身体に効く栄養成分・食材・調理方法
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スイカ







◆(薬効)


・むくみ

・尿道炎

・ぼうこう炎

・高血圧

・たん

・口内炎




○ウリ科 

○旬は6〜8月 

○夏の果物の王様。クリーム色やだ円形の品種もある。




●多くの栄養素をバランスよく含んだくだものアフリカが原産のウリ科の果菜です。

西か ら伝えられたウリということで、中国では「西瓜」の字をあてるようになりました。

日本 に入ってきたのはそうとう古く、平安時代といいます。
すいかは、いまさら説明の要はな いほど、夏の風物詩として昔から日本人には親しまれてきました。
成分は95%が水分と いうことで、一見、栄養的にはたいしたことがなさそうですが、意外に多くの成分をバラ ンスよく含んでいます。
ビタミンA、B1、B2、Cのほか、カルシウム、リン、鉄、カ リウムなどのミネラル類、グルタミン酸やアルギニンなども含んでいます。

5月ごろから ハウスものが出ますが、旬は、やはり昔ながらの露地ものが出回る6〜8月です。

おいし いすいかの選び方としてよく知られていなめると、むくみがとれます。
湯に溶いて飲んで もかまいません。るのが、コンコンとたたいてみるやり方。軽くたたいてみて、澄んだ音 のするものは合格です。
ボコボコと鈍い音や、にごった音のするものは、中身がスカスカ な証拠です。




●体のむくみをとるすいか糖


すいかは昔から腎臓病の妙薬として知られてきました。
これはすいかに体のむくみを取り 除く作用、つまり利尿作用があるためです。

むくみは腎臓病ばかりでなく、心臓病や高血 圧からくる場合があります。
また、妊娠や水分のとりすぎ、かたよった食事が原因でむく みを生じることもあります。
いずれにしても、すいかには体内の水分を排泄する働きがあ るので、むくみには絶大な効果を発揮します。
そのまま食べてもいいのですが、利尿効果 を高めようと思ったら、すいか糖を作るのがいちばんです。
すいか糖といっても最近の人 は知らないでしょうが、以前はたくさん市販されていました。
このすいか糖を1日3回、 スプーン1〜2杯ずつなめると、むくみがとれます。湯に溶いて飲んでもかまいません。




●見逃せない種の薬効


より薬効を期待したい場合には、すいか糖を作るときに果汁だけでなく、種もいっしょに 入れて作るといいでしょう。
種は、漢方では強壮、止血、のどの痛みなどに効果のある薬 として用いられています。種の周囲についた繊維を取り除き、これを果汁とともに鍋で煮 つめ、水分が3分の1程度になったところで種だけ取り出し、さらに残りを煮つめて作り ます。
このすいか糖は、腎炎や妊娠のむくみばかりでなく、尿道炎やぼうこう炎にもよく 効きます。細菌で炎症をおこしたぼうこうや尿道を、大量のおしっこで洗い流してくれる からです。




●すいかの皮を煎じて高血圧の薬に


またすいか糖は、単に利尿の効果があるだけでなく、含まれているカリウムによって、体 内の塩分を外に排泄する働きもあります。

したがって、高血圧で悩んでいる人は、すいか 糖を毎日なめるようにすると、血圧が安定してきます。
すいか糖だけでなく、皮を水で煎 じて飲んでも、同様の効きめがあるといわれます。
漢方では、すいかの皮は重要な薬の材 料で、コレステロールを減少させたり、血管を拡張させたりする効果を持っています。
ふ つう私たちは、果肉だけを食べて皮は捨ててしまいますが、中国では皮を漬け物にしたり、 前菜料理に使ったり、フルに利用します。
皮の部分に栄養が多いことを考えれば、じつに 合理的な、ムダのない利用法といえるでしょう。
すいかはのどの病気にも効きます。かぜ でのどが痛いときや、たんがからんで苦しいときなど、すいか糖をなめると、たんの切れ がよくなり、熱をもっていたのども楽になります。

ちょっと変わった利用法として、すい かの汁で口内炎をなおす方法を紹介しましょう。
しぼり汁を口の中に1〜2分含んで吐く、 ということを日に数回くり返します。これで口内炎の熱がとれ、痛みがやわらぎます。












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