぜこれがいいかというと、臆病な魚を驚かさずに撮れる点。レンズの取説にはワーキングディスタンスとして表わされている。


一台でワイドからアップまで撮りたい。


まさにピッタリなのがMMU。広く撮れるフイドコンバージョンレンズと、

クローズアップ用のマクロレンズがオプションで用意されており、おまけに水中脱着が可能。

これらのレンズは、ワンタッチで着脱が可能な専用ホルダーでストロボアームに取り付けて使用する。


中古カメラは買って大丈夫か。


中古カメラには専門店があり、カメラの鑑定を専門にしているスタッフがいるのでまず変なカメラはないし、

またその店の保障力−ドが付いているのでアフターサービスの心配もいらない。価格は使用状熊で変わり、

使い込まれているものや形式の古いものは当然安くなる。

ただし取説が付いていないこともあるので、ある程度カメラのことを覚えてからのほうがいいかも。


水中カメラにはストラップがなぜない


ニコノスがプロからアマまでメインカメラの時代。

ニコノスはファインダー面像と、フィルムを感光させるレンズから入ってくる光の経路が別なため、

ストラップがレンズの前を漂っていてもファインダーでは見えず、

現像があがってからそれに気付くことが多かった(最近の簡単カメラも注意しないと同じことをやる)。

またニコノスは軽く(最近一段と軽く小さく感じる)、持ち運びも1台ならストロボアームを持てば十分用が足りるし、

また大きな水中ストロボを付けるとバランスが悪く、ストラップの必要はなかった。

しかし、ハウジング全盛になり、ニコノスに比べ重いハウジングを、アームを持って持ち運ぶのは無理。

また、ボートダイビングならまだしも、ゴロタのエントリーではストラップがないと不便ということで

、短いストラツプを付ける人が多い。


ズームとマクロとマクロレンズの違い


最近のズームレンズは全焦点域でマクロ機能があることをセールスポイントにしているが、

撮影倍率はマクロレンズにはかなわない。例えばキヤノンEOS用のマクロ100oは等倍まで撮影可能だが、

28〜105oズームは0,19倍でマクロとはいえない。

しかし、あれば便利なことも確か。


ニコノスの上に付いているものはナニ


ニコノスやMMUなどのカメラは、撮影者が見るファインダー画像と、

フィルムに画像を写すレンズから入る光の経路が別になっている。ボディファインダーは、

そのカメラの特定のレンズ(ニコノスもMMUも35o)の画角はカバーするが、

レンズ交換をすると面角をカバーできなくなる。そこでニコノスでは水中光学ファインダー、

MMUでばビューファインダーど呼ばれるレンズに応した画角のファインダーを別付けし、画像を見て,構図を決定するわけだ。


シャッターとストロボのメカニズムを知る


ほとんどのカメラのシヤッターは先幕、後幕の2枚の幕から構成されており、

シャッターを切るとこの幕が開き、全開したところでストロボが発光する(ストロボ同調という)。

シャッター幕が全開する最速シャッタースピードが「ストロボ同調スピード」と取説に書かれているもので、

60〜250分の1秒ぐらいまでとカメラによつていろいろだが、これより遅いスビードならストロボは同調する。


マクロレンズは近付くほど暗くなる


レンズのピントリングを動かすと、内部のヘリコイドというパーツが動きピントが合う。

ヘリコイドば被写体までの距離が近くなればなるほど(等倍に近付くほど)繰り出され、レンズのF値は暗くなっていく。

オート撮影ではこの暗くなった分をカメラが白動的に補正してくれるが、マニュアルでは暗くなる分を補正する必要がある。

ニコノスRS用のRIUWマイクロ50oでは、絞りダイヤルの4と5.6の間の白点(f4.8)

