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ダンベル体操2カ月で、高血糖・糖尿病が改善した。








50歳を過ぎる年代になると、定期検診で高血糖や糖尿病を指摘される不安が高まる。

な ぜ、熟年に近づくとこのような健康問題が起きやすくなるのか。

その原因は筋肉の量が減 り代謝活性が落ちることにある。

筋肉は血中のぶどう糖の70%前後を取り込んで処分す る組織である。

その筋肉は中年を迎える40歳頃から、急に減量しはじめ、代謝活性を低 下させる。

これは体のタンパク質合成力が老化に伴って衰えることに起因する。

筋肉は夜 の唾眠中も、白昼の休息中も、また歩いたり階段を上り下りする活動中も、日中、血中か らぶどう糖を取り込んでいる。

これを直接エネルギーに分解したり、グリコーゲンにして ためたあと、エネルギーに分解したりする。

その筋肉が減弱化すると、一日中、血中ぶど う糖の筋肉による処分がうまく進まなくなるために、高血糖を呈し、糖尿病へと進んでい くことになるのである。




さて、熟年になって予定通り(?!)糖尿病になったり、境界糖 尿病であると診断されたおじさんやおばさんが、ダンベル体操で高血糖・糖尿病を克服し たという実例がたくさん出ている。

東京都練馬区の関さん(男性)は会社を定年で辞めた とたん、空腹時血糖値が210mg/dlにはね上がって医師から糖尿病の危険ありと指 摘された。

ウォーキング、水泳、そしてカロリー制限を指導されて実行したけれども、血 糖値は150mg以上をうろついて、一向に改善する様子をみせなかった。

そして68歳 を迎えた1995年7月に、ついに230mg/dlへとまたはね上がってしまった。

年 齢も70歳に近いし、このまま糖尿病を進行させてしまうことになるんだろうと、半ば観 念したという。

そのとき、奥さんがダンベル体操の本とダンベルを買ってきて、もしかし て効くかも知れないからやってみたらどうかと提案された。




そこで関さんは食事に気を配 るのと並行して、毎日15分、ダンベル体操を実行するようにしたところ、2ヶ月後の9 月には血糖値が110mg少々まで低下し、さらに2ヶ月後の11月には110mgを切 って正常化してしまった。

その血糖値は正月をすぎても110mgあたりに維持されてお り、ほぼ正常化したものと判断されたのである。

糖尿病を専門とする医師が、ご自分も糖 尿病だったのを、ダンベル体操2ヶ月で治ってしまったという経験をもとにして、待合室 でダンベル体操を患者さんたちにやってもらうようにしたという。

そんな電話を、199 4年の春に大阪の医師からいただいた。




医師が言うには、食事制限なしにダンベル体操だ けで治ってしまったという。

一般に、糖尿病の患者は医師から、食事を制限するように指 示される。

カロリーを抑えること、糖質の摂取を控えること。

しかし、この医師は、自分 の糖尿病をダンベル体操だけで治してしまっている。

ここで、まず思い出すべきこと、確 認すべきことは、血中を流れるぶどう糖のほぼ70%は、筋肉に取り込まれて処分される ということである。

筋肉が体内で最大の血糖の燃焼組織なのである。

したがって、筋肉の 量を増やしエネルギー代謝活性を高めて、筋肉の血糖処理能力を増大させるために、筋肉 を鍛えることが最も肝要である。

それを、食事制限したのでは筋肉の量が減り代謝活性の 低下を招くことになるので、逆効果である。

従来の糖尿病療法が、患者の活力と生命力を 低下させてきた理由はそこにある。

この医師が体験したように、しっかり食べながら筋肉 を鍛えるのが、本来の糖尿病対策であることが、そろそろ認識されるべきであろう。

筆者 が身近で耳にした糖尿病とダンベル体操の関係は、ほぼ2ヶ月で効果が出るというもので ある。

しかし、講演会などを終えたあと、ダンベル体操実践者が近づいてきて話してくれ た中には、4ヶ月で糖尿病が解消したという例もある。

いずれにしても、そう長期の月日 を要さず、ダンベル体操は血糖の処理能力を高めて、糖尿病を解消する作用を侍っている のである。

これまで、長年にわたって糖尿病に悩まされてきた人は、ぜひトライしてみる べきだ。

糖尿病がもし解消しなかったとしても、筋力が高まって基礎体力がアップし、生 活がレベルアップするので損することは何もない。









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