身体に効く栄養成分・食材・調理方法
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山芋






◆(薬効)


・強壮

・疲労回復

・胃弱

・消化不良

・糖尿病




○ヤマノイモ科 

○貯蔵がきき、特に旬はない。 

○原産は中国。中国料理のあめがらめは、本来山芋を用いる。




●縄文人も食べた滋養満点の山の幸


里のいもに対して山のいもということで、この名称があります。

昔は山野に自生していた ものを自然薯(ジネンジョ)といい、古くから食用、薬用にされていました。
栽培の歴史 も古く、わが国では縄文時代に食用として栽培されていたことがわかっています。
栽培種 の原産は中国です。
種類はいくつかありますが、数多く出回っているのは、やまといもと 長いも。
やまといもは白っぽい色をしていて、形もいちょう型、棒型、ばち型と変化に富 んでいます。これは生育の条件のちがいによって形が変わるもので、品質に大きな差があ るわけではありません。長いもは棒状のもので、茶色い色をした大型の山いもです。




●消化酵素のジアスターゼは大根の3倍


山いもの食べ方の基本は、やはりとろろで、滋養満点の健康食です。

すりおろして、のり で包んで揚げる磯辺揚げ、同じくすりおろして鶏ささ身、しいたけなどを加えて団子状に 揚げる、落とし揚げもおいしいものです。
生のまません切りにして、酢やしょうゆで食べ るサラダ感覚の味わいは、ヘルシーそのもの。
すぐれた薬効のある食品だけに、いろいろ 工夫して賞味したいものです。
主成分は消化のよいアルファでんぷんのため、生食に向い ているのです。各種消化酵素が豊富に含まれていて、でんぷん分解酵素のジアスターゼな どは大根の3倍も含まれています。
その他、アミラーゼ、グリコシターゼなど、まさに消 化酵素の宝庫といった感じ。ムチン、アルギニンといった特殊成分もたっぷり含まれてい ます。
収穫は秋口ですが、貯蔵ものが年間を通して出回っています。貯蔵ものは、冬場に なると粘りが出て味もよくなります。保存はポリ袋に入れて冷蔵庫に入れます。




●滋養強壮や胃弱、糖尿病に抜群の薬効


山いもは昔から滋養強壮のスタミナ食品といわれてきました。

ネバネバのもとのムチンは、 若返りに効果のある成分ですし、コリン、サポニン、アルギニンといった特殊成分は、内 臓の機能を高め、精力増強を促します。
常食すれば、疲労回復、虚弱体質の改善、病中病 後の栄養補給に効果があります。
ビタミンB群がエネルギー代謝を盛んにし、コリン、で んぷんなどの各種アミノ酸が体の細胞を作るのに役立ちます。
胃弱、消化不良にも山いも は効きます。食べすぎて胃がもたれたときなど、とろろにして食べれば、ジアスターゼの 作用で消化を促進し、不快な症状を取り除きます。
毎日食べつづければ、糖尿病の改善に も効果が見られます。漢方では、長いもの根は山薬(サンヤク)といって、糖尿病や滋養 強壮に効く「八味地黄丸(ハチミジオウガン)」の成分になっています。
慢性腎炎の人の カロリー源としても有効です。ただし、山いもはカリウムが多いので、腎不全型や高血圧 合併症をおこしていて、カリウムを制限されている人のカロリー源には向きません。












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