より小さな絞り値をセットしてある場合は補正はいらないが、f4〜2.8にセットしてあるとき、

無限大ではセットされた絞り値でいいが、等倍だと約1絞り半の補正(被りを開ける)が必要になる。


レンズコンバーターのメリット・デメリット


レンズコンバーターはマスターレンズの焦点距離を伸ばすもので、コンパクトかつ安価なため陸上写真での愛用者が多いが、

水中でこれを超マクロ撮影用に使う人がいる。

2倍のコンバーターを100oマクロに装着すれば200oになるわけだが、欠点ばF値が暗くなる点。

2倍のコンバーターは露出倍数が4。

つまり2絞りレンズの開放F値が暗くなる。


レンズポートには相性がある。


ハウジングに使用できるレンズは、レンズポートとポートの長さを延長するエクステンションリング(EXリング)

のバリエーションで決まつてくる。ポートを大別すると、ドーム、ワイド、標準、マクロ、ズームなどが一般的で、

ポートとレンズの不適切な組み合わせはピントが合わなかったり、画質の低下さえ招く。

また、マクロレンズでの等倍撮影時や、ズーミングをしたときに、レンズによっては前兆がかなり伸びるため、

ポートの前面ガラスにレンズがぶつかったりする。


定期点検は、なせ必要なのか


定期点検はカメラの健康診断、受けたほうがいいのに決まつている。

ではどのぐらいの間隔かというと、使用頻度と扱い方でだいぶ変わってくる。

水中カメラにはユーザーが手入れする○リング以外、例えばシャッターダイヤルの軸など、

可動部分には必ず小さな○リングが入つている。これらの○リングもゴムなので当然劣化があり、

いずれは交換が必要になる。使用頻度の少ない人でも2年に一度ばメーカーの点検を受けよう。


メンテナンスにはコツがあるのか


コツというより、いかに「マメ」であるかに尽きる。

水につけているときはシャッター、フォーカスダイヤルなどの可動部分を動かし、

水から上げたら丹念に拭きとり、乾燥は置きっ放しではなく、水気が切れやすいように向きを変え、

ただしまいこんでおくのではなく、月に一度は電池を入れ空シャッターを切ってやる。


ストロボスペックの優先順位

BR> 撮影目的によつて変わると思うが、被写体を前にして特つのがたまらなくイヤという意見が多く、

リサイクルタイム(発光間隔)を短くという人が多かつた。

その証拠というわけではないが、昨年から今年にかけて発売されたSB−105、YS−120DUOは、

そんなユーザーの声を反映してかニッカド使用時のリサイクルタイムがかなり早くなっている。


ストロボの電池を替えるタイミング


電池にはそれぞれ特徴がある。

簡単にいうとマンガン電池は急降下的に消耗していき、ストロボのリサイクルタイムはどんどん長くなる。

アルカリ電池は発光回数が多く、消耗は徐々という感じ。極端なのはニッカド電池で、

電圧の低下はアルカリよりなだらかだが、突如発光しなくなる。データは、SB−103フル発光のものだが、

ビギナーがオートで撮影するならアルカリ電池で36枚撮りフィルム4本、

ニッカド電池(700mAh)で2〜3本(正しく充電されていれば)というところ。

マンガン電池は水中ストロボの電源にはあまりすすめられない。


ストロボの色温度とは何か


色温度とは色の特徴を示し、K(ケルビン)で表わす。デーライトタイプのカラーフィルムが、

もっとも正しい発色をする写真昼光は約5500K。

ストロボの光はこの5500度に近い色の光だが、機種によってバラつきがある。

ニコンのSB−104は4700K、SB−105、SB−103、5500K。それぞれ±300Kの幅がある。

一方シーアンドシーのYSー1300は5500K、YS−120DUOは5100Kだ。

この数値から見るとSB−104は水中特有の「青カブリ」という現象に対処するため、

やや赤っぽい色温度設定で、SB−105、103、YS−300ば写真昼光とぼぼ同じ設定だ。

しかし、測定条件によってバラツキが大きく、目安と思つたほうがいいと《ニコン》では回答している。

ちなみに色温度が低いほどポジのあがりは赤っぽくなる。


ニッカドとアルカリはどちらが経済的


使用頻度の問題でかなり変わり一概にはいえない。ニッカド電池はアルカリ電池に比べ価格的に約3倍し、

充電器が必要。発光回数もアルカリのほうが多いが、ニッカドは400〜500回の反復使用が可能だ。

ニッカド電池の大手メーカー、サンヨーでは、同社のN3−U型ニッカド電池のランニングコストを、

充電1回あたり1本約3.32円と計算している。


ニッカド電池の放電なぜ必要なのか


ニッカド電池は内部の化学反応をもとにして電気を生み・貯えているが、

電池の容量を一定の量(1本あたり0.9V)まで使い切らないで充電を繰り返していると、「メモリー効果」といって、

電池の一部が休眠状態になり、パワーが低下し、発光回数が減ってくる。

放電器は電池残量を文字通り放電してやることでニッカド電池をカタログデータ通りの性能を出すものだ。

水中ライトで放電している人がいるが、過放電で回復不能になるのでやめておいたほうがいい。


アルカリ電池とニッカド電池の違い


ニッカド電池は正極にニッケル水素化合物、負極にカドミウム、電解液に水酸化ナトリウムを使用したもので、

充電器を使えば400〜500回の反復使用が可能。放電電圧が安定しており大電流が取り出せる。

アルカリ電池は正極に水酸化ニッケル、負極に鉄、電解液に強いアルカリを使用し、容量が大きく電圧の変動が少ない。


ニッカド電池のリサイクルとは


ニッカド電池に使用されているカドミウムは、埋蔵量世界全体でおよそ97万トンといわれる希少金属だが、

そのうち年間2万トンを電池で消費している。

カドミウムはリサイクル法の指定を受けており、

大型のカメラ店などにニッカド電池の回収箱が置かれているので利用しよう。


なぜビギナーにはネガカラーがいい。


写責D〜Fは±2絞りまで撮ったネガカラーのコンタクトプリント。

Gはプラス2絞り、Hはマイナス2絞りからプリントしたもので、

これを見ればネガカラーが露出のミスに強いことが一目瞭然でわかる。


ネガとポジ最初はどちらがいい


結論の出しにくい問題だが「写っていてこそ写真は楽しい」と考えればネガとなる。

しかし、露出オーバー・アンダーなど、基本的なことを知りたい。

露出を適正からズラして自分なりの表現をしたいというのならポジになる。

しかし、いくらネガカラーのラチチュードが広いといつても、適正露出がベストなのはいうまでもない。


ネガとポジはどちらが経済的

最近は10円プリントなどがざらにあるので、ネガカラーのほうが安上がり。

また、人にあげたり、ポストカードを作ったり、またパネルにすることを考えてもネガカラーのばうがトク。


フィルム現像はメーカー指定ラボに

ポジフイルムの場合、どこのメーカ−のものでも基本的にコダックのE−6(現像液)で処理が可能。

またプリントはいろいろなメーカーがカラーペーパー(印面紙)を出しているが、これまた現像処理は共通になっている。

だから、どこのメーカーのフイルムでも、どこでも安心して現像に出せる。ただしクオリテイの問題は別。


有効期限を過ぎたフイルムは使えない。

フィルムは生モノと同じで、有効期限を過ぎたフィルムは乳剤が化学変化し、カラーバランスが狂つたり、

カブったりする。また、撮影済みのフィルムも、カメラに長期間入れっ放しにしておくと、

「潜像退行現象」により色彩が悪くなる。


プリントとダイレクトプリントの違い

通常プリントと呼ばれているものはネガカラーから印画紙にプリントしたものだが、

ポジ(リバーサルカラー)からプリントを得たいときは、いったんネガカラーでインターネガを起こして

プリントしていた(現在でもこのシステムはある)。ダイレクトプリントは通常のカラー用印画紙と違うものを使用し、

ポジから直接プリントしたものを指す。シャドーのトーンが幾分失われるが、最近はかなりいい仕上げが可能になっている。

ただし料金的には割高。


普通仕上げと純正仕上との違い

プリントにはメーカーが目玉としている仕上げがある。

富士フィルムには「リアラ仕上げ」というのがあり、現像は普通の仕上げと同じだが、

品質管理責任者がプリントをチエックするシステムになっている。

そのため料金は普通仕上げと同じだが、

日数が1日余分にかかる。しかし、海の色を出すのはなかなか難しく、

行きつけのラボを持つのがいいプリントを得るいちばんの方法のようだ。


フィルムの増感現像とはナニ

ポジフィルムの現像処理時間を延長することによつて、フィルムの感度を上げるもの。

増感可能な範囲はフィルムによつて違うが、せいぜい2絞り。

増感するほど粒子は粗くなるので、水中写真ではなるべく避けるべき。


コダクロームはなぜ作品保存性がいいか

8月号の巻頭に舘石さんのグラフを掲載したが、

あの南オーストラリアの作品は今から何と20年ほど前に撮影されたものなのに、まるで退色していない。

この作品は《コダック》のコダクロームで撮影されたもので、ほとんどのポジが内式といって、

カプラー(発色剤)が乳剤層に含まれているのに対し、このフィルムは外式といって、

発色現像時にカプラーと発色現像主薬を外部から加えている。そのため膜厚が薄くなりシャープな画像が得られ、

また保存性が抜群にいいので、今でも撮影当特のみずみずしいグリーンが生きている。


トリミングはどこまで許される

ネガカラーの奥の手ともいえるのがトりミング、つまり作品の周囲をカットし、主題を強調するものだ。

しかし、作品意図がまるで変わる・・。例えば2尾の魚を撮ったのに、どちらかをカットし、

1尾の魚の作品にするというのはやり過ぎ。多少のトリミングはいいとしても、

「シャッターを切った瞬間が作品のできたとき」という気持ちを忘れずに、正確なフレーミングを心掛けよう。


カメラ派のダイコン選びのポイント

カメラを持つことによっていつも片手が塞がっている写真派は、選びにこだわるべき。

いろいろな人の意見を聞いてみるとリストタイプがいちばんということになるが、

おすすめのプロアラジン用のストロボアームに付けられるホルダー。

ファインダーからちょっと目線をそらせば表示が見られるのでかなり便利。


カメラ以外で必要な写真用品は何か

ネガの場合はプリント用とネガ用のアルバムが2種類あればいいが、ポジとなるとまず欲しいのはライトボックスとルーペ。

このふたつがないと魚の種類も調べられないし、露出やピントのチェックもできない。

そのほかポジを整理するときの白手袋。マウントしたポジや、

スリーブ仕上げポジを入れるためのファイルやアルバムなどのファイリング用品も絶対に必要。


簡単にきれいに撮るいちばんの方法


ピントはAF、露出はプログラムオートにセットし、ストロボはTTLに合わせれば絶対に撮れる。

ニコノスRSをはじめ、ほとんどのカメラ(ハウジング)でこの撮影方法は可能。


いい写真を撮るのに重要な要素


陸上と違い、水中では地に足を付けてじっくり構えるというわけにいかない。

最近、海外ではサンゴなどにちょっとでも触れると大目玉を食うところが多く、

グローブ使用禁上なんていうところもある。完璧な中性浮力は水中写責の重要な要素だ。


マニュアル2灯シンクロの絞り値


マニュアルシンクロの絞り値は、ストロボのガイドナンパー(GN)から計算するが、計算式は次の通り。

合成GN=√(GN×GN+GN2×GN2)GN1とGN2はそれぞれのストロボのガイドナンバーを表している。

メインストロポのGNが16、サブのストロボのGNが8の場合、

次のような式になる、√(16×16+8×8)=√(256+64)=√320=約17.8。

約18が合成ガイドナンバーというわけだ。


流し撮りのできるシャッタースピ‐ド


流し撮りは魚のスピードがシャッタースピードを決める要素になるが、15分の1秒以下が目安。しかし、

一眼レフはシャッターを切るとミラーアップしてしまい、ファインダー画像が見えなくなるので、

思わぬカンが必要になる。ニコノスやMMUはファインダーが別なため、画像が消えないので流し撮りがしやすい。


絞りとシャッターを自在に使いこなす。


絞りどシヤッタースピードの組み合わせ、露出は、写真の表現に大きな影響を持つものだが、

このふたつの機能は密接に結び付いている。例えばシャッタースピード60分の1秒、絞りf8が適正,出だったとする。

これと同じ露出量でバックをボカしたいと思い、2段開けてf4にすると、

シャッタースピードは250分の1秒で同じ露出量になる。逆に深いピントが欲しくてf16まで絞ると、

シャッタースピードは15分の1秒になり、60分の1秒・f8とおなじ露出量。


カメラの向き場所で基準f値は変わる


ドロップオフの中層で外洋側を向き、カメラのシャッターを半押しにしたまま水面から深淵までカメラを振ってみると

、露出が刻々と変化するのがわかると思う。水面に向けるとシャッタースピードは早くなり、絞りは絞り込まれ、

深淵に向けると逆になる。写責Mはこのシチュエーションに似た状況のものだが、

作品の上と下では3絞りほどの露出量の差がある。このどこに絞りを合わせるかによつて、

作品イメーシはまるで変わる。また、露出量は地域によっても違う。

沖縄の白い砂地の水深10メートルならf11ぐらいだが、伊豆の10メートルでは4半ぐらいが基準絞り値となる。

これをもとにし、コンディションや撮影意図によつて露出を変えていけばいい。


ワイドは気持ち手前にピントを合わす


これは被写界深度という、ピントの合う範囲から出たニコノスやMMUを使うときの知忘恵。

図Aを見ればわかるように、被写界深度はピント位置の手前より先のほうが大きく、またワイドレンズほど広い。

そこでワイドレンズは自分が感じた距離より気持ち手前にピントを合わせたほうが、ピンボケを作る確率が低くなるわけだ。



海も被写体も適正露出にするには


ストロボで抜写体本来の色を出し、なおかつバックも適正露出というデーライトシンクロは、

今やTTL−BL調光機能があるカメラを使い、オート露出で撮れば簡単に撮れる。

ただし「調光範囲」というものがあり、どんな距離からでも被写体に適正なストロボ光が当たるわけではない。

またTTL−BL調光機能がなく、TTL調光のニコノスやMMUでは、

ストロボの同調スピードに合う絞り値をカメラでまず測り、その値をセットしてやる必要がある。


白い砂地を白く撮るにはどうする


オートでもマニュアルでも、カメラの露出計データで撮るどグレーっぽくなる。

そこでカメラの露出補正を0.5〜1程度プラス方向に動かすか、SO感度設定を数の少ないほうに動かし、

やや露出オーバー気味にする。これは陸上のホワイトビーチを撮るときも同じだ。



水深何メートルからストロボを使うべきか


撮影意図やコンディションにより変わるが、代表的なカラフルな色、赤はかなり浅い水深で吸収されてしまう。

写真Oのような雰囲気ならノーストロボでもいいだろうが、2メートルも潜るとかなり青っぽくなる。



半水面写真に適した機材は


通常、半水面写真(写責P)でば水中の被写体にピントを合わせるが、陸上にもある程度のピントが欲しい場合には、

被写界深度の深いワイドレンズがいい。しかし、あまりワイドだと遠近感が誇張されるワイド特有のクセにより

陸上の景色が小さくなってしまう。好みの問題もあるが、20〜15ミリ程度がベストだろう。

また、ドームポートの径が大きいほどレンズとドーム面の間の距離がとれ、レンズの最短撮影距離に近付くので、

水中と空中の境がハッキリと写る。半水面写真は波があると撮りにくいので、コンディションも大切だ。


接写でもワイドアダプターを付ける


ニコンのSB−103や105に付いているワイドアダプターは、その名の通りストロボの照射角を広げるもので、

接写には必要ないように思われるが、至近距離になればなるほどストロボの向きの調整は難しい。

そこでワイドアダプターを使うわけだ。これはYSストロボの減光フィルターを使っての接写でも同じ。


ストロボの届く距離は以外と短い

最初のうちは何でもストロボを使ってしまうが、遠い被写体にストロボを使うと、

光が届かないばかりかハレーションを起こし、返って不鮮明な写真になる。

ニコノスに20ミリ+SB−105(水中GN約11)を例にしてガイドナンバーからデータ上の届く距離を出すと、

20ミリレンズを絞り開放(f2・8)で使った場合、ストロボの届く距離は約4メートルとなる。

しかしこれはあくまでも数字の上だけで、浮遊物などの影響によりこれより短くなる。


レンズポートの映り込みに注意

暗いケーブの中から明るい入口にカメラを向けたときなど、

逆光状態で撮影するとレンズの前縁に白文宇などで書かれているレンズ名や製造ナンバーなどがポートに映り込み、

気付かないと見事にフィルム上に再現される。これが映り込みという。ハウジングに起こる現象だが、

対処方法はレンズ前縁の文字をマジックなどで塗りつぶし、少しでも反射を押さえるしかない。


逆光で撮ったら六角形の模様が出る


これは「フレア」といい、レンズに入ってきた光が内部で反射したもので、

六角形なのはレンズの絞り羽根が反射したからだ。

フレアばコントラストを低下させ、画質を低下させる。


太陽をきれいにとるには


最近の一眼レフは分割測光といって、ファインダーに写る像の露出量を分割して測り、

その平均の露出量を出してくれるので、オートで撮ってもけっこうきれいに写るが、

露出補正機能を使ってアンダーのほうに何枚か撮っておいたほうがいい。写真R、Sを見ればわかるように、

露出量によつて光の広がり方はかなり変化する。


水中のニゴリがひどいときワイドはノーストロボ


水中に浮遊物が極端に多いときや、ケーブで前のダイバーが砂をタップリ巻き上げてしまったときなど、

ストロボを使うと強烈なハレーション(雪降ったようになる)が出る。

ストロボをカメラから離すことによつて多少のカバーは可能だが、ノーストロボでイメージっぽい写真を撮るのも手だ。


フォーカスライトは撮影時どうする


ナイトダイブやケーブの中、また暗い海では必要品のフォーカスライトは、

ストロボの発光量に比べ光量が弱い場合、点灯したままでもさほど画質に影響ばない。

第一、いちいちライトを消していたのでは魚は逃げるし、構図も狂ってしまう。


スローシャッターの多様は禁物


ブレというとすぐ手ブレを思い出すだろうが、「被写体ブレ」というのもある。

これはシャッターが開き、フィルムが露光されている間に被写体が動いてしまう結果起こるブレ。

ストロボ(スローシンクロ)撮影をしたとき、被写体の周囲にゴーストのように見えるのがそれで、見づらい作品になる。


ピンボケと手ブレの違い


ピントがボケているから「ピンボケ」なのであり、ピントの合わせミスにせよ手ブレにせよ、どちらもピンボケはピンボケ。

だから明解な境界線はないが、大ざっぱな見分け方は主要被写体にはピントがないが、画面の一部にピントがある。

全体がボケているものなどをピンボケ。全体が流れた感じなのが手ブレ。


ニコノスのレンズで陵上を撮ると


ニコノスV、RSのレンズは、W二ッコール35oニッコール80ミリをのぞいて水中専用にできている。

水中は空気中と比較すると光の屈析率が大きく(だから物が大きく見える)、

水中の屈折に合わせて収差を補正しているニコノスのレンズは、陸上では正確な像を結ばない。


レンズの焦点距離とボケの関係をつかむ


ボケは作品イメージをかなり左右するが、レンズの焦点距離が長いほどボケ(ボケ率とでもいうか)は大きくなる。

f4にセットし、体長5センチほどの魚の目にピントを合わせたとき、50ミリなら背ビレまでピントがくるが、

100oでは目の前後にしかこない。またボケは撮影距離、絞りでも変わるので、

自分でデータを取りながらテストをしてみるのがいちばん。余談だが、倍率が大きいほどブレも拡大されるので、

少しでも早いシャッターを切る必要がある。


ボケにはうるさいボケときれいなボケがある


ボケはバックを整理する効果もあるが、過信ば禁物で、うるさいパックはいくらボカしても画面整理の効果がでない。

意図がない限り単純バックを選んだほうがボケもきれいだ。


露出オーバーとアンダーの違い


ポジフィルムはアンダーな場合は暗く、オーバーな場合は画像が飛ぶ。

オーバーは画増自体が飛んでいるので救いようがないが、アンダーは暗くても画像はあるのでまだ救いようがある。

ネガカラーはこの逆に見え、オーバーは暗く、アンダーは画像が抜けて見える。


魚を撮るときの超基本テクニック


地上でいうなら「走らない」の一言。あわててすっ飛んでいったのでばどんな魚でも逃げてしまう。

魚には「この距離までなら許す」というボディゾーンがある。例えばハナハゼなら7〜8メートルほど手前でいったん止まり、

相手がこちらのことを気にしなくなったところでジリジリと間合いを詰める。「一度上まって右左」ではないが、

「一度止まってこんにちは」が魚撮影のポイントだ。


小さな被写体の見つけ方


知っている人に指を差してもらい、その生物がどういうシチュエーションでいたか?

遠くからどう見えたか?記憶しておくと、次からはけっこう自分で見つけられるようになる。

ただし、その種類に関してだけだが。結局経験の問題になってしまうが、結論としては、

初めのうちばガイドに探すのを手伝ってもらうのが早道。


シャッターを切るとき呼吸はどうする


スクーバでは「絶えず呼吸している」ことがルールになつているが、

シャッターを切る瞬間には手ブレを防ぐために呼吸は止める。


Oリングに砂が付いてしまったら


量にもよる。ベッタリ付いたらよほどのベテランならともかく、ちょっと危ない人はOリングを交換してしまうのがいちばん。

特にハウジングのOリングは、外すと伸びてしまったりして、再度入れるのば困難。新しいものをはめるしかない。

ただしはめる前にはOリングの入る溝の掃除も忘れずに。


帽子は日除けのためだけにあらず


海でフィルムを交換するとき、カメラ内部に頭から落ちた水滴が入ることがある。

水摘がシャッター膜などに落ちると作動不良を起こす。そんなとき、帽子をかぶるだけで水害を防ぐことができる。


エントリー直前の最終チェック


ニコノスならレンズ、ファインダーがしっかり付いているかどうか。ハウジングは各ダイヤルの作動、

ポートの締まり具合、プレッシャーリリースが付いているものはここもチェック。そしてボディのロック、

シンクロコードのコネクターとストロボ電池室のふたがしっかりと締まっているかの確認はどの水中カメラでも一緒。

水中カメラに限らず、ネジというのは振動で意外とゆるむ。


カメラ持つたまま飛び込むのはなぜダメ


カメラは精密機械なので、できる限りショックは与えないほうがいい。

水深50メートル以上の気圧に耐える頑丈な水中カメラも、ショックには意外と弱い。水没や破損の原困となるので、

バディやボートクルーに工ントリーしてから手渡ししてもらおう。


流れのあるときのボートエントリー法


水面の流れがあるときなど、エントリーと同時に流されるので、ボートに寄っていくのはけっこうシンドイ。

そんなときやるのがボートの舷側に渡してあるガイドライン(ロープ)を片手で持つたままのバックロール。

こうすれば人間だけ流れていってしまうことはない。


カメラを炎天下に置かない


太陽光線でカメラが温まるとカメラの内部気圧が上がり、ニコノスなど、

レンズにロック機構がないものはレンズが押し出され、外れやすくなる。またエントリーして冷やされると、

ボディは急激に収縮する。ショックと同様水没の原困になるので、下にスーツなどのクッションになるものを敷き、

白いタオルなどをかけ必ず日陰に置いておこう。


フィルムを巻き切ってしまった


ニコノスで撮影中、興奮のあまりフィルムカウンターを見ずに巻き上げているとき起こる。

巻き上げレバーが妙に重いなと感じながらも、グッとカを込めた次の瞬間、スッと軽くなる。

こうなるとフィルムー本ダメにしないと以後の撮影はできない。


フィルムが巻き戻せない


ニコノスのフィルム巻き戻しクランクは、引き上げて回すようになっている。

これを忘れると回転するだけでフィルムは巻き取られず、裏ブタを開けると、

中のフィルムは感光してしまう。一方オートローディングのカメラの場合は電池切れがほとんど。


フィルムを巻く前に裏ブタを開けた


これまでの経験からいうと(2回やった)、すぐに閉じればある程度は助かる。

フィルムを入れるときは日陰でというが、今後ば出すときも・・・。


フィルムに一直線にキズがある。


ダイビングは温度の高いところで行なわれるのであまりないが、カメラ内部に静電気が発生すると、

一直線に黒い線が引かれるいわゆる光線引きが起こる。もうひとつはメンテの悪さが原困。

カメラの裏ブタに付いているフィルム厚板に砂粒などが付いていたりすると起こる。この場合はフィルム自体にキズが付く。


ポジにキズ・指紋を付けてしまった


フィルムの表側(ベ−ス面)なら浅ければ何とかなるが、裏面(乳剤面)のキズは致命的。

また指紋も同様で、べ−ス面はフィルムクリーナーで拭いてやれば何とかなるが、乳剤面はダメ。


ストロボが発光しないときの点検箇所


まずは電池のチェック。次は電池室内の電池を受けているバネ。これが甘くなっての発光不良は多い。

次いでシンクロコードの接続を確かめる。水没している様子がなければほかの人のシンクロコードと変えてみるのもいい。


ニッカド電池の発光回数が減った。


前述した「メモリー効果」が原困。いったん「なまけグセ」の付いた電池を正常に戻すのはかなり大変だ。


突然シャッターが切れなくなった


これもほとんどの原困は電池切れ。ストロボだけでなく、カメラの予備電池も忘れずに。

リチウム電池は、電圧低下が一気にくるので注意。


ニコノスの露出表示が点灯しない


ニコノスはフィルムカウンターが1にならないとファインダー内の露出表示は点灯しない。

1でも点灯しなかったらそれは電池切れ。

また、シャッタースピードダイヤルがM90、B(バルブ)、R(巻き戻し)にセットされていても露出表示は点灯しない。


ISO感度を間違えて撮った。


ニコノスはISO感度設定は外部操作が可能。そのため露出捕正をして撮影した後に目盛りを戻すのを忘れたり、

なぜか動いているのに気付いたときはけっこうあわてる。ネガカラーはラチチュードが広いのでほとんど問題ないが、

ラチチュードの狭いポジでは問題。

救済法として高くセットしてあった場合は増感現像、逆の場合は減感現像というのをプロラボでやってくれるが、

画質は当然落ちる。いずれの場合もどこにセットされていたのかを必ず覚えておくこと。

そうしないとどの程度の増感あるいは減感なのかわからず、現像のしようがない。


カメラをゴロタの上に落とした。


カメラやハウジングのボディに変形がなくても、内部(カメラ)に異常をきたしている可能性がある。

メーカーの点検に出すほうがいい。またハウジングはフォーカスギアなどがズレることもあるので、作動を確認すること。


らリング接触面にキズを付けると


ハウジングのリアボディを、メンテ中やフィルム交換時に落とすことはけっこう多いという。

落とし場所が悪く、Oリングの接触面にキズが付いたりすると水没の原困になる。


水に濡れた電池は乾けば使えるか?


カメラもフィルムも、そして電池も濡れたらお・し・ま・い。


水が一滴でも入ったらカメラはダメか


入る箇所にもよるが、その場は何とかなつても後でダメになるケースも多い。

またハウジングはカメラさえ水没しなければ、内部の塩気を真水で拭きとれば取りあえず大丈夫。

しかし、帰ったら可能な限り早く点検に出すこと。


水没カメラが救われる対処法はあるか


ガソリンやCRCにつけておけばダメージが少ないという時があるが、

それはICなどを使っていないニコノスV型までで、電子部品がところ狭しと入っている最近のカメラでは何をやってもダメ。

またレンズはコーティングが「ヤケ」を起こすのでやはりダメ。


旅行保険は水没に適用されるか


カメラば携行品に入るが、本人の過失なので適用されない。


カメラ保険はどこまできくか


《アンサー》では1年目は満額、2年目は70%保証される。

掛金は定価の6.1%(1年間有効)、2年目は定価の70%の6.1%。ただし自店で買ったものが対象で、

保険だけの加入はできない。

ダイビングのワンポイントジャンプする。