身体に効く栄養成分・食材・調理方法
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◆栄養価が高く、価格が安定している良質たんぱく質の代表食品。




◆強壮/疲労回復/痔/やけど/かぜ予防/胃痛/腹痛/二日酔 い/不眠




●手軽でバリエーションの広い卵料理


鶏卵は古代ギリシャ人も食べていたといわれているほど古い食品です。

おそらく古代ギリシャ人も、卵が栄養のかたまりだということを知って いたのでしょう。
しかし、日本人が卵を常食するようになったのは、明 治時代に入ってから。肉類を食生活にとり入れたのと同時に、卵も食べ るようになりました。

卵は価格が安定し、しかも安くて栄養価の高い、 ひじょうにすぐれた食品です。
調理法も手軽で、だれにでも好まれます から、成長期の子どもをはじめ、家族みんなのたんぱく源のひとつとし て適当といえるでしょう。

生食やいろいろな卵料理のほかに、ケーキや マヨネーズの材料としても使われます。
どんなときも新鮮な卵を使うの が原則です。




●からの表面がザラザラしているものほど新しい


買うときは、からの表面を見ます。
表面がザラザラしているものほど新 鮮と見てよいでしょう。

また、卵を光にすかしてみると、古くなったものほど透明感がなくなっ ています。 新鮮な卵は割ったときにあまり広がらず、固まったままで、卵黄がもり あがるようになっています。
なかには血がまじったものもありますが、 これは鮮度には関係ありません。

冷蔵庫で保存するときは、とがったほ うを下にするのがコツ。
空気が入った気室を上にして、中身を安定させ るためです。

卵の表面にはクチクラ層という膜のようなものがあり、こ れが外からの細菌の侵入を防いでいます。
ところが卵を水洗いすると、 このクチクラ層がとれてしまうのです。このため、卵は洗わずに保存す ることが大切です。




●良質のたんばく貿を多量に含む

卵はまず、たんぱく質が多く、1個につき約6gのたんぱく質を含んで います。

しかも、このたんぱく質が良質で、必須アミノ酸すべてを十分 含んでいます。アミノ酸のうちではメチオニンが多いのも特徴です。

な お、卵といえばコレステロールが心配されますが、l日1個程度ならま ったくだいじょうぶ。
卵のコレステロールはたしかに多いのですが、反 面、コレステロールをとり除くレシチンも豊富に含まれているからです。

●ほとんどの栄養素が含まれている完全食品


卵黄には、ビタミンA、B1、B2、鉄分、リン、レシチンなどが含まれ ています。

レシチンは脂肪を乳化させるはたらきをもち、血中のコレス テロールを正常化させます。
ビタミンAは皮膚を正常に保つ効果があり、 かぜの予防にもなるとされています。ビタミンB群はストレスに強いか らだをつくり、だるさ、無気力を防いでくれます。
鉄が貧血によいのは いうまでもありません。
また卵白には、発育に欠かせないビタミンB2が 含まれています。
なお、卵に多いアミノ酸の一種メチオニンには、肝臓 の解毒作用もあります。こうして見ると、卵にはほとんどの栄養素が含 まれ、日々の健康に欠かせない食品といえます。




●強壮に役だつ卵酒、疲労回復に効く酢卵


卵は栄養価の高さから特別視され、昔は滋養強壮のための薬あつかいを され、病人には卵をお見いに持っていったものです。

このため、民間療 法でもいろいろな使いかたをしています。
ハチミツを加えた卵酒は一種の強壮酒として、スタミナをつけ、精力増 強に役だつといわれています。また、酢に卵をからごと潰けこんだ酢卵 は、疲労回復や食欲不振によく効くといわれます。毎日小さじ3杯くら いをそのままか、水で薄めて飲むようにします。




●痔、やけど、心臓病に卵の油が卓効をもつ


昔から民間療法で用いられてきた貴重な薬に、卵油というものもありま す。

卵黄だけをフライパンで、弱火でじっくりいると黄身が黒くこげ、 やがて煙が出てきて油がにじんできます。この油をとって保存しておく のです。卵10個で、約50〜60ml程度しかとれませんからとても ぜいたくな油ですが、これを1日1回、耳かき1杯くらいずつ患部にぬ りこめば、やがて痔もやけどもきれいに治るということです。












